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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

谷川氏は「だれとの試合でも躊躇なく受ける」ような選手は逆に評価しない?(kamipro)

kamipro買うた。

kamipro No.149 (エンターブレインムック)

kamipro No.149 (エンターブレインムック)

ふろむ谷川インタビューで、同氏は
「そもそもファブリシオヒョードルを戦わせちゃダメだよ」
アメリカのプロモーターには誰かを上げて、誰かを下げてドラマを作るような意図が感じられない」
ヒョードルに”勝ってもいい”選手を日本だったら育てるのに」と批判。
プロモーターの方は、選手のギャラが高かったりちょっと生意気だと「どっかで負けさせよう」と考えるのだと話します。

谷川  そこで地味ツヨを当てても、意外とファイターは無頓着に受けたりするんだよね。


−−日本のMMAってプロレスの文化から流れてきているから、安易な言葉で言えば「おいしい、おいしくない」を気にするファイターは多いですよね。


谷川  日本が好きな外国人選手もそこを気にするもんね。ジョシュ・バーネットなんか典型的。基本的に外国人ファイターってまず稼ぐことを念頭に置くから、どんなオファーでも受けちゃうんだよ。「お金より価値のあるものがある」って考えるのが日本人のファイターだけど、外国人のファイターってのは「その場のお金が対決」っていう考え方をするから。

ジョシュが日本で戦った試合を見ると地味強の最たるエメリヤーエンコ・アレキサンダー戦に始まって、いったん勝ったノゲイラに半年をまたず再戦とか、パウエル・ナツラ、ジェフ・モンソンといった相手が「おいしい」かどうかに疑念はある。


 ただそんなことより、谷川氏の語る文脈では「おいしいとかおいしくないをいろいろ考える」ことは、
「ドラマを考えている、お金より価値のあるものがある」
というプラス評価で、来たオファーをすぐ何でも受けるのは
「無頓着、その場のお金が大切」
というマイナス評価なんだ。

ものは考えよう、というかここまで価値観がきれいにひっくり返ることってなかなか無いから驚いたんですな。秋山成勲田村潔司菊田早苗も、「お金より大事なものがある」と考えるサムライだった??

ブロガーとかが選んだベストバウトとかMVPとか

なんか帰ってみたら、走り書きのメモがあったよ。昨年までのように紙に書いてもらえば、回収するだけで済んだのだがな。

MVP

佐藤洋一郎
小沢健二
「ロシアとサンボ」(書籍)
日本相撲協会
ジャン斉藤
ジョシュ・バーネット
hAcsレーレ(とメモには書いてあった。何を意味するかは不明、というかこのへんから記憶がない)

ベストバウト

リオン武vs日沖発
佐藤洋一郎vs佐藤拓也
青木真也vsメレンデス
ヒョードルvsファブリシオ
金原弘光vs福田力
田中ヒロユキvs赤木康洋
梅野vsポーウィー
ノゲイラvsヴェラスケス


メモは完全ではない。なぜなら途中で記憶が途切れているから。

ジョシュ・バーネットのちょといい話

上エントリからのつながり。今年はマイティ・モーとのDREAMやインパクトFCの試合で本格的に再始動したジョシュがMVPに挙げられていた。
で、この選定理由はそれゆえかというとさにあらず。

今回の集まりに参加し、ジョシュをMVPに選んだのは格闘技がテーマの漫画でコミケに毎年参加しているKit氏。
その理由は
「僕が送ったジョシュのイラストを、twitterのアイコンに使ってもらっているから」ということらしい。
あっ、どっかで見たことあると思ったらだ。
http://twitter.com/JoshLBarnett
ちなみに最近、ジョシュは格闘技関係のつぶやきがひところよりは多くなったが、それ以上にメタル関係のツイートが多い。

Kit氏のサークルは今年の夏も参加予定だそうだが、多少いままでと路線が変わるらしいっす。場所とか詳細は後でコメント欄にでも自己紹介があるでしょう。

森毅氏が逝去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0725/OSK201007250090.html

 数学者で社会問題にも独特な視点で論評し、「よろず評論家」として活躍した京都大名誉教授の森毅(もり・つよし)さんが24日、敗血症性ショックのため大阪府内の病院で死去した。82歳だった。2009年2月、自宅で料理中に重いやけどを負って入院していた。葬儀は行わない
(略)
 京大教員時代に深夜のテレビ番組に出演した。関西弁のユニークな語り口が注目され、多芸多才ぶりが評判となった。京大紛争中にバリケード内で数学の講義をするなど、「最後の名物教授」と親しまれた。剣客のような容姿からついた「一刀斎」というニックネームでも知られる。

 退官後も自称「老人フリーター」として幅広く活動した。講演や執筆のほか、テレビのコメンテーターとしても活躍。文学アンソロジーの編集や書評、時事問題など興味の幅は広かった。
(略)
 専門は解析学。「ものぐさ数学のすすめ」などの著書を出版し、数学を通して何を学ぶかなど、教科書にはない数学の楽しみ方を発信した。

実際に氏の講義を受けた人から聴いたことがあるのだが「XXXX(西洋の哲学者だったか?失念)は寝て話したんや」と言いながら、実際に壇上に寝っころがって講義したりしていたという。この人はほんの少し前に偶然、同級生と「モリキ(※京大の人はこう呼ぶらしい)は元気かね?まだ生きてるのかね?」と話題にしていたそうだ。


