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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

PRIDE選手のギャラについての真偽とアレコレ

http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-453.html

http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-454.html

最近はあちこちで引用され、すっかりおなじみ「GAME AND MMA」ブログが、2種類のPRIDEのギャラ情報を発表している。
ひとつは、有名なデイブ・メルツァーによるレスリング・オブザーバー
(補足。コメント欄参照)


片方はネバダ・コミッションによるオフィシャルな発表とされるものだ。
この二つの差が、なかなかに面白い。
UFCによるギャラ発表が最初にあったとき、「ラスベガスはネバダ・コミッションの管轄で、収益の一部はコミッションに支払わねばならないから正確な申告が公開されるんだ」という説明を聞き、ナルホド!と思ったものだったがその後のK-1や、今回のPRIDEの発表で信憑性には「?」がつくようになった。
というか、やはり「プロレスとは何か? それは興行だ」というアントニオ猪木の、これは珍しく(笑)真実の言葉があるが、まがりなりにもこのへんの格闘技大会も興行である以上、個々の選手のギャラを公開するというのは人情に反するというか無理のある規定なんじゃないか、という気もしないではない。いろいろ「抜け道」があるのだろう。


これはMMA WEEKLYのスコット・ピーターソンによる情報だけど(kamipro103号 P12)

UFCはファイトマネーの上昇を抑える一方で、それとは別にPPVの利益の一部を直接選挙に支払うシステムを作り上げている。その金額は、さっきも言った王にPPVが伸びているから莫大なモノになるんだ。そしてそれはファイトマネーと違って、事務所やマネージャーもしく

は出身団体を通さないで選手個人に支払われるらしい。

(略) そうやって選手とマネージメントサイドを分断しておいて選手を一本釣りしようとしている、と見る向きもあるね。


そういえばK-1石井和義館長も、裁判で「ジェロム・レ・バンナにはアンダーテーブル・マネーを支払っていた」と公に証言した。
田村潔司ヘンゾ・グレイシーに勝ったとき、前田日明がごほうびの「前田賞」としてロレックスを送ったりしたが、これも厳密には贈与税がうんぬんという話にもなるのかな。

ラスベガスから・・・・「カジノ」是か非か?

さて今回、格闘技ファンが退去して欲望と野望渦巻く不夜城ラスベガスに乗り込んだわけですが、アメリカに赴いた皆様は、試合の勝敗予想では大もうけできましたか。
さて、そんなラスベガスは、元は砂漠の大荒野。そこにあらゆる国のあらゆる階層、宗教、民族が入り乱れ、金を落としていくわけだ。
こんなカジノを合法化しようとする動きが、日本でもある。


http://www.casinoschool.co.jp/01/

「カジノの早期解禁」を提言 2006/05/08

自民小委員会が中間報告:カジノ法案が急浮上、省庁横断で対応  カジノの合法化を目指す自民党のカジノ・エンターティメント検討小委員会


私自身は、ルーレットとか何とかが本当に面白いのかいな、という考えはあるが、同時に「栄光なき天才たち鈴木商店編のある一節を思い出す。
鈴木商店とは第一次世界大戦の好況により、海外にも商売の手を広げて一時は財閥にも匹敵する規模を誇った商社だが、そこの大番頭・金子直吉は、海外貿易を手がける理由を


「日本だけで商売するというのは、芸者と花札やるようなもんだ!」


と説明していた。「海外から外貨を稼がないと豊かになれない」というのはやや古い考え方ではあるが、正しくないわけではない。
さて、エンターテインメントとの複合地域であるラスベガスに及ぶのはなかなか不可能だとして、マカオ・香港、韓国、台湾?タイ?など、アジア各地にカジノがあり、そこでは日本人がたくさんたくさんお金を落としている。
日本にカジノができれば、そこを目当てに海外旅行者がやってくる、ってことはないだろうけど、そういう連中を「囲い込み」、外貨流出を防ぐという防衛機能がありませんかね。むかしは鷹揚に構えていたかも知れんけど、今やアジア諸国は互角の競争相手。カネは奪い合う時代なのだ。

ただもちろん、反対論も根強い。美濃部亮吉時代に東京は競輪競馬も追放したしな。

と同時に、カジノなら基本的に売り上げを把握でき、そこから10%を確実に国庫に入れられる。現在の(実質)ギャンブル施設のパチンコ、パチスロが本当に透明に納税しているのか?ってな論点もある。そこでパチンコを圧迫していけば北朝鮮制裁にもなるとかならぬとか(笑)って議論もあるが、そうすると西原理恵子さんも黙っちゃいません、サイバラも。

