「とんねるずの木梨憲武さんの番組に出演した。彼とゆっくり話したのは、映画『竜馬の妻とその夫と愛人』の撮影現場以来・・・」
「僕が普段どうやって、シナリオを書いているかという話題になり、キャラクターと場面設定と大まかな流れだけを先に決めるという話をした。台詞は性格と設定がはっきりしていれば。登場人物が勝手に喋ってくれると説明」
「で、それを実際にやってみることになり・・・テーマは『気まずい状況』。天海祐希さんと僕が夫婦で、二人で・・・・芝居を見に行く。するとたまたま、隣の席に天海さんの前の旦那さん（木梨さん）がいたという設定にした。しかも僕らがわりと裕福な暮らしをしているのに対し、前夫はかなり生活に困窮している」
「即興で台詞を言い合い、ノンストップで30分ほどカメラを回した。そして木梨さんは見事に期待にこたえてくれた」
プロレスファンが、「道場でのシュートではだれが一番強いんだ？」「リング内の、表の結果以外に、水面下のつばぜり合いでどっちが上だったんだ？」が気になるように、俳優・芸人の「芸の競い合い」でどっちが上か、だれが実力者なのかというのもちょっと興味を引きます。
その中で「即興芸・即興芝居」というのはやっぱり「華ある修羅場」。ここをみごとにくぐり抜けて来た人はPRIDEから勝って帰ったプロレスラーのようにリスペクトされます。ブックがある笑点ではちょっと。
かつては落語の三題噺。ここから名作「芝浜」を生んだレジェンドもいますな。
漫画「ガラスの仮面」でも、あちこちで主人公が勝手に即興芝居を仕掛けられてる（笑）。
そして関西で、何度も三題噺の会を開いている鶴瓶は、まさに三谷幸喜ｖｓ木梨憲武のようなことを毎回やっている番組「スジナシ」というのをどこか地方局で放送しているそうなのだ。（どっかの記事で読んだだけで、実際には番組は未見です）
ところでこの番組自体がわかりません。
なんという番組で、いつ放送されるのでしょう？
【余談】おい、某社日本語辞書さんよ、落語家などに対する単語登録が全然だめとちゃうか？「さんゆうてい」「ここんてい」とか登録してねえだろ。「笑点」も登録してねえし。
