「ゴジラ×コング」、いかがですかね。面白そうですね。
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で、それと無関係に、実家を整理していたら出てきた、こういう雑誌。今年ゴジラは生誕70周年(著作権は果たして…)なので、ジャスト10年前。
おー、まず驚いたのがかろうじて今もアマゾン通じて買えるということ……ん、でも中古か!!しかもお高いな!!そういうものだろうな。
この当時ビッグコミックは、電子版なんざ出してなかっただろうし。
Amazonの冒頭レビューで、ちゃんと書誌的に内容を紹介してる凄い人がいた
£‥±± ポンドニテンプラマイ
5つ星のうち5.0 「錚々たるメンツによるゴジラ・トリビュート漫画集。」
2014年8月3日に日本でレビュー済み
7/25封切りのハリウッド映画「GODZILLA ゴジラ」とタイアップした、主に小学館系列誌で活躍する巨匠〜怪獣物を得意とする漫画家諸氏から旬の若手実力派まで揃えた力の籠った特集でした。【漫画】
1.太田垣康男氏「幕末ゴジラ」22頁
2.北見けんいち氏「ボクとゴジラ」6頁
3.真造圭吾氏「ゴジラカップル」18頁
4.浦沢直樹氏「ゴジラの息子たち」4頁
5.星野泰視氏「ゴジラ1952」22頁
6.テリー山本氏「ゴジラ vs 葛西橋地蔵通商店街」18頁
7.吉田戦車氏「芹沢さんのお昼」4頁
8.諸星大二郎氏「ゴジラを見た少年」24頁
9.星里もちる氏「君がギャオーと鳴くから」24頁
10.唐沢なをき氏「かんばれぼくらのメガロゴジ」6頁
11.真心一芭氏「セイバートゥース」14頁
12.高橋留美子氏「いつかやられる」2頁
13.伊藤伸平氏「ゴジラ電撃大作戦」24頁
14.ほりのぶゆき氏「これはゴジラではない」10頁
15.高田靖彦氏「ドシラ」26頁
16.小田扉氏「あたしのモスラ」10頁
17.ほりのぶゆき氏・作、深山雪男氏・画「2014 1号スーツの逆襲」16頁
18.昌原光一氏「Gの思い出」4頁
19.喜国雅彦氏「ゴジラともだち」6頁
20.さそうあきら氏「とくかえれかし」30頁
21.花輪和一氏「ゴジラの国」22頁【読み物】
・映画『GODZILLAゴジラ』を見極める!! :映画監督河崎実氏のハリウッド・ゴジラ・レポート。
・ゴジラ対ゴジラ好き 地上最大の座談:造型師、品田冬樹氏と本誌に作品も寄せた漫画界きっての怪獣好き、唐沢なをき、吉田戦車、ほりのぶゆき三氏のゴジラ・ソフトを観ながらの7時間に及ぶ座談からの抜粋。
・ゴジラFANインタビュー3編:作家・夢枕獏氏、ミュージシャン・増子直純氏(怒髪天)、俳優・佐野史郎氏。【巻頭ピンナップ】
・浦沢直樹ゴジラポスター(裏面は怪獣王ゴジラ60Years をDVD・BDソフトジャケットで回想した物)
なんといってもめっちゃ面白いのが、怪獣といえば絶対この人、の唐沢なをきの作品。
こののち、自分は「この物語はお芝居で、登場人物は役者です」という形の二次創作やパロディが一ジャンルだと気づき、そういう作品と画像を収集する”コレクター”になったのだが、これもまさに珠玉の逸品ではないか。追加できて幸せだ。
超大物俳優or芸人が子供向けに全力で演じ、「新人」のメガロとジェットジャガーが恐縮してる、という光景だけで爆笑。
d.hatena.ne.jp
と、同時に、それを必要以上にくさす、悪しきマニア…… ううっ、「思井 あたる」君がいる……
ちなみに最後の駒で白髪になった彼らは「海外のゴジラ映画」をくさしている(笑)
ほかにもすごい作者の作品が、オール総進撃!!!
ちょっと面白い挿話を。
キクニ…喜国雅彦の友人にクラシックの演奏家がいるのだが、この人が伊福部昭と共演したことがある。そして、クラシック畑にいた彼女は、逆にゴジラなどの映画音楽の世界で伊福部昭がカリスマであることを全然知らず「すごい人なんだけど、一般の人はしらないだろーな」と思ってたんだって。
あんど、まめちしきー
実際にスクリーンで初代ゴジラを見たよ!というエッセイ漫画を描ける人は、もうこの人ぐらいだよな…
こういう版権もののトリビュート漫画は、なかなか再刊とか、個別の単行本収録が難しいらしい
…ということを、ガンダム漫画の体験者(森田崇氏らとか)のツイートで知った。ゴジラはどうかわからないが、類推できる。まあ確かに……出版した時点では東宝もちゃんと交渉、承諾したわけだけど、さて10年ぶりに再刊しますか?とか、A先生が単行本に収録したいんだけど、その場合は??とかなると、まあ権利関係がいろいろ難しい、ってのはあるんでしょうね。個別にnoteに載せるとか、そういうのも含めて……こういう処理を簡潔にできることも、キャラの人気を高める重要な要素なのだと思うのだけど。
ともあれ、実家を片付けてたら出てきた10年前の雑誌が素敵でした、というのを、偶然「ゴジラ×コング」の公開の時に。