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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

そしてナンシー関を想ふ

上の自分の疑問を、自分で調べてみた。
草野仁氏の、もうひとつのキャラクターをいち早く読み取っていたのが故ナンシー関だ。
たしか「日本映画アカデミー大賞」を評した一文で、「タキシードを着た草野だが、まったく無駄にいいガタイをしている」と、当時の表のキャラクターときわめてアンバランスな情報をナンシーはTV画面から読み取っていた。


そういえば、ほりのぶゆきも「怪獣人生」の中で「超人スーパーヒトシくん」を登場させ、小ざかしい回答をした某回答者を「てめえはボケてりゃいいんだよ」と制裁する、という漫画を描いていたな。

そして没2年後、昨年9月、浅草キッドが未踏の荒野に踏み込む。
http://www.asakusakid.com/diary/0409-ge.html

サロンバスに乗り、
道中、業界に流布する、マッチョ草野仁伝説を、
俺たち、自ら、「ミステリーハンター」となって検証。
力士伝説、レスラー伝説、スプリンター伝説など。
どれも特上のオモロ話。
しかも、草野さんも、饒舌、話しに尽きることなく、
聞けば聞くほど、興味が募る……。
テレビには、収まりきらないのは、十分承知ではあるが、
インタビュアー冥利に尽きる時間。

ある意味『遺志を継いだ』ともいえるのではないか。
http://www.asakusakid.com/past-column/hensyu-kaigi.html

・・・彼女とは『アサヒ芸能』で、一緒に連載をやっていたし、同い年だったし、メール交換をしたり、しかも俺と同じくビートたけしに人生を変えられた人間だから、なんか戦友意識みたいなものがあったんですよ。ナンシーが亡くなった後に、玉袋がとてもいいコラムを書いたんです。「俺たちが生ぬるい番組に出ようとしなかったのは、正直言えば、ナンシーの目が怖かったからだ」って。同感だったな〜。

彼女が今回の番組をみたらどんなコラムを書いたのか、どんな消しゴムを彫ったのか、興味は尽きない。
私は銀河帝国の元帥たちが「ジークフリートキルヒアイスが生きていたら・・・」と想うがごとく、月に5回は「ナンシー関が生きてこの番組を見ていてくれたら・・・」と考えるのだが、それは書いても不毛なので、できる限り控えるようにしていた。
しかし、やっぱり今回は書かざるを得なかった。