※(2)へのリンクは一番下に
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050519
コメント欄での自分の書き込み転載
おおお、このホテルの伝説は、我々格闘ヲタにはあまりにも有名で。
夢枕さんの「群狼の旗」でも、この光景が獏節でつづられていますね。しかし、市原選手と獏さんの関係があのように残念な結果になってしまった今、入手困難でしょうが・・・岩上さんは宝島の「デンバーで一度死んだ君へ」という文章や、グルジア取材で「俺はカラテをやる」といったらいきなり司令官に会えたという話などをまとめた格闘技の本を出してほしいのですけど。
…と、
町山智浩ブログについ心が騒いで書き込んでしまったが、よく考えれば判らない人には「何が何のことなんだ?」となるだろう。
要は、こういうことがあったんです
私は、格闘技については、まったく理解できないにも
かかわらず、好き勝手な発言により、格闘家の皆様の精神を
害したことにつきまして、ここにお詫びいたします。
とくに、数年前、もと大道塾・市原海樹氏に対しましては、
その人物像を数回にわたり、無許可、無報酬で、出版物に
掲載し、多大なる御迷惑をおかけしたことにつきましても、
お詫び申しあげます。
作家 夢枕獏
これをPCから探していたら、当時の自分の掲示板への書き込みを保存していました。
迷いや戸惑いがリアルに出ているので再掲載しておきましょう。
グリフォン【タイトル】夢枕獏の何がいけなかったのか?02/09 02:41
【メッセージ】
最新の「格闘技通信」に作家・夢枕獏の名で
、(上記参照可能につき省略)
といった内容のお詫び広告が、1/2ページくらいの大きさで掲載されていた。そりゃここにこられる方の評価としても、獏氏が格闘技において「見る目あり!」『物凄い眼力だ!』とは云えないのかもしれませんがね、それでも「空手道ビジネスマンクラス練馬支部」(講談社文庫)や「群狼の旗」がそれ自体で価値を持っていると思うんだが。
そもそも夢枕氏と、大道塾や東孝館長は深い関わりがあり、そのアドバイスのもとに上記の本は書かれたんじゃないのだろうか。
グレイシー柔術とアルティメット大会を市原選手に見せたのも、第二回UFCの市原出場の手続きを手伝ったも獏氏。
大会でも応援団の一人として会場にいた人である。そのときは、強い信頼関係が二人の間にあったように思えたんだけど。具体的に、彼のどの文章の何が問題だったのだろう。
やはり、今の世に梶原一騎のような存在は不可能なのかもしれない。(といっても、こういう半歩だけ踏みこんで関わった観察者と、実行者の間の軋轢というのは時代を超えた普遍的なテーマでもあるのだが)
あと、自分のHPにも関連の資料を置いてありました(忘れてたよ)
http://www20.tok2.com/home/gryphon/JAPANESE/BOOK-DIARY/diary2001-5.htm
「市原海樹」をキーワード化
2020年補足
2020年3月に検索でこちらにいらっしゃった皆さん。
分かっています。吉田豪「書評の星座」を最新号のゴン格で読んで、この話をもっと詳しく知ろうと思ったんでしょ?
このツイートも、ついでにどうぞ。
『ゴング格闘技』、ヤバ過ぎるのが吉田豪「新☆書評の星座」。友達をなくしても書きそうな書評家魂は毎日書評賞レベル。市原海樹事件についての夢枕獏さんの回想を的確に引用。あの事件は市原さんが悪いと私は思う。獏さんに難があったとすれば、当人に承諾入れず個人的会話を活字にしたことくらいか。
— 松原隆一郎 (@ryuimatsu) March 26, 2020