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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

曙逝去で…力士の評価時「同部屋力士は不対戦」という”変数”を考慮する必要がある

曙太郎、逝去。
朝日新聞の名物相撲記者、抜井氏が語る


同じ部屋の力士が対決することはない、というのも理屈は分かる(本気でやれないだろう、と)のだが、確かにそれゆえに…A部屋が横綱ふたり、大関3人みたいな隆盛を迎えると、リーグ戦である大相撲において、そこに一匹狼で上がっていったB部屋の力士(1人)には、自然と『包囲網』が敷かれてしまうわけだ。

相撲の慣習を残した日本プロレス時代のワールドリーグ戦も日本人同士は対戦せずカール・ゴッチに「フム…奇妙なルールだが…」といわれたし、ふく面ワールドリーグ戦ではタイガーマスクつぶしだけを狙って、他のレスラー同士の対戦は手を抜いてひきわけになったのだった…


一つの部屋が切磋琢磨し、上位力士を多数出すのはまったく努力の成果で非難されないのだけど、必然的にそうなる。”モンゴル互助会”なんてのもあるし…

しかし、同部屋対戦なし、はかなり本質的な相撲の構造であり、解決は難しいだろう。
ここは抜井記者のように、その包囲網の中で戦っていた、他の部屋の横綱大関を「あの包囲網の中で、横綱大関になったのがすごい!優勝したのが凄い!」と、評価のほうにその変数を加味する、というのが現実的であろう。


その対象になるのはツイートに挙がっている曙、魁皇のほか、たとえば千代の富士北勝海の時代に勝ち上がった大乃国、などもそうだろう。

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なお、いまの北勝海大乃国の関係(週刊ポストより)

北勝海大乃国、確執は親方になっても

これを、一定の方式で計算できるような「数学的」なアプローチとかもできないかな?