INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

吉田秀彦vs藤田和之、どこかのタイミングで実現するのか?

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20090610-00000023-spnavi-fight.html

戦極」で“将来の対戦相手”とうわさされている石井慧藤田和之については「やるなら早い方がいい」と黄金カードの早期実現に向けて前向きとも取れる姿勢を見せた。

 石井と藤田、どちらと対戦することになるとしても、実現が待たれる期待のカードであるが、吉田はこれを温存したり先延ばしにしたりする考えはない模様。少しでも体の動く早い時期に熱い戦いを見せ、総合格闘技を盛り上げたい考えのようだ。


正直、吉田秀彦vs石井慧こそがそれこそ大晦日や正月用のキラーコンテンツなんだろうけど、吉田秀彦vs藤田和之のほうが興味あります。
ともに世界の最高トップレベルには到達し得ない選手だったろうけど、日本の団体で興行の柱であり続けた。

秋山成勲、FRIDAYで連載開始。執筆には高須基一朗氏がかかわる。こういう決定の流れは?

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

http://blog.bodymaker.jp/user/takasu/002/40653.html
秋山成勲選手とFRIDAY編集長、副編集長と飯を食った。
実は今月下旬からFRIDAYで秋山選手の連載が開始する。
僕は外注の人間としてこのページの担当になった。・・・

ほうと思ったが、3つほどのなぞを。
・FRIDAYはよくも悪くもマニアックな雑誌ではない。秋山成勲は格闘家としては知名度、話題性もあるが「海の向こうのUFCで闘う秋山」にどれだけ一般に訴える訴求力があるだろうか?
・やはり一般には「なんか油を塗って問題になったひと」というイメージなのではないか?マイナスイメージをどう評価したのか
・間に高須基一朗氏が入っているのは、それほど絶大な信用を高須氏が得ているのか?企画を高須氏がやったのか?

などなど。
そういえば、今のFRIDAYのえらいヒトって旧紙プロに出ていた仙波さんって人じゃないだろうか?アントニオ猪木信者として、「猪木議員」のスキャンダルを知ったときに「俺が猪木の介錯をするしかない」と大々的に週刊現代で特集、結果的に落選につなげた人。
違うかな?

kamiproスペシャル、「ジョシュ青木対談」裏話。意訳で友好演出。

、MAXJJの女子金網ファイター・V一が待望のkamiproデビュー!?

とは言ってもお仕事での参戦。青木×ジョシュの対談の通訳でした。
(略)…反柔術的なコメントは全て異訳したとかしないとか…ナイス通訳&柔術魂!

ははは、なるほどなるほど。
そもそも、青木真也は以前、そんなにジョシュ・バーネットに好意的ではなかった。同じkamiproでめきめきワオ木さんが売り出し中のコロだったと思うが、世界中の格闘家に青木が一口コメントをつけるという企画があって、ジョシュに対してはまさにこの通訳のv1氏の意訳のテーマにかかわるんだが「柔術の技術を使っていながらキャッチだ何だと言ってるのが何かおかしい。そのほうが目立つからじゃないか、計算高いヤツだ」・・・みたいな感じのコメントを残していたという記憶がある(かなり記憶は曖昧ではありますよ。ゴン格かもしれないし)。
だから直訳して、雰囲気がケンアクになる二人の対談も見たかった気がする(笑)。
関係ないがVー選手の名前を見るたびに、全日本プロレスに一回だけ来日した覆面レスラーの”殺人コマンド”Vという人を思い出す。
いや、来日前の白黒写真1枚しかみてないんだが、子ども心に「いかにもやっつけ仕事の覆面キャラクターだなあ」「人数あわせっぽい」と感じて、それで覚えているという。名前が名前なんで検索してもそう簡単には出てこないという難物だ。

