INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「大連立は、安田会長に僕が直談判した」と谷川氏。じゃあ國保氏の立場は?

フロム格闘技通信
同誌谷川インタビュー要約

・きっかけはドンキの安田隆夫会長にお願いしたこと。10月末に要請し、戦極11陣(11月7日)前後に合意した。
・本当に会長の、トップダウンの大英断。
國保尊弘戦極広報とは話していない。
・Dynamite!はそもそもFEGではなくTBSの主催興行(FEGの共催は名目とのこと)
・2010年以降の合同予定は無い。
五味隆典にはオファーは無い

ふうむ、一部で推測されていた「國保はずし」を関係者が認めたと。ここで決め文句を。
「てめえらに、誠意はねぇのか」。
って知らんよな普通は。

しかし陛下が終戦のご聖断を下されたとしても、まだ本土決戦(この場合は石井慧vs吉田秀彦を消滅させること)を叫ぶ強硬派陸軍勢力がいるのだろうか。「戦極の一番長い日」は続く。

本日、修斗vsパンクラス対抗戦in JCBホール ところでコミッションの見解が発表。

前にも書いたけどサムライTVのニアライブ中継は午後11時から3時間です。同時間放送の、公武堂TVの司会およびチャット諸氏は結果バレに気をつけよ。

ところで、格闘技通信にはVTJ2009に絡んで、修斗コミッション事務局の鈴木利治氏のインタビューが載っていて、今回のパンクラス参戦についても語っている。

パンクラスだけはダメでした。
解禁になったのはパンクラスが新体制になったことに尽きます。
新体制になったから、まともに話ができるようになりました。

うわー、いろいろ追加で質問してー。
新体制になると何がどう変わったために、禁止が解除されることになったのかその筋道をききてー。
無駄にたまっているマイドキュメント内の「格闘技関連ファイル」から過去のアレを抜き出して、なんか趣旨が違いますねニヤニヤ、とかしてー。
修斗コミッションは思いつきでものを言う」とかパロディにしてー。


でも、この前これは一切不問にすると宣言しちゃったからな。 まあ新政権になったので友愛外交ってのも悪くない。
つっても今回ホールで行われる対抗戦は「戦争」(朴光哲談)ですが。

気分はもう戦争 (アクション・コミックス)

気分はもう戦争 (アクション・コミックス)

「THE OUTSIDERは格闘技か」問題続報

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

【国内総合】 OUTSIDER 「格闘技ではない」「専門誌が扱うこと自体間違い」とゴン格座談会で/出場者が感想 < Gryphon


http ゴン格最新号
「レフェリングと安全性を考える」というゴン格座談会で、「ストップのタイミング」というテーマからアウトサイダーの話題になった際、上記の意見が。

これに対し、決勝トーナメント出場者の一人がブログで感想をUP

http://ameblo.jp/swimmingeye/entry-10394611402.html

まあ、ぶっちゃけ僕も出るまではそう思っていましたw。

 が、一応反論を「出ている僕が言うのは間違ってるかも知れませんがアマチュア格闘技の大会だと思いますよー。(でも専門誌はもっと扱うべきものがあるから扱わなくていいと思います)」
何度も書いてきたことですが、僕個人の心構えとしては・・・

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ここでは
「正直この記事よりも松原(※隆一郎)教授の記事が気になりました」
とあります。

今回の「教えて教授!」は
「レフェリングもd内は地上波で1千万人が見るからこそ起きた?」という題

松原隆一郎氏はこの記事の中で「愚行権」という概念を持ち出している。
おお愚行権か。
これに関しては、そうだ京大の倫理学者がいい年してボクシングにはまり(※やる方)、そしてボクシングも含めて「愚行権」の本格的な考察論文を広く世に問うこととなったっけ。
加藤尚武 愚行権で検索するとこうなる。

その中から特に選んで之を紹介。
http://booxbox.cocolog-nifty.com/tahara/2008/01/20080120_cbbc.html

専門誌記者の名前をフリーメールで登録しての、偽メールがやってきた。

「XXXXX(格闘技雑誌でよく名前を聞く記者のローマ字)@livedoor・・・」のメールがうちに突然届き、ある依頼をしていった。
念のための安全策をとって、それに直接は応えることはなく被害は免れたのだが、その後そのXXXXXさんから「そんなメールは送っていませんが」という返事あり。
ひょっとしたら、その種の偽記者名メールが格闘技に関わっているブロガーとかそういう人たちの間に出回っているかもしれないので、一応注意喚起をしておきます。ライブドアだけじゃなくて、ヤフーとかでも登録しているかも。

逆に思えば、Gryphonを名乗ってメールしたり他人のコメント欄とかに出るのもあるかもしれないので気をつけてください。
気になるとき、真偽を確認したいときはここのコメント欄で確認してくれれば、ここは一応ログインによって同一性は担保できるので、安心でしょう。

コナン・ドイルとオスカー・ワイルドに関する新事実(翻訳ブログ)

http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/
ではここ最近、私が全然知らなかったり誤解していた話を「それは違う」と教えてくれる話が続き、大いに蒙をひらかせてくれているのだが、ついつい紹介するのを忘れていた。独占するのをやめてみなに広く紹介しよう。

ことに、この神話は今でも全国の図書館の児童向け(小学校高学年向け)コーナーにて日々再生産されていることは確実なので、一人の作家の名誉のためにネットの総力をあげてフォローしてあげなければいかん気がする。
それはオスカー・ワイルドについてだ。


