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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ヒース・ヒーリングの入場曲が一気に判明!カントリー音楽集

昨日、まず第一報を速報した、海外ファン作成の「入場曲一覧」だが、じっくり見てくと非常に良く出来ている。しかし、謎の音楽はやっぱりあっちでも謎であるなあ、結局は共通しているもんだ、と登っている山の高さを再確認した部分も多い。
しかし、例外もある。それがヒース・ヒーリング情報の充実だ。

Heath_Herring - (PRIDE 14) el paso
Heath_Herring - (PRIDE 15) the good, the bad, the ugly
Heath_Herring Pride 13-Garth Brooks - Rodeo
Heath_Herring_Pride23_Steve Earl - Copperhead Road
Heath_Herring-PRIDE-GP-2004-Opener-Josh Turner - Long Black Train
Heath_Herring_Pride-28_Pat_Green - Count Your Blessings

よく考えたら、ヒーリングの入場曲はテキサス出身を意識したカントリー音楽。日本だと「聞きなれない音楽だなあ」と思うだけだが、あっちでは需要もあるし、深いファンも多いだろう。例えていえば、北島サブちゃんや村田英雄で入場する選手がいれば、アメリカ人の大半はわからないだろうが、日本だったら少なくとも、傾向と誰に聴けばいいのかは分かるものね。それと同じだろうな。

格闘技ファンが好む音楽ジャンル、というのに何かの傾向があるとは断言できないが、周りの傾向を見ると深いハードロックファンが多いね。新日本プロレスやリングスはちょっとしたBGMにはヘビメタをたくさん使っていたそうだ。

私は、集めようとかアーチストを追っかけようという気にはならないけど、ヒース・ヒーリング的なカントリー音楽が、実はいちばん耳にはなじむ。
「500マイル」「帰らざる川」「This land is your land」「レッド・リバー・バリー」などなど・・・けっこう学校で教わったものもあるね。

そして「ライフルと愛馬」。
これはうそかまことかしらないが「赤狩り」批判も込めたといわれる「真昼の決闘」−−例のリアルタイム時間進行映画としても有名な作品で、悪漢一味の襲撃の情報を聞きつけた保安官が、街のみんなを回って必死で助力を乞う(結局だめで、保安官は孤独な闘いを強いられるのだが。小泉純一郎首相が、アフガン戦争の時ブッシュをこの保安官になぞらえていたっけ)。
これに不満だったのが、古きよき西部劇の価値観を体現するジョン・ウェイン
西部の男とは、どんな時にも動じないタフガイでなければならない」と、俺的保安官を描いた「リオ・ブラボー」を製作した。これは「真昼の決闘」とは逆に、加勢の申し出を断って、少数の仲間とともに、悪党一味と戦うのだが、あるとき酒場をぐるりと包囲される。
その中で、余裕たっぷりに歌い上げるのが、この「ライフルと愛馬」だった・・・ような気がする。



【補足】書いてから調べる俺。それによると、真昼の決闘に反発したのは、ハワード・ホークスのほうだったようで。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~gogh0808/VivaWestern/422882080078125.html
お名前: ノスタル爺   
 ハワード・ホークスは弱い男が嫌いなんですね。
『真昼の決闘』のゲーリー・クーパーをめめしいヒーローと嫌悪して、
設定は同じ(殺し屋の一団に単身立ち向かう保安官)でも、正反対の性格を持つ
リオ・ブラボー』をあえて作ったのですよ。
 インタビューで、ホークスはこう言ってます。
「『真昼の決闘』があまりに不愉快な作品だったので、私は、これと正反対のことを
やってみようと考えたんだ。真にプロフェッショナルな視点で描いてみよう、と。
だから、保安官のジョン・ウェインが殺し屋の一団を敵にまわしたとき、助力を
申し出た友人に、逆に、『素人の手は借りんよ』といって、ことわるのだ」

 “強い男”とともに、ホークス西部劇の特色は、“男の友情”が重要なテーマになって
いますね。
 アル中のディーン・マーチンが、紙巻きタバコをうまく巻けないでイライラしていると、
J・ウェインが黙ってタバコを差し出してやるシーンがありますが、このシーン、最初は
シナリオになかったんですよ。
 ホークス自身の証言によると、
「ある日、マーチンがこういったのだ。『もしオレの指のふるえがとまらないとしたら、
どうやってタバコを巻いたらいいんだろうか?』すると、すかさず、ウェインが『オレが
巻いてやるさ』と答えた。そして、突然、このシーンができたのだ」
[1999年9月16日 22時52分15秒]

関係ないが、ハンドルネームに思わず微笑。