「都市の人ごみ、雑踏や店の来客の中から、一人を簡単に発見できる社会」とは

防犯カメラと似た顔、1秒で絞り込み…秋葉原で実験開始


 防犯カメラに写った顔と似た顔を、過去の画像からほぼ瞬時に探し出す技術の実証実験が東京・秋葉原電器店で始まった。

 不審者を発見して防犯に役立てるほか、客の購買動向分析などにも応用できるという。

 これまで、防犯カメラから特定の人物を探すには、人間が画像を一つ一つ見直さなければならず、手間がかかっていた。日立製作所が開発した検索システムは、探したい顔を指定すると、1万枚ほどの画像なら約1秒で似た顔が写ったものを絞り込める。録画時に顔の特徴をデータ化し記録するのがミソで、通常のパソコンでも20台ほどのカメラ画像を処理できるという。現在でも認識精度は9割ほどあるが、カメラの位置や明るさ、顔の角度が精度にどう影響するか調べる。(後略)


わたしは二つの、まったくかけ離れたエピソードを思い出した。
ひとつは、山田正紀が書いたコンゲーム小説だったと思う。題名は忘れた。
ラスベガスのカジノで・・・なんだったかな、ベルトに記憶装置のようなものを付けてブラックジャック(だったかな?)に挑むという設定だった。「ブラックジャックは必勝法がある。ゲームの中で使われているカードを全て覚えていればいいのである」というような解説がついていたのを覚えている。
もっともこれはフェイク、わざとばれるようにした偽装のイカサマで、真の狙いは別に・・・と続くのだが、本題はそれではない。


ようは人間社会には、「これは膨大すぎて、ここからは分からないよ、全部は数えられないし覚えられないよ」ということを前提にして作られている仕組みがけっこうあり、それを「もしこの膨大なものを全部記録できたら?そこから抽出できたら?」というSF的なIfを挿入すると、思わぬ歪みというか問題が出てくるものというのも結構あるよ、ということだ。
トランプゲームで「捨てられた札を全て覚えている」とかいう人を想定はできない。
(映画 「レインマン」でたとえたほうがよかったか

それと同様に「どんな人ごみの中でも、登録した貴方の姿を見つけられますよフフフのフ」というような社会は、、これはちょっとやっぱり想像しにくい。


あとひとつのエピソードは、高校の歴史の授業で習った『都市の空気は自由にする』という言葉だった。
これは実際に逃亡農奴などが1年以上都市で暮らすことが出来れば、自由権を得られるという意味だそうだけど、拡大解釈すれば、やっぱり都市という、一種人また人の海の中だからこそ、人が「匿名」の中に「自由」を得られるという意味もあるとこじつけたい(最初に聞いたとき、自分はそう受け取った)。どこの誰が、いつ何をしているかを「知られている」ことがそれ自体、自由の束縛になる・・・というのは、今でも「人々のふれあい豊かな」田舎ではありえる話だろう。

以前「ベーシックインカム社会が実現したらそのディティールはどうなるだろう?」と推測したブログを「まるでSFのようだ」と絶賛したことがあるが、同じようにこんな社会も実現後はどうなるか想像をめぐらせる必要はある。。

街頭以外でも、パチンコ店なんか真っ先に共有しそうではないか。あ、サラ金も導入しそうだな。もちろん各社で情報を融通しあったりもする。当然、指名手配犯の捜索には使用されるだろう。
今回の実験の記事にあるように、顧客をよく知るためにも使われるだろう
「毎回痔の薬を買っているあの人が来ましたんで、その薬に詳しいXXさんカウンターまでお願いします」だ。

犯罪組織も使う罠。組事務所前の監視カメラは当然この種のデータベースに直結される。
おやっさん、構想中の組の鉄砲玉「血刀のサブ」が来やした!!警視庁の札付きのデカ「野良犬竜司」がこっちに向かってやすぜ!と。

テクノロジーがコストダウンすれば、個々人が使えるようになるかもしれない。


これを嫌がる側は、昔の「虚無僧スタイル」のように、顔を隠すファッションが流行ってくるかもしれない。
イスラム圏のチャドルのような、大谷義継の頭巾のような。
まあ、ほかにどうなるのかな。興味ある人はいろいろ想像してみてください。

グーグル検索も新聞のデータベース検索もそれまで「多すぎて管理できない、分からない」が前提だったものをつぎつぎ発見可能にして、社会を変えていった。
「顔」と「個人」を検索できる社会は、何がどう変わるだろうか。