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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

夢枕獏が、自分の格闘小説文体を自己分析(毎日新聞コラム)

連載中の「夢枕獏の格闘塾」8/17にて。
今手元の記事を本格的に紹介しようと思いきや、見つかりませんすいません。
要は夢枕獏が、餓狼伝や獅子の門で、格闘技の闘いのシーンや選手の意識を文章で描写しようとして、いろんな工夫を
考えた、
考えた、
考えた、
考えた、
考えた、
考えた、
さらに考えた

考 た、

かん    た・・・・・・・・・・・
などの描写を工夫したというお話。彼はまた、架空の古武術の名称をいろいろ考えたのが自慢で「浮船」とか「仰月」とか「虎王」等の名前を「いいでしょ?」と自慢していた。


まあ、そんなこと言ったら俺だって、前に書いたが「伏龍」「土蜘蛛」「青山」「獅子吼」などの技の名称を考案し、それどころか実戦で使っている(失敗含む)のだからこちらが上ではないかという気もするが。


いやまた話がそれた。
そうじゃなくていいたかったのは、夢枕獏的にわざと文を滅茶苦茶(いい意味で)にして、スピード感や極限状況を描くというのは、石原慎太郎が先駆ではないかと。
自分は石原の本は、なんか無駄に威勢のいい講談的自伝(「国家なる幻影」)ぐらいしか読んでいないが、佐野眞一の評伝「てっぺん野郎」で、氏のボクシング小説が一部が紹介されていたのだ。
それがまた、夢枕獏のこういう文体の先駆者であった、というお話。
本来ならそれを引用したいところだが、しょっぱくてすいませんこれも手元に無い。

やはり手元に資料をおいて文章というものは書かないと、尻切れトンボがブログをぶんぶん飛び回ってしまう。