http://munaguruma.blogs.com/jp/2004/11/_new_york_times.html
経由で。
November 12, 2004
Vote Fraud Theories, Spread by Blogs, Are Quickly Buried
By TOM ZELLER Jr.
The e-mail messages and Web postings had all the twitchy cloak-and-dagger thrust of a Hollywood blockbuster. "Evidence mounts that the vote may have been hacked," trumpeted a headline on the Web site CommonDreams.org. "Fraud took place in the 2004 election through electronic voting machines," declared BlackBoxVoting.org.In the space of seven days, an online market of dark ideas surrounding last week's presidential election took root and multiplied.
But while the widely read universe of Web logs was often blamed for the swift propagation of faulty analyses・・・・・・・・・・・
せっかくラザーゲートで「ブログ、大メディアに勝つ」となったのに、また失点だね。
今回は「ブログが間違いを広めた」という点に、NYタイムズの力点もあるっぽい(笑)
”Kathy Dopp, an Internet enthusiast living near Salt Lake City”
「Internet enthusiast」ねえ。
ただし日本では
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20041112#p4
という記事が全国紙にのったりもしたんで、なかなか様相は複雑だ。
あと、リンク先では、わがブログが統計の諸説のフォローを
していたとお褒めくださったが、今回の問題についてはたとえば
http://plaza.rakuten.co.jp/obiekt/diary/
にその功を帰することになるでしょう。
一般論として、この種の世論調査や統計って、ある仮説が
提示されたあとの異論・疑問・討論こそが面白い。
結果の数字の解釈は、ひとつの推理ゲーム、ロジックミステリーだからね。
そしてバカのひとつ覚えで紹介するが、

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
- 作者: 谷岡一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/06/01
- メディア: 新書
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を右も左も、東も西も読むべし。
文春新書のリリース第一弾であったこの本は、この前書店で奥付を見たら物凄い数の版を重ねていた。
もはや、古典である。
http://d.hatena.ne.jp/asin/4166601105
こんな本も出ていたようだ。後で買おう

- 作者: ジョエルベスト,Joel Best,林大
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2002/11/01
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 52回
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上記むなぐるまブログ
たとえば、ブッシュ氏に投票した州はIQが低い、という表が、日本でもあちこちのブログで紹介されていたが・・・・この表について報道したEconomist紙は「オリジナルデータを独自に検証できない」として記事を撤回し、またこの表を最初に出したサイトの管理人も、「手元に資料がない」と、ソースを提示できないでいる。一方、別のサイトでは、・・・・もう少し均衡した数字が出た。この表でも、大雑把にはBlue StatesのほうがRed StatesよりもIQが高いように見えるが、有意な差かどうかは・・・・こんな表も見て欲しい。慈善団体への寄付額と一戸当たりの収入を比較した州別ランキングでは、あきらかにブッシュ氏支持の州の方が高得点を上げている。(via: andrewsullivan.com)
「何を比較の対象とするか」も、ひとつの論理ゲーム。
毎日新聞の翻訳コラム(エレン・何とかさん)で呼んだ記憶があるが「からし(マスタード)が好きな人はブッシュ支持が多い」という調査結果まであるとか(笑)。
「からし好きもケチャップ好きも、団結しようではないか」てな感じで、彼女は締めくくっていた。」