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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ラスベガスから・・・・「カジノ」是か非か?

さて今回、格闘技ファンが退去して欲望と野望渦巻く不夜城ラスベガスに乗り込んだわけですが、アメリカに赴いた皆様は、試合の勝敗予想では大もうけできましたか。
さて、そんなラスベガスは、元は砂漠の大荒野。そこにあらゆる国のあらゆる階層、宗教、民族が入り乱れ、金を落としていくわけだ。
こんなカジノを合法化しようとする動きが、日本でもある。


http://www.casinoschool.co.jp/01/

「カジノの早期解禁」を提言 2006/05/08

自民小委員会が中間報告:カジノ法案が急浮上、省庁横断で対応  カジノの合法化を目指す自民党のカジノ・エンターティメント検討小委員会


私自身は、ルーレットとか何とかが本当に面白いのかいな、という考えはあるが、同時に「栄光なき天才たち鈴木商店編のある一節を思い出す。
鈴木商店とは第一次世界大戦の好況により、海外にも商売の手を広げて一時は財閥にも匹敵する規模を誇った商社だが、そこの大番頭・金子直吉は、海外貿易を手がける理由を


「日本だけで商売するというのは、芸者と花札やるようなもんだ!」


と説明していた。「海外から外貨を稼がないと豊かになれない」というのはやや古い考え方ではあるが、正しくないわけではない。
さて、エンターテインメントとの複合地域であるラスベガスに及ぶのはなかなか不可能だとして、マカオ・香港、韓国、台湾?タイ?など、アジア各地にカジノがあり、そこでは日本人がたくさんたくさんお金を落としている。
日本にカジノができれば、そこを目当てに海外旅行者がやってくる、ってことはないだろうけど、そういう連中を「囲い込み」、外貨流出を防ぐという防衛機能がありませんかね。むかしは鷹揚に構えていたかも知れんけど、今やアジア諸国は互角の競争相手。カネは奪い合う時代なのだ。

ただもちろん、反対論も根強い。美濃部亮吉時代に東京は競輪競馬も追放したしな。

と同時に、カジノなら基本的に売り上げを把握でき、そこから10%を確実に国庫に入れられる。現在の(実質)ギャンブル施設のパチンコ、パチスロが本当に透明に納税しているのか?ってな論点もある。そこでパチンコを圧迫していけば北朝鮮制裁にもなるとかならぬとか(笑)って議論もあるが、そうすると西原理恵子さんも黙っちゃいません、サイバラも。