小林司東山あかね氏は日本におけるシャーロック・ホームズ学の大家で、それも子供向け・・・正確に言うと子供向けの中で、あまりに大幅な子供向けの改変に飽き足らず「もう少し本格的なホームズの本は無いかいな」と思う本好きの小学校高学年ぐらいに向けた本を編集し、うしろに解説文をつけて、日々「ホームズ学」のプロパガンダにいそしんでいる人たちなのだ(※サンプル1名。俺。)。
子ども心に「ホームズって、これお話でしょ?本当のことじゃないでしょ?」と突っ込みつつも、「それをマジメに考察するのが大人の遊びなのだ」ということも何となく伝わり、19世紀イギリスの歴史や文化、ミステリの文化史などに興味関心を広げてくれた彼と彼女には大変な学恩がある。


で、以下の解説のことも鮮明に覚えており、既に数々の検証をへた定説だと思っていた。
以下は、同ブログからの小林・東山本の孫引き

 ドイルはワイルドからあまり良い印象を受けなかったらしい、オスカー・ワイルドを戯画化して《四つのサイン》にでてくるサディアス・ショルトーを描いた。
小林司東山あかねp.155)


小林・東山両氏の本、「ドイルはワイルドからあまり良い印象を受けなかったらしく、……」は、ドイル自伝を参考にした考察だったということである。2氏が引用したのは延原謙翻訳のコナン・ドイル自伝・。ドイルは自伝で、1889年にワイルドと会った時のことを書いているそうな。

 
「ワイルドは唯美主義のチャンピオンとしてすでに名をなしていた。彼は私たちよりも群を抜いているだけだったが、それでもこっちのいうことには面白がってみせる術を心得ていた。感じかたや如才なさにこまやかさがあったが、一人芝居の男は心から紳士ではあり得ない。この晩の結果はワイルドも私も『リピンコット』の誌に小説を書く約束ができたことだった。それで書いたの場、ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』と私の『四つの署名』とであった。
延原謙訳『わが思い出と冒険』新潮文庫、97ページ)


誤訳が基で、なんかいやな奴だったらしいと無数の少年ホームズファンに何十年も印象付けられた(というか現在も継続中)ワイルドって・・・いや俺、ドリアン・グレイの肖像すら読んでないけど、この小林の紹介した文章はちゃんと覚えていて、何かでオスカー・ワイルドの名前を目にすると、ほんとに「ああ、あのなんかイヤミだったらしい人ね。ショルトー弟のモデルの」と、最初はまず、記憶からその話が引っ張られてきます。

ところが!
延原謙訳が誤訳だから、「あまり良い印象を受けなかったらしく」という誤解が生じたのです」

フハッ!!(水木しげる調)
この原文は”He towered above us all, and yet had the art of seeming to be interested in all that we could say. He had the delicacy and feeling and tact, for the monologue man, however clever, can never be a gentleman at heart
で、翻訳ブログで訳しなおされた文章はコレだ。

彼は我々の上に高くそびえ立っていたが、我々の言うことに興味があるという顔をする術を心得ていた。まことに心遣いに富み如才のない男だった。一人でしゃべる男は、いかに頭がよくても、本物の紳士とは言えない。

つまり同ブログの結論はこう

延原謙訳では、ワイルドが「一人芝居の男」だったことになる。とんでもない間違いだ。
 コナン・ドイル(1859-1930)は1889年にオスカー・ワイルド(1854-1900)と初めて会った。そして「あのワイルドさんが僕の小説をほめてくれた!」と感激したのだ。まだ専業作家ではなかったドイルに対して、ワイルドはすでに名士だった。ところがワイルドは本物の紳士で、少しも偉そうにしない。ドイルの小説をあらかじめ読んできてくれた上に、ドイルの言うことを面白そうに聞いてくれた。さすがに有名になる人は違う、とドイルは感心したのだ

小林・東山氏とも英語に不自由は無い人なのだが、一回訳されると原文には当たらないのが人情だからなあ。
だから最初に訳した人間の影響力は強い。わたしも多くの誤解を格闘技ファンに広めているなあ( https://twitter.com/gryphonjapan )。ただ今回のことで反省するどころか「よし、30年か40年はばれないですみそうだ!」と安心したのだが(笑)。


延原謙
書店で一番入手しやすかったのは新潮文庫版で、だから自分もこの人の翻訳で少年向けではない、本格的なホームズは読んだ(無理しても大人向けを読みなさい、と子供向けを出している小林・東山氏らがなぜか啓蒙してたのでな)んだが「土竜」とか「いざり(なぜか変換できない)」とかの漢字が普通に出てきて、子ども心にカテエ訳に感じた。
今、わたしと同じ道をたどっている子がいたら、「挿絵もあるし訳も良質なのでハヤカワ文庫にしなさい」とアドバイスするのだが.
そしてその子に、「実はオスカー・ワイルドはいいやつなんだ友達なんだ」と伝えてあげたい。



しかし、本当に児童向け図書室の本って長く残るから、その影響力って厄介だぞ・・・・


その他の同ブログのトピックは、膨大なので後日に回します

今「プロフェッショナル 仕事の流儀 井上雄彦」の再放送やってるわ&松本健一が夜に教育テレビ

メール情報氏からのレポ。片方はまさにいま放送中だ、遅れてすまん

きょう11月23日(月、祝)午前10時05分−11時05分、NHK総合で「プロフェッショナル 闘いの螺旋、いまだ終わらず〜漫画家・井上雄彦」を再放送します。

本放送は9月15日(火)。

松本健一

本日11月23日(月、祝)午後10時50分−11時、NHK教育テレビ視点・論点」は作家・麗澤大学教授の松本健一氏が出演。
テーマは「明治の青春・日本の青春」。

翌朝午前4時20分−4時30分、NHK総合でも放送。