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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

橋田記者は、不肖・宮嶋の”上官”だった・・・

最新の週刊文春にグラビアとして、不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹カメラマンと、イラクで殺された橋田記者が日の丸をバックに並んで撮った写真が掲載されている。お互いに、「(貴方の身に)何かあったら使わせてもらうから」と軽口を叩いていたという。


もとよりベトナムを体験し、結果的に遺著となった本の冒頭に「ヒマだなー。戦争でも起こらないかなー。」と書き記す男が、反戦好戦、平和戦争、人道非人道を単純に割り切っていたはずがあるまい。

しかしなお、不肖・宮嶋という過激に悪乗りしたキャラクター(宮嶋氏の本はカンボジアPKOを描いた「ああ、堂々の自衛隊」を含め、非常に面白くかつ示唆に富む。宮嶋氏と、また”構成者としての”勝田誠彦氏は、もっと評価されていいはずだ)にひょいと乗っかり、「これからはお前の『上官』を名乗るから」と言う、その飄逸さは、彼の報道や写真以上に惜しまれるものだった。


例の、目の手術をする少年についての二人の会話。(立ち読みだ、正確ではない)

「偽善という気が、自分でもするんだけどね」


「いいんじゃないですか、俺たちは余りにも、汚いものを見過ぎてきたんですから・・・」