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家康など、歴史小説等の「出典・元ネタ」話〜山岡荘八、司馬遼太郎、田中芳樹、そして徳富蘇峰 - Togetterまとめ
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いろいろさらに補足したいのだが、時間ないので紹介のみにて。
途中に出てくる史料や書籍
司馬遼太郎 『覇王の家』 とその依拠史料
http://t.co/jRP3cwo9S9
「本稿では、今日の司馬評価を決定したと思われる『坂の上の雲』,後半部と同時期に書かれた『覇王の家』における依拠資料の分析と、その本文批判の水準を問題にしてみたい。さらに主人公・家康に対する司馬評価の…
司馬文学を解剖する
- 作者: 磯田道史
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/11/13
- メディア: 新書
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●今や絶滅寸前の日本の史伝文学
●司馬作品「関ヶ原」をテキストに読み解く
●歴史小説家・司馬遼太郎の本領発揮
●史実と創作のはざまで
●徳富蘇峰「近世日本国民史」の影響
●平成の史伝文学の可能性
http://blog.goo.ne.jp/jchz/e/a5f52c14715b2d23f1633e175ea1522f
- 作者: 高島俊男
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燕王軍が南京に攻め入ったとき、健文帝は僧侶に変装して地下道から逃亡し、忠臣たちとともに39年の間、各地を放浪したという伝説がある。これを「健文出亡伝説」と言い、幸田露伴の小説『運命』は、これを題材にしたものである。(略)この作品は「一般に、露伴の生涯第一の傑作とされてきた」そうだ。しかし、その文章は、タネ本『明史紀事本末』を、ほとんどそのまま引き写しているだけである、と著者は指摘する。独自に付け加えた文辞もあるが、これがまた「漢文張扇」式で、けたたましいばかりで内実がない。史料の理解も粗雑だし、そもそも、あり得ない与太話を、露伴は頭から信じて『運命』を書いている、と著者の批判は留まるところを知らない。
その「運命」は青空文庫で読める
http://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/1452_16991.html