たったいま、Xにポストしたものの再構成。
で書いた話の再論ですが
・夢枕獏が嘉納治五郎や前田光世を描いた明治柔道小説「東天の獅子」が週刊大衆で連載漫画化されている。単行本も1巻が出た。
明治15年3月。陸軍大将になる夢を抱き、柔術自慢の17歳が会津から東京にやってきた。青年の名は、志田四郎。文武二道の達人・嘉納治五郎が興す「講道館」で、後に“講道館四天王”と称される西郷四郎の若き姿だった。「術」から「道」へ。何かを探して歩いた男たちの物語が今、紐解かれる――。「週刊大衆」で好評連載中、『餓狼伝』著者の描く大河格闘巨編が待望の漫画化!
・この雑誌は相当長い期間、バックナンバーが「楽天マガジン」サブスクでは読めるのでまとめ読みに適している。
のです

(2)漫画「東天の獅子」は、一定期間連載したら(単行本1巻ぶん?)少し休みを挟んで、また連載する形式っぽい。(まあ、毎週描くのは大変過ぎる緻密な絵だしね…)第二期は6月8日号から再開、第8話。突然の講道館訪問者は、初回にも出てきた武田惣角!
目的は無論、道場破り!


(3)第9話 6月16日号
留守だった嘉納治五郎や前田光世が道場に戻り、武田惣角と対面するが、その反応は…

(4)東天の獅子 第10話 6月23日号
嘉納治五郎vs武田惣角、その顛末は…
※柔道史に詳しい人はこの画像に「ん?」と思うかもしれないが、技なんて武器無しの人間が編み出してるものだから、史実より前に登場しても「あり得ない話ではない」んだよね。

(5)ああ、10話からもう一枚だけ画像。
「御内式」が出てくる
※そうだ、注釈をしておくけど、この物語当時は、前田光世の姓は「志田」です。混乱なきよう

(6)東天の獅子 第11話 6月30日号
講道館自体は躍進中(ちなみにこの時代の前田光世は「保科」姓 ああややこしい)
裾野を広げて高い山を作る、は小澤征爾と山本直純の話を思い出したり。
しかし、そんな中、講道館を狙う「辻投げ」が…?


(7)東天の獅子 第12話 7月7日号
「辻投げ」はその後、名前を堂々と名乗り、講道館に挑戦状をたたきつける。
作品中では、あの人がやった、ということになっている。

(8)東天の獅子 第13話 7月14日号
けっきょくこの「辻投げ」は講道館入門を賭けて嘉納治五郎の弟子と対戦することになる。
嘉納が指名したのは、山下義韶(よしつぐ)。

(9)東天の獅子 第14話 7月21日号
この回は試合回なので、青野てる坊 @teltak 先生の作画が特に冴える。右のコマとか分かる?組んで相手が全く動かない、その感触がこう描かれてる。
そして、辻投げの鬼の、2戦目の相手は…

※余談 この作画のため、モニターの液晶が…
液晶保護シートの消費がとにかくすごい#悩み相談 #東天の獅子 pic.twitter.com/vWiJz5hwQf
— 青野 てる坊@『東天の獅子』連載中 響P (@teltak) July 18, 2025
(9)東天の獅子 第15話 7月28・8月4日合併号
8月のUFC、風間敏臣の試合を思わせるような攻防が…
gonkaku.jp
そして…
「新しい入門の人、怖い人だと不安だわ」
「大丈夫ですよ それより不安なのは飯の量です」
(笑)


(10)この15話で「東天の獅子」漫画版第二期は終わり、再開は秋予定。
シーズン2のヒキが以下の画像。
明治ものは、勝海舟を黒幕に擬せば、何か恰好がつく(笑)「るろうに剣心」でも小説版とかでやってたような。
そして、この機に作画者・青野てる坊先生
@teltak
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(了)

この第二期の単行本は10月発売。
東天の獅子(コミック) : 2 (アクションコミックス) Kindle版
夢枕獏 (著), 青野てる坊 (著) 形式: Kindle版
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明治15年8月。志田四郎は、嘉納治五郎に誘われ講道館への入門を果たした。そんな折、一人の男が講道館を訪れる。名は武田惣角。不思議な”御式内”を扱い、治五郎を破るも「”御式内”なら志田君に聞けばすべてわかります」の謎の言葉を残し、立ち去る。それから4年。講道館に新たな危機が迫ろうとしていた――。『餓狼伝』著者・夢枕獏の描く大河格闘巨編が、漫画化!