あの時代の曙、それに魁皇は、力士としての力量が桁外れでした。
— 抜井規泰 (@nezumi32) April 11, 2024
想像してみてください。
二子山勢の、貴乃花、若乃花、貴ノ浪、安芸乃島に貴闘力…
武蔵川勢の、武蔵丸、武双山、出島、雅山…
同部屋対決のない彼ら全員を向こうに回して綱を張り、大関を張ったんですから。
今なら伊勢ケ浜、という話になるのだろうけど、昭和初期の出羽一門ではないですが、往時は二子山、武蔵川の2部屋が片屋形を占めるかという時代。本当に魁皇と曙、並外れた実力だったと思います。
— 根岸敦生 (@Atsuo_NGS_Asahi) 2024年4月11日
そうか、力士の戦績や実力の評価は『同部屋対決はない』という変数が絡むのか!
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年4月11日
何か数学的にこの偏りを正す計算式はないかな
同じ部屋の力士が対決することはない、というのも理屈は分かる(本気でやれないだろう、と)のだが、確かにそれゆえに…A部屋が横綱ふたり、大関3人みたいな隆盛を迎えると、リーグ戦である大相撲において、そこに一匹狼で上がっていったB部屋の力士(1人)には、自然と『包囲網』が敷かれてしまうわけだ。
相撲の慣習を残した日本プロレス時代のワールドリーグ戦も日本人同士は対戦せずカール・ゴッチに「フム…奇妙なルールだが…」といわれたし、ふく面ワールドリーグ戦ではタイガーマスクつぶしだけを狙って、他のレスラー同士の対戦は手を抜いてひきわけになったのだった…
一つの部屋が切磋琢磨し、上位力士を多数出すのはまったく努力の成果で非難されないのだけど、必然的にそうなる。”モンゴル互助会”なんてのもあるし…
しかし、同部屋対戦なし、はかなり本質的な相撲の構造であり、解決は難しいだろう。
ここは抜井記者のように、その包囲網の中で戦っていた、他の部屋の横綱大関を「あの包囲網の中で、横綱、大関になったのがすごい!優勝したのが凄い!」と、評価のほうにその変数を加味する、というのが現実的であろう。
その対象になるのはツイートに挙がっている曙、魁皇のほか、たとえば千代の富士や北勝海の時代に勝ち上がった大乃国、などもそうだろう。
これを、一定の方式で計算できるような「数学的」なアプローチとかもできないかな?