この前「鋼の錬金術師」評を書いたとき、一昔前の正統派少年キャラクターの典型として一言だけ書いたら、そのキーワードからのアクセスが結構あった。根強い人気だね。
今、描き下ろしを含む雑誌が出ていたのだが、この前ムムッと思ったのが、岩魚を本来生息していない場所に放流し、増やして釣りを楽しむことと、そのために岩をダイナマイトで崩して(ささやかなものだが)ダムを造ることを肯定していること。
流行の自然保護思想からは、眉をひそめる向きもあったのではないだろうか。
たぶん矢口高雄氏は、三平と同様に一昔前の東北の山奥育ちだから、知識としてではなく実感としては「自然は豊富にありすぎるほどあって、ちょっとやそっと人為的に何かをしてもびくともしない存在」なのではないかな。
このエピソードを巡って議論でも起きてないかと検索したが、ちょと見つからず。
さて、この作品は最近、CSで放送が始まったのだが、今日のテーマ「旅」にひっかけていうと、この主題歌がボクは大好きでしてね。
http://www.kanshin.com/?mode=keyword&id=153692
人は誰でも 未知の世界にあこがれ 旅に出るのさ たった一人で ときには人生 哀しみにぶつかり ときには青春 霧の中さまよい 泣くことも あるけれど そうさ 心の星を みつめて 旅人は 歩いてゆくだけさ
リンク先にある、2番もいいでしょ?
「サルまん」でもネタにされた、「いつからTVアニメの主題歌は、主人公や必殺技の名前が無くなりフツーっぽいポピュラーになったのか」という問題の正解はよく判らないのだが、俺的にルーツを辿るとこれだな。
それほどヒットしたわけでも、歴史に残ったわけでもないので、音源を捜すのはむつかしかったのだが、ネットの普及のおかげで題名なども判明に、手に入れることができた。
あれはうれしかったな。
この曲、だれか実力派の人気歌手がカバーして、もう一度光を当ててほしい。