INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

PRIDE映像職人・佐藤大輔さん、作り直しでタイヘンやろね。

たぶん、いろんな映像がお蔵入りになってるんだろう。
PRIDEの魅力のひとつ、おそらく他団体に差をつけて人気を獲得した理由のひとつにも確実になっているのが、試合前に流れる両選手の紹介映像であろう。
この映像の作者が、フジテレビのプロデューサー佐藤大輔氏だ。
同姓同名の作家がいらっしゃるらしいが別人。で、今プロデューサーの佐藤氏のほうをキーワード登録しました。

小生は、まだ余り彼の名前が表に出ない状態で、手探りでこの煽り映像製作者の情報を探し

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040831#p1
■ [格闘技][PRIDE]煽り映像職人よ、表舞台に出て来い。

と呼びかけたりしていましたが、それを読んだ吉田豪が応えてくれて(←ウソ)、「ゴング格闘技」2005年2月号(154号)でインタビューしてくれた。



さて、この佐藤大輔さんは、ときに斬新、ときにコミカルな映像演出とは別に、歯に衣を着せぬ辛らつなK-1批判で注目を浴びてもいる。
最初はこの人の個性というより「フジテレビが・・・」という言い方をされていたし、普通上層部の暗黙の了解なくして言わないだろ、と受け止められたこともあり「フジとK-1の間に大きな溝が出来ているのでは・・・」との憶測が広がった。

俺は、海外にもそう報告したような気がします(笑)し、その発言録はいま作った「佐藤大輔」キーワードにもちゃんと収録しました(爆笑)。



とろこがところが、今回のゴングインタビューをみると・・・

「120%出るわけのない『ボクシングヘビー級チャンピオン』よりこの(PRIDEの)トーナメントの方がよっぽど『ロマン』があります」
   ↑
「ホント若気のいたりですね・・・人生が煽り体質なんで、すべてを格闘技的なアングルでやろうとしすぎたというか。それによってファンと関係者とファイターは嫌な思いをしますからね。各方面からお叱りを受け、反省しているところです。k-1が嫌いかといったら、嫌いじゃないですから、全然。」


「TBSとは視聴率競争になりますが、番組の視聴の質と満足度ではDSEと我々が圧勝です。Dynamite!!とは番組としてのジャンルが違う」
「最近、とあるリングでは『格闘技』という言葉が空しく響く茶番劇が数多く」

   ↑
「・・・ごめんなさい。僕が去年両方見て、こっちのほうが面白いなと思っただけなんですけど。」
「(ジャンルは)同じですよね」
「曙vsホイスも楽しみだし、すっごくいいカードだと思いますよね」
「(ボビーvsベルはやられたと思う、との吉田豪の言葉に)同感です!!」

・・・どうしたっていうんだよジョー、たたかう牙も爪も失っちまったっていうのかい(丹下段平調)
今回の注目ポイントは、戦闘竜のときに再び「どこかの横綱」の話が出てくるかですな(笑)。


今までの氏(と構成作家・村上卓史氏)の映像で好きなのは
「氷の拳が、世界を制す」
「灼熱の柔術地獄が、世界を覆う」と二人を対比させた最初のノゲ・ヒョー対決。

あとエリクソンvsカタルフォの「2001年、捕鯨解禁」
アローナvsニンジャ「仁義なき戦い 血染めの南米編」
豪も絶賛した、田村潔司vs吉田秀彦UWFを背負ってるんですよねぇ・・・どうなんスかねぇ?」とかだ。


しかし、それとは別に、”人生煽り体質”の佐藤氏がこれだけ表舞台に出たら、当然批判、不満にも対象となる「顔」が出来るわけで、例えば尾崎社長が抗議して、PPV再放送や地上波でカットされたという貴重な「アレクサンダー大塚vs菊田早苗」煽り映像とかも当然彼の責任、つーか個性の反映なのでしょう。


それでもなお、ゴーフォーブロック、ばんばん物議をかもし出してほしいのですよ。
今度は榊原社長の映像に「どこかの脱税被告人とは違う」とナレーションを加えるとか(笑)。

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あと、面白いのは
「初期PRIDEの恐竜模型とか引田天功など、ワケ判らない演出や大道具が好きだった。
今は洗練されすぎている気がする」から発展して

「最近思うのは、無理やり変なもの投入されないかなって、むしろ。」
−−(吉田豪)スポンサーの兼ね合いで使わなきゃいけないような、しがらみをうまくプラスに使って。

スポンサーの絡みだったか、アレは(笑)。
俺も恐竜やイリュージョンは構わないのだが・・・、藤谷美和子はかんべんしてください。


【追加補遺、マルチポスト

佐藤大輔氏とタッグを組む構成作家・村上卓史氏は日記サイトも持っていた。

http://www4.diary.ne.jp/user/431081/
2004/12/29 (水) 一日中、男祭りに尽くしてましたっ!

朝からプライド男祭りナレーション書き。いつもは会場に出す紹介ナレーションと番組用とサブ出しVTRは別日なので余裕があるのですが今回は同日放送なので一度に大量の原稿が必要。・・・今回、一番素敵な紹介Vは奇才Sディレクター作品のヒョードルvsノゲイラとミルコvsランデルマン。前者は泣けます、後者は笑えます。本番をお楽しみに!・・・・夜中、Tさんの名声と音楽がのってVTRができていく様をみて、いい作品になったなぁ、とシミジミ。・・・

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ちなみに村上氏は、さんまのからくりTVにも協力し、両方と有効を保つフェザーンっぷり。もすっ。