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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ダンジョン飯」という、今が一番旬の作品を、全巻半額の戦略におどろく(あと36時間)

ここの続き、というか現状。


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ダンジョン飯」の関連ファンブックの43%割引は、さすがに終わっているんだが



本編「ダンジョン飯」の50%引きはまだ続いている。ああ、もともと「29日まで」だったか


えーっ、ですよ。
ダンジョン飯は2014 年開始、自分も1巻とかが始まった時に、あの九井諒子作品だからそりゃ注目したりしたし、2015年にはそもそも「このマンガがすごい!」1位をとった。
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うーん、開始10年の作品と考えればおかしくない…のかな???
しかし!連載終了を待って、満を持してアニメ化された、のでしょう?そして評価や一般人気は高まってるでしょ、今が一番??

それでも、ここで全巻50%割引で売る、という、その判断が凄いというかいーんですか?というか。
ありがたい、ありがたい話ですけどね。まだの人はいそげ。紙から電子への移行時代だから、紙を買った人が電子で買い直して二倍大儲け、なのかもしれない(おれだ)。


ただ、小学館はやらないよね。小学館は電書の割引やサブスク化に関してはカ、カテェ、溶岩石のように凝り固まった小学館のアタマ!!だから。


ただ、これも何度も書いてるが「電書の販売は、まだ30年の伝統もない、未開拓分野。どれをどんなふうにセール割引するか、どれを定価販売するか…どんなやり方が一番利益を最大化するかは誰にもわかってない」んじゃないだろうか。

だから、10年目で完結して、アニメになったばかりの今!全巻半額!!が、一番利益を極大化するかもしれない。
1巻はゼロ円、2巻は半額…、最終巻は定価!!!みたいなやり方が賢明なのかもしれない。


ピッコマなどのウェブトーンアプリが大儲けなのも、要は「面白いマンガの次回をいち早く読みたい、という読者が1話50~100円のカネで早く読む権利を買う」ということ(いわゆる「単話売り」)が判明し、その未開拓の市場を独占して荒稼ぎできたから、だと思う

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「もともと人気漫画の面白さのポテンシャルって『ああ面白かった、次の話が(すぐ)読みたい!!…1話50円?それぐらいならすぐ買う買う!!』となるぐらいの潜在的な商品価値があった。だが、これまでは『雑誌』という『人気作も不人気作もまとめて週1回か月1回、数百円でセット販売する。その後、約半年後に7,8話をコミックス形式で「まとめ売り」する』という流通形態しかなかったので、その潜在価値が測れようがなかった」ということだと思う。

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だから「アニメ化で一番話題の時に、完結したシリーズを全巻半額でセールする!これが結果的に一番売れて利益が出る!!」ということも、あるのかもしれない。
その試みの結果は…出版社の内部で門外不出の秘伝となり、外野からはうかがい知ることはできないのだろうけど、興味を持って見物しています。


そしてあと1日半の間に、この割引全巻を購入したい人はお忘れなく。
上記のファンブックはいまは25%還元だけど、やっぱりそうなると「あー惜しかったな、買っとけばよかったなー」の気分になるからちょろいもんです消費者は。