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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

今月は日露講和100周年の月。

ポーツマス講和条約が調印されたのが9/5。
途中、戦艦三笠が戦場ではなく港での火薬爆発事故(?)で自沈したのが9/11.
双方の陸軍が休戦地域協定を結んだのが9/13.
ついで海軍が同様にしたのが9/18。
講和条約批准が10/14。


以上、日露戦争関連カレンダーでした。こういう日付に合わせて何かを書きたいのだが、大抵はそう上手くいかないものだ。

前にも書いたとおり、その日露戦争を別の意味で締めくくったのが日比谷暴動。
リアリズムを失った初の「大衆」による暴走でもあり、
「我は愛国者なり、ゆえに(「されど」ではない)政府に抗す」という、従順ならざる「市民」???の登場でもある。

この場を、あらためて散策したいというのもまだ実現していない。



ところで、この項を書くため、「坂の上の雲」最終巻を引っ張り出してみたが(上の日付は同書より)・・・おやおや、ここには日比谷事件の記述が無かったんだね。
司馬遼太郎が、やや苦味のきいた記述をこの事件に関して行ったのは「明治という国家」のほうだったか。


「明治」という国家〔上〕 (NHKブックス)

「明治」という国家〔上〕 (NHKブックス)

今、週刊ポストで、新聞と戦争の関係だったかがテーマの歴史ノンフィクションが連載されている。作者の・・・なんつったかな、ある人は旧作の「伝書鳩−もうひとつのIT」という新書が、そこそこの面白さしか無かったけれど、今回のはなかなか読ませる。

この中で、日比谷事件をもう少し学術的に検証した「群集の居場所」という本が紹介されていた。これは自分のメモ代わり。あとで探そう。