ルネサンス時代、陰謀と戦争に明け暮れつつイタリア統一を目指し、マキャヴェッリの「君主論」執筆に大きな参考となったこの男。
もちろん、一般的にはマイナーではありますが塩野七生氏の
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1982/09/28
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 191回
- この商品を含むブログ (123件) を見る
で、歴史好きにはそれなりに知られていますね。
塩野氏って、実は今だいぶ増えているような「歴史上の人物をアイドルのように崇拝、愛好する」女の子の先駆けで、指導教授に対し「古代ローマ史の人はだれがセクシーか?」という視点から話して苦笑させたとか。
http://iwao.pekori.to/shiono/renaissance/shin2.html
「ユリウス・カエサル」同様に、塩野さんが愛し、惚れ込み、頭の中でずっと同棲していた男の物語です。頭の中で同棲していた男を書きあげた作品の第一作と言ってもいいと思います。
しかし、その潮流などから表れた「女性歴史ファン」というのは、実は何だかんだ言いながらきちんと知識もしっかりした史観も蓄え、驚くほどマイナーな人物や事件を取り上げて作品にしたりしている。
(ブックオフの100円の棚で「えっ?あんな一般受けしない題材が小説or漫画に?」と手に取ると、大抵女流作家)
今回も週刊モーニング「チェーザレ」は、少女漫画系の人が書いている。
チェーザレ・ボルジアは確か川原泉が「バビロンまで何マイル?」という作品を描いて未完に終わっていたはずだ。検索するとこれ
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1997/12/01
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 253回
- この商品を含むブログ (69件) を見る