その人から以前聞いた話。あんまり面白すぎるので、まァ伝説だろうと思うのだが・・・

モリキ(※京大生はこう呼ぶらしいです)が出す試験は、問題が分からなくても、「カレーの作り方」とかを解答用紙に書くと一応単位をくれるんや。それがずっと長年の伝統だったんやけど、なぜか同じようにカレーの作り方を書いたのに、単位もらえへん学生がいたんや。
それもへんな話なんやけど、その学生は「納得でけへん」とモリキに文句言いにいったんや。
そしたら一刀齋先生な、ふだんと同じ口調で
 
「キミの答えには、ジャガイモが入っとらんかったからねぇ」

藤子・F・不二雄研究本「Fの森の歩き方」&ジャイアンバッジ

http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20100725

23日(金)、藤子・F・不二雄大全集別巻『Fの森の歩き方 ―藤子・F・不二雄まんがワールド探検公式ガイド―』が発売されました。

 楽しく充実したF作品ガイドになっていて、ページをめくるたびにFワールドを探検するようなワクワク感を味わえます。F作品の親切なガイドブックであるとともに、F作品研究の書でもあり、資料本としても重宝しそうな一冊です。藤子Fマンガのリストも付いています。
(略)
『Fの森の歩き方』は、藤子F作品の広大な世界を“Fの森”と表現し…「藤子・F・不二雄まんが連載史大年表」や「原画は語る」などF作品研究の成果発表も…各F作品を個別に紹介するコーナーや、複数のF作品を横断的に読むことで見つかる秘密を特集したコーナーがメイン…

ジャイアンバッジ

ほしいねっ!でも公式の商品ではないらしい。というかもちろん、こう英文を書いて、こういう色使いをしてあるだけでは何の著作権も侵害していないからね(笑)

http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20100721
ん?なんか語源論や翻訳論がおもしろいぞ??

「おまえのものは、おれのもの。おれのものも、おれのもの」というセリフが英語で「テイク・アンド・テイク」というふうに訳されることがある、という話を藤子ファン仲間から聞きました。なるほど、「テイク・アンド・テイク」とはうまい言い方だなあ。

ぶわははははは。

…フジテレビのテレビ番組「トリビアの泉」で…「ジャイアンの口癖「お前の物は俺の物 俺の物も俺の物」はイギリスのことわざ」というトリビアでした。
 シェイクスピアの『尺には尺を』…のセリフをジョナサン・スイフトが『上品な対話』(1738年)のなかで「お前の物は俺の物 俺の物は俺自身の物」とアレンジ…現在のイギリスでは基本的に「傲慢である」という意味で使われます。

…語源として考えられる別の事例を教えていただいたことがあります。それはヘブライ語の宗教書『ミシュナー』という本の「アボット篇」に書いてある言葉…

なんか話が大きくなった。

イベントの主催者は儲からず、会場の貸し手が確実に儲けるライブハウスの構造

http://courrier.jp/blog/?p=3122
から要約抜粋。

・米国ではライブビジネスがものすごく伸びている。アーティストがライブで食べていける時代。
・でも、日本では絶対にムリ。客を1000人集めたとしても、1回のライブでバンドには10万円くらいしか入らない。

・箱代が高く、さらにPA代や照明代もある。
・ライブハウスって、基本的に飲食代でペイできている。だからお客さんが入れば、基本的にドリンク代で損益分岐点は越えているというのに、それ以上のお金をとろうとする。そういうのが日本のライブハウス文化。
にはあるんです。
・レコード会社が中心になって赤字でもアーティストにライブをやらせる。それがライブの位置づけだった。最近もりあがってるフェスも出演料がものすごく安いんです。アーティストにとっては赤字だけど、「ステージに立たせてやるからいいだろ」っていう考え。
・米国の場合どんなバンドでも、演奏すればギャラがもらえる。でも日本は「ノルマ制」。出演バンドに「15万円」とかノルマ制を課す

・20〜30年前に比べて、都内のライブハウスの数は倍くらいに増えているんです。場所を提供する側が絶対につぶれないっていう構造

・、最近はそういう状況も少しずつ変わってきていて、「ライブのできるカフェ」で演奏するアーティストが増えています。カフェに演奏できるスペースが併設されているんです。そこでたとえば50人客を集めれば、お客さんのチャージ代で5〜6万円くらいはアーティスト側に入る。そうするとギター1本もって、弾き語りをしながら全国を回ったほうがよっぽど食べていける。

・「USTREAMで送金」となり、ライブをネットで見て感動したユーザーから送金を受け取れるなら、じつはライブハウスより利益率が高くなる。だって、送金された分は100%アーティストの収入になる、なんてことも可能

私は音楽ライブはよく分からず、ロフトプラスワントークライブを基準にするぐらいしかないのだが、会場の貸し手が儲かっているならそれはそれでけっこう。熟成していけば、上にあるようにカフェなどが舞台を置き、競争相手が増えるし、自由市場は「ノルマ制なし。飲食の売り上げだけでOKです」という抜け駆け低価格ハウスもかならず将来は用意していくだろうからね。
Ustで送金をもらえる、ってのがどれぐらいの割合で実現するかは分からん。
いわゆる中小格闘技興行の「会場コスト」もどこまで絞れるか。クラブDEEPはそういう点では偉い試みだよね。