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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「夏目友人帳」という作品はやや内容がピンとこないが、主題歌がシリーズ通して非常にいい。(秋から新作だそうだ)

シーズンが始まる前に、一覧ができるので見解けば、興味ある作品もわかってくるというのにようやく慣れてきた。
https://akiba-souken.com/anime/autumn/

知ってる作品、これなら見たいよという作品も多々あるが、それはあとでにしよう。
その前に、ちょっと脇道の話。

この秋の新作に「夏目友人帳」の新シリーズがある。

夏目友人帳 伍
最速放送日 2016年10月4日(火)25:35〜(テレビ東京
夏目友人帳 伍
夏目友人帳 伍」の作品情報へ
緑川ゆきさんが月刊LaLaで連載中のマンガを原作としたアニメシリーズで、2008年7月に第1期が放送され、心温まる妖怪との交流ストーリー、神谷浩史さん演じる夏目や井上和彦さん演じるニャンコ先生といったキャラクターで人気を博した。第4期の放送から4年、待望のTV新シリーズとなる。

まずこの作品、
どこかのポスターの書店で知ったのだが、原作本がすごく売れている!
えーと調べると、2014年時点で、20巻で1100万部…つまり1巻ごとに、50万部が出ているってことだ。長期連載なのに、昨今の漫画界で、こりゃすごい。
http://matome.naver.jp/odai/2145877974021217001/2145878331423580003

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 21 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 21 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 1 【完全生産限定盤】 [DVD]

夏目友人帳 1 【完全生産限定盤】 [DVD]

だが、こっから先。
これは自分の好みの話です、好みの話。・・・・・予防線を張っておくけど
主人公・夏目の持っている友人帳は
妖怪ハンターだった祖母が勝った妖怪の一覧で、妖怪の名前を奪って支配する力がある」
「孫の夏目自身は、無欲で妖怪にも偏見がないので、訪ねてきた妖怪に名前を返してやっている」
「その際にかかわる妖怪の切実な望みや悩みに、おせっかいに解決に携わるようになる(霊界探偵?)」
「だがその友人帳の力を欲しがって、自分が支配者になりたがっている妖怪や人間たちがいる」
「夏目のバディである、めちゃくちゃ強い『ニャンコ先生』は、建前的には「その友人帳を譲ってもらう」ために側にいるのだが、一緒にいるうちに実質は夏目の友人、保護者的な関係になっており、損得抜きで夏目を助ける」(自分は、『ああ少女漫画バージョンの「うしおととら」か』と、最初はそう解釈したよ)

という・・・・・・実にざっくりかつ細部が曖昧な基本設定の説明で申し訳ない。
この設定自体は面白い、分かるんだが・・・・・・・俺の感覚では、俺の感覚ではですよ(瀬踏み)。なんかこの友人帳のパワーの「ルール説明」が曖昧な気がするんだよねえ。
ニャンコ先生のモチベーションも曖昧な気がする。
夏目本人も、ステロタイプな編集者だったら「この主人公には、なにか『目標』『動機』がないの?それじゃないと読者が共感しないよ!」というような気がする(サルまん脳)。

・・・・・・・・・ただ、おそらくは、最初の部分も最後の部分も含めて、「一話完結の『いい話』」「ゆったりとした感覚」という魅力に繋がっていて、その結果としてのベストセラー化や、アニメが5期というおどろくべき人気を保っているのでしょうね、と推測。
あと、夏目という主人公は物語で語られる「以前」(あるいは最初期)に、その霊能力で孤独や孤立を体感していたけど、それが徐々にあやかしとの交流をふくめて解消されていく、というところはなかなかにうまい描写かと思います。

どうも自分が好きというにはしっくりこない感じがあっても、それは個人の好みの範疇の話で、客観的には良作と呼んでいいのでしょうね、と。
こう、熱心にハマれなくて、好きなファンにはすいません(と、なんか申し訳ない気になってしまうのです)
以上、基本的には原作漫画の話。


そしてここから本題

アニメーションのOP,EDが、聞いてみるとすべてがいい歌だったと思います。

この前まで再放送をやってて、ちょっと目にする機会があった。
その時に聞いた歌が、なんか印象に残って…時々やる「本編は見ないけどyoutubeなどで主題歌を聞いてみる」をやってみたら、これが非常に、いい歌だったんですね。
OPは、都合のいいことにメドレー形式の動画があった

EDメドレーもあったのだが、著作権がホニャララで聴けない状態。ランダムに集めよう。オリジナルかどうか確認しない…というかインストもまざった。


これはある歌手さんが、すべてのOP、EDをカバーしたものらしい(そのうちの数曲は、この人自身がオリジナルの歌い手であるようだ)

「全体を通して主題歌が名曲」なシリーズはそんなにない。

そもそも、今はしょっちゅうこのOP、EDが変わる。そりゃあ、ここで取り上げられれば人気も出て、売れる可能性が高いのだから、その機会を分け合おうとなるのは当然だ。
しかし、そうやっていれば「ぜんぶ名曲」とはいかんし、それに名曲であるのと作品世界とぴったりはまるのとはまたちょっと違うわな。
意外にハードルは高い。
あと、結局アニメをあまり見ない当方が、ときたま思い付きで「youtubeでこの作品の主題歌聞いてみっか」と思い立たないと(そしてその時期にUPされていないと)耳にしないという、どうにも客観性を欠くバイアスがある(笑)


そういう中で、「シリーズを通して名曲がそろっている」と思うのは
ガンダムSEED
ヒカルの碁
このふたつは文句がない。


鋼の錬金術師」―最初のシリーズもリメイクも含めて(ただし1,2曲、やや落ちる感あり)
銀河英雄伝説」は…OPがあまりだな。
銀魂」はまさに玉石混交、これはという名曲もあれば、盛大にずっこけた曲もあった。あと多すぎて聴ききれなかった(笑)何曲あるんだ??



というわけで、秋から始まる「夏目友人帳」の新シリーズ、作品というよりOP、EDはどうなるんだろうね、が個人的な期待です。
もちろん、過去が名曲だから今回も名曲に違いない、という保証はないわけで、作り手もかなりのプレッシャーでしょうが・・・・・・・・・・・


なんかひとことふたことかくだけの余談の筈が、長くなってしまいました。