あとで紹介しようと思ってたらもう公開中かいな
恐怖にさらされた“平和の祭典”。歴史的なテロを、テレビ番組の撮影クルーの視点から描く。『セプテンバー5』 https://t.co/gzdLb70YY2
— Stereo Sound ONLINE (@StereoSound_inc) February 15, 2025
『セプテンバー5』
— レオナ (@ClockworkReona) February 14, 2025
ミュンヘンオリンピックで起きた「黒い九月事件」を生中継したスタッフだけの視点が面白い。テロ事件を生中継し続けたスタジオのみの舞台設定ながらも、94分と言うコンパクトな尺で見事にまとめ上げている。
実際の映像を交えながらも、ほぼ音声のみで事態を進行する作りが超巧い。 pic.twitter.com/otNuUusmLU
セプテンバー5
— 倉光勇人(くらみゆうと) (@7cWPEQn7hNOA6Np) February 14, 2025
傑作。
オリンピックで起きたテロ事件を、何が何でも中継して多くの人に見せようとするテレビ局の職員たちの執念と葛藤が緊迫感と共に伝わってくる。
立てこもった犯人の様子を中継するために職員たちが行う様々な技術と作戦が面白い。
ほとんどが局の建物内で展開されるため、自分も↓ pic.twitter.com/X7LlBD3ser
局内にいる気分になり、事件現場の情報が中継カメラと音声のみというのもリアリティがあって良かった。
— 倉光勇人(くらみゆうと) (@7cWPEQn7hNOA6Np) 2025年2月14日
世界大戦終結から27年しか経っていなかった時代に、オリンピックという世界が注目するイベントで起きた大事件。
当時このニュースを実際に見た人たちはどう思ったのだろうか?
セプテンバー5見た
— オタク顔おじさん (@4_7h) February 15, 2025
まあおもんないわけないじゃんという題材でおもろいという
通訳の人どっかで見たなーと思ったら「ありふれた教室」の主演だった pic.twitter.com/HXo4dC9fet
予想外の現場に直面した映画監督やTVディレクターが「カメラをそのまま回せ!」と言い出すのは、1990年代の漫画である「機動警察パトレイバー」ですら「10年前のマンガみたいなこと」でした(笑)

実際、テレビも経験を積んで…たとえば犯人が警察の動きをテレビで知る、なんてこともあったりしたので、中継の時にいろんなものを「映してしまう」危機を回避するノウハウはいろいろあるらしい。
ただ、作品によっては「この現場をそのまま映さないと人質に危害を加える」みたいな条件をつける、なんてのもあったな…。
ともあれ、これはまだそんなノウハウのない、テレビが現在進行形の犯罪に直面したばかりのころ。
そこでの葛藤や決断や誤謬、そういうものを中継ルーム一室に限定して描くという・・・・・・・・題材が題材なのでおもしろい!という表現はしにくいが興味深いのは間違いない。
あとひとつは、メディアという野次馬代表は……、もちろん結果的に報道とは人々の役に立つものであっても犯罪現場の中継などをしていれば「スクープだぜ!!」「視聴率アップ間違いなしだ!」「ピュリッツァー賞はいただきだぜ!」みたいな意識もどこかにあるだろう、ということ。それは利己心が結果的な公共善を作る「蜂の寓話」的に考えれば許容し得るものだが、ただ目の前に出されればやはり恥ずかしさのあるものである。
この二律背反的なことも、描かれるのかね。
それをテーマにした作品もあるでしょ、というか今やってるのかな…テレビ番宣があったぞ、ローマ人、秋山好古…名前が出てこない、そいつがキャスター役の・・・検索した、阿部寛「ショウタイムセブン」…えっ、いま公開中なの?ちょっと被りだな、気の毒に……
あと韓国映画で・・・「テロ、ライブ」だ!!と思ったら、ショウタイムセブンはこの「テロ、ライブ」のリメイク(少し結末が違うとか)らしい。
ショウタイムセブン
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『ショウタイムセブン』83点。星の数ほどあるツッコミどころをパワープレイで捻じ伏せる傑作韓国映画『テロ、ライブ』の日本版リメイク。生放送中に爆弾テロ犯から電話が入り、主人公のキャスターが交渉していくところまでは原作通りだが、後半の展開はほぼオリジナルであり、リアリティラインを次々と… pic.twitter.com/P5lfFE5a5W
— NORA (@nora912) February 14, 2025
『ショウタイムセブン』
— レオナ (@ClockworkReona) February 9, 2025
オリジナル版である『テロ、ライブ』を途中までは忠実にリメイクしながらも、途中からオリジナルの方向性へ着地。
「スイッチを委ねる」と言うラストは共通だが韓国らしいエンタメ要素と違い、国内エンタメ界に対する皮肉を込めたのはいい味付け。リメイクの意味がある企画ね。 pic.twitter.com/oOnT1rKyaw
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これをもっともっと定義を広げると、ミュンヘン事件は「疑似」でも何でもないけど、それでも「疑似イベントもの」「情報の独り歩きもの」的なことにつながっていくと思いますので、そういう視点から”関連作品”を考えると、こういうものも。
m-dojo.hatenadiary.com
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