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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

女性天皇論。王侯将相、いずくんぞ・・・

朝生で、最後に論議のテーマとなっていた。


個人的な関心はあまりないんだけど、テレビでも松原氏が指摘していたように、「天皇家の皇統を今までのように続けるなら、基本的には側室制度が存在しないといけない」というのは、たぶんもう物理的、数学的な事実として存在するのだろう。
これ、だれか数学のシミュレーションとして考えていて欲しい
そりゃそうだな。八木氏は側室制度があったときも直系男子はおらず、傍系が継いだことがあるという例を出したけど、それは直接的な反論ではないし。

それにあの「Y染色体論」っておもいっきり擬似科学、オカルトだと思うな。
昔の人は知らなかっただろうし(笑)


その手のオカルトチックな話として、ちょっと紹介しておきたい話が「百王論」。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2005/10/post_5d3f.html

http://www.infomadonna.ne.jp/~hirohumi/metubo02.htm

今百王ノ十六代ノコリタル程。
仏法王法ヲ守リハテンコトノ。先カギリナキ利生ノ本意。
仏神ノ冥応ニテ侍ルベケレバ。ソレヲ詮ニテ書キヲ侍ル也


『姫氏は百代で滅亡する。これは単なる予言ではあるが、予言を信じる人達にとっては、【史観】だ。此の「天皇家百代限定史観」で書かれた史書愚管抄だ。』


第二十六代継体天皇応神天皇の五世の孫であると日本書紀は伝える。しかし、直木孝次郎(敬称略)ら幾人もの有力な古代史学者の間では、継体天皇は元々天皇家とは何の血縁もない越前の豪族であり武力で大和を制圧して天皇位を簒奪し、これまでとは違う別王朝を作ったとする「王朝交代説」が根強い。
第百二十五代今上天皇継体天皇から数えると百代目にあたる。

名前: えの | 2005年10月26日 午後 01時44分

日本天皇の地位を、最も脅かしたのは、しょうぐんさまこと足利義満だ。

この元ネタは今谷明氏で、いまだに金閣寺出入り禁止であるという説も(笑)


http://www.asahi-net.or.jp/~eh6k-ymgs/book/nihonshi/imatani.htm
題名だけでも面白そうでしょう。
そういえば、この前書評集を出していて、これも読んでみるとなかなか有用だった。

室町の王権 − 足利義満の王権簒奪計画 −
中公新書
強大なカリスマ性をもって、絶対主義政策・中央集権化を支持する官僚・公家・寺社勢力を操り、武家の身で天皇制度の改廃に着手した室町将軍足利義満は、祭祀権・叙任権などの諸権力を我が物にして対外的に〈国土〉の地位を得たが、その死によって天皇権力纂奪計画は挫折する。天皇制度の分岐点ともいうべき応永の時代に君臨した義満と、これに対抗した有力守護グループのせめぎあいの中に、天皇家存続の謎を解く鍵を模索する。

天皇家権威の変化(親政・院政治天の君改元皇位継承・祭祀)
足利義満の王権簒奪計画
(最後の治天―後円融の焦慮・叙任権闘争・祭祀権闘争・改元皇位への干与)
国王誕生(日本国王への道・上皇の礼遇・百王説の流布・准母と親王元服
義満の急死とその後(義満の死と簒奪の挫折・皇権の部分的復活・戦国時代の天皇

「王権」という用語は80年代ニューアカブームで結構一般化したけど、天皇という固有名詞より、一般化、他国との総体的な把握をした上で考えるという面では非常にいい概念だ。

あと、「この人(王様)は何ゆえに偉いのか」という問いこそが、政治学法哲学を発展させていったんだと思う。私は両方とも、熊さん八っつあん的な、素朴で初歩的な関心や知識しかないのだが、学ぶとすこぶる面白いのも事実だ。