http://courrier.jp/blog/?p=3122
から要約抜粋。
・米国ではライブビジネスがものすごく伸びている。アーティストがライブで食べていける時代。
・でも、日本では絶対にムリ。客を1000人集めたとしても、1回のライブでバンドには10万円くらいしか入らない。・箱代が高く、さらにPA代や照明代もある。
・ライブハウスって、基本的に飲食代でペイできている。だからお客さんが入れば、基本的にドリンク代で損益分岐点は越えているというのに、それ以上のお金をとろうとする。そういうのが日本のライブハウス文化。
にはあるんです。
・レコード会社が中心になって赤字でもアーティストにライブをやらせる。それがライブの位置づけだった。最近もりあがってるフェスも出演料がものすごく安いんです。アーティストにとっては赤字だけど、「ステージに立たせてやるからいいだろ」っていう考え。
・米国の場合どんなバンドでも、演奏すればギャラがもらえる。でも日本は「ノルマ制」。出演バンドに「15万円」とかノルマ制を課す・20〜30年前に比べて、都内のライブハウスの数は倍くらいに増えているんです。場所を提供する側が絶対につぶれないっていう構造
・、最近はそういう状況も少しずつ変わってきていて、「ライブのできるカフェ」で演奏するアーティストが増えています。カフェに演奏できるスペースが併設されているんです。そこでたとえば50人客を集めれば、お客さんのチャージ代で5〜6万円くらいはアーティスト側に入る。そうするとギター1本もって、弾き語りをしながら全国を回ったほうがよっぽど食べていける。
・「USTREAMで送金」となり、ライブをネットで見て感動したユーザーから送金を受け取れるなら、じつはライブハウスより利益率が高くなる。だって、送金された分は100%アーティストの収入になる、なんてことも可能
私は音楽ライブはよく分からず、ロフトプラスワンのトークライブを基準にするぐらいしかないのだが、会場の貸し手が儲かっているならそれはそれでけっこう。熟成していけば、上にあるようにカフェなどが舞台を置き、競争相手が増えるし、自由市場は「ノルマ制なし。飲食の売り上げだけでOKです」という抜け駆け低価格ハウスもかならず将来は用意していくだろうからね。
Ustで送金をもらえる、ってのがどれぐらいの割合で実現するかは分からん。
いわゆる中小格闘技興行の「会場コスト」もどこまで絞れるか。クラブDEEPはそういう点では偉い試みだよね。