没20年で再評価〜高坂正堯の箴言と、ファンの回想 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/999655
このブログでもちょこちょこ「高坂正堯の、外交や政治にまつわる箴言集があるといいなあ」と書いてきたのだが、140時の制限があるなかで引用されるtwitterでの高坂正堯の言葉は、そのまま箴言集と成りえるものだった。
「イギリスの外交能力はとことんまでの妥協を追求する姿勢と、それが失敗した場合、逆境に耐えて、最後まで、かつ一国になっても戦い抜く芯の強さの組み合わせにある」 ―高坂正堯 pic.twitter.com/MrdEQ6zTxs
— 渡部篤 (@watanabeatushi) 2015年3月9日
昔から、人間は様々な時期に、様々な形で教義を狂信し、それによって自己を傷つけて来た。しかも、狂信の逆の側には、混沌に圧倒されてしまった結果である懐疑主義が待っている。果たして我々は愚かな狂信と暗い懐疑主義の中間に踏み止まる事が出来るであろうか。
— shimoura atsushi (@5901As) 2014年8月1日
( 高坂正堯/国際政治学者 )
【現実主義者は、力を過小評価する人々やそれの否定を夢見る人に対しては、力の闘争は人間が存在するかぎりつづくことを指摘する。そして正しく使われた力の生み出す効果に魅せられる人々に対しては、力の"本性的"(傍点)の恐ろしさを注意する。…
— 北大路さくら (@MValdegamas) 2015年6月4日
言葉をかえて言えば、現実主義とは力の必要性とともにその恐ろしさを認識する立場なのである。この二つの極の間の釣合いをとることこそ、現実主義のもっともむつかしい課題かもしれない】(高坂正堯『海洋国家日本の構想』あとがき)
— 北大路さくら (@MValdegamas) 2015年6月4日
数年前のものまでさかのぼって、作ることができました。没20年ということで、いろんな記事や本が出ているからね。
この前紹介したけど
- 作者: 五百旗頭真,中西寛
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- 作者: 高坂正堯
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書評とか記事とか
高坂正堯氏、没後20年のいま光 憂慮した通り http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160713000076
今週の本棚:岩間陽子・評 『高坂正堯と戦後日本』=五百旗頭真、中西寛・編 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160626/ddm/015/070/027000c