ソフトバンクが「通話料無料!」に乗り出す。

コロニー落としぐらいの禁じ手をぶつけてきたな(笑)。今回はニュースとしてのインパクトを狙って直前まで秘密にして、首尾よくいくつかのニュース番組はトップ扱いだった。ま、「競争が消費者の利益を生む」というあからさまな実例ってことになるんだろうか。

ところで、自分はずーっと「携帯ポータビリティでも、メールアドレスは同じものを保てない。だから、別の場所にメールを登録し、そこからメールを携帯に転送するサービスが大繁盛する」と見込んでいた。ところが、逆にa-netがこのポータビリティの始まる前にサービスをやめてしまった(笑)。
俺が株をやっていたら、この予想に従って買っていたはずで、自分の見方のアテにならなさを実感した。


・・・・と思ったら、今テレビで「mym.sg」という、やっぱり転送サービスがあることを知った。

http://www.sakura.ad.jp/news/archives/20051215-001.news

ふーん、一応早い者勝ちで好きなアドレス名を登録しておいたほうがいいかもな。

ライス国務長官、ロシアで暗殺された記者の家を訪問。反発で会談報道せずか。

プーチンが、「スターリンの後継者」にまでいくのか、「白い朴正煕」として開発独裁の徒にとどまるのかも、世界の今後を左右する大きな問題である。
10月21日の毎日新聞で、暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤ女史の住んでいたアパートに手向けられた花やメッセージの描写がある。

・・・プーチン大統領の写真とともに『お前にすべての責任がある』
真実を必要としない権力(プーチン政権)はならず者
などの張り紙がある

奈良市の「不正病欠職員」問題に関して

上の話とつながります(笑)。いやマジで。

今回の「底なし沼」とも評される疑惑。驚くのは、どこも遠慮しないで報道していることだ。

同市人事課は男性職員の一件を受け、所属の環境清美部を含む職員の第1次調査を実施。
 その結果、新たに職員4人の過剰病気休暇が判明した。30〜50代で、全員が環境清美部の所属だった。


ひとことでいえば
「絶対的権力は絶対的に腐敗する」
というアクトン卿?の箴言に、またひとつ実例が加わったということだろう。



この問題に関して、小生がさらに指摘すべきことはあとひとつ。耳タコですまん。

現在ブログ「マリードフッドノート」http://almarid.blogzine.jp/を運営し、


宝島社文庫「同和利権の真相 2」

宝島社文庫「同和利権の真相 2」


同和利権の真相3 (宝島社文庫)

同和利権の真相3 (宝島社文庫)

同和利権の真相〈1〉 (宝島社文庫)

同和利権の真相〈1〉 (宝島社文庫)


というベストセラーを編集した寺園敦史氏が、いかに先駆的で偉大なジャーナリスト活動を行っていたか、ということだ。
市民社会は、ジャーナリズムは、たとえばなんらかの「賞」を与えるなどして報い、応援しなければならないだろう。

まず、はてなダイアリーのユーザーができることは、上のブログをはてなアンテナに加えることだ。よろしく。


最新のエントリより

http://almarid.blogzine.jp/footnotes/2006/10/post_c304.html

先月行われた京都市会「職員の不祥事に関する調査特別委員会」に、企画推進委員会(解放同盟京都市協議会と京都市との協議の場。主催は解放同盟なのだが、会場使用料はなぜか市が支払っている??!)の議事録が資料として提出されました。

(略)
市が作成した議事録によると、会議の中で解放同盟京都市協の事務局長がこんな発言をしています。


「ねっとわーく京都」で重箱の隅を突いて執筆活動をしている方が、公文書の開示があった翌日、その「ねっとわーく京都」の取材で、「コメントをもらいたい。」と市協事務局にインタビューに来ました。「法期限後も同和行政を求めていくつもりか。」と聞かれ、「課題がある限り求めていく。」と答えると、「市民の理解と共感が」と言うから、「ちょっと待って。」と。我々は、テーブルを挟んで行政と直接対話する場で協議している。

もちろん、「重箱の隅を突いて執筆活動をしている方」というのは、わたしのことです。匿名とはいえ、こんな場で事務局長の口から紹介してくれていたとはね・・・・


前にも書いたが、この人は「侠客」「クソ度胸」を自認する突破者こと宮崎学を全面逃走、完敗に追い込んだ武闘派でもある。
http://www15.ocn.ne.jp/~almarid/text/special031222.html
2003年 12月 22日

宮崎学氏への質問状


これは「はまぞう」ではみつからないけどhttp://www.bk1.co.jp/product/2395662に対してのものね。解放出版社が出した、一連の宝島社「深層」への反論本だ。


同和利権の真相」の深層―何がリアルや!


以前も書いたが、呉智英のインタビューだけ、異彩を放ちまくっていて、つうかどう呼んでも逆に解放同盟に不利な内容になっている(笑)。懐が深いのか、気付かなかったのか。