上の拙文に、こういうレスポンスを頂いた。
# 秘密です 『じつは梵字もハングル文字と同じ仕組みなんですよ。
母音と子音の記号の組み合わせ。慣れれば塔婆に書いてあるあの
うにょうにょしたやつが読めるようになります。』
# Jonah 『タイ語も「変種ローマ字」らしいですね。ちなみに
日本語初心者の中国人に「なんで“め”はMEなのに、“ぬ”は
NUなんだ?」と聞かれたことがあります。』
このように、知見が広がるのがブログの醍醐味であって、そうじゃなきゃやってられるかいだ。ただ、この知見を元に、ちょっと敢えてさらにgoogleなどで調べることはせず、少し妄想と推理をたくましくしてみよう。
人間が文字を作るときに、最初は象形文字から入るのが自然だろう。
これはニューイヤー星を調査したバンボルグ博士も
「象形文字・・・・物を表わすのにものの形を書くという事はどの民族も考えるだろう。
しかし、(バビロニアの楔形文字のようなもの)は高度な抽象的思考がないと成立しない」
と語っている。
藤子・F・不二雄SF短編集
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このブログに出入りする読者の一部にはウケるネタであるが、普通のよいこは、こういうものをソースにしないように。ま、さらにこの路線を進めていくと(笑)藤子・F・不二雄先生が自身の歴史好きを、普段より多めに作品に反映させた後期の佳作
T・Pぼん (1) (中公文庫―コミック版 (Cふ1-5))
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でも、フィクションながら「人類がどう文字を作って行ったか?」をひとつの架空の村を題材に描いた回があったはずだ。
さて、そうやって文字を作り、さらに象形文字から「表音」文字にどこかの天才たちが移行させた(のだろう)。そして、そこからさらに別の天才が・・・「人間の言葉には、基本の部分(母音)があって、そこに何かが附属(子音)してバリエーションができるんやな?」と気づいた!!!
アルファベット系ではない日本人は気づかなかったのか、中国人は気づいたのか。
そのへんはまあ置く。
これは、私が少年時代の「ひらけ!ポンキッキ」(ますますソースが滅茶苦茶になるな・・・)で、ムックがやっていたんだけど、
「か」という言葉も「かーーーーーーーーーーーーーーーーー」と伸ばすと「かああああああああああ」と、最後は「あ」になる。
「し」も伸ばすと最後に「しいいいいいいい」と「い」になる。つまり仲間だ。
あの日本の「50音表」というのはだれが作ったかは知らないけど、この種の相関関係は把握していたのだろう。
しかしそれを、例えばkとaを組み合わせればkaとなり、sとaを組み合わせればsaになるという、そういうやり方の表記と比較考量してこの現行のいろは文字の書き方を採用したのか。漢字崩しという由来を考えると違うだろうな。
で、上でご紹介いただいた他の地域のアルファベット系(子音+母音)はフェニキア人かなんかの力で、元祖アルファベットを元に広まっていったものなのか、それとも同時発生的に地球の各地で生まれたものなのか。
吉田戦車「伝染るんです。」に
「新しい文字を考案しました」と意味不明の記号を見せる人に
「・・・・なんて発音するの?」と尋ねたら、
その人のフキダシに、まったく同じ記号が書いてあるだけだった、
というナンセンスの極北のような作品があったが、人間が文字を
考え付くと言うのはやっぱり大変なことなんだろうね。
名ゲーム「シビライゼーション」でも実感する。
たぶん、上の考察にはすごく穴があるんだろうけれども、持ち合わせの知識でこのようにあれこれ考察だか推理だか妄想だかすると、また事実を調べて知る作業がさらに楽しくなるようなきがするんだよね。・・・と正当化しておく。
「学而不思則罔思而不学則殆」−ー学びて思わざれば、則ち罔(くら)し。思いて学ばざればすなわち殆(あやう)し
ところで今、「アルファベット・ファイティング・チャンピオンシップ」
というネタを考え付いたので一応書いておく。全く意味はない。