INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

【続報】本家講道館(水道橋) こそ、一から格闘技を学び、 試合ができる場?~某体験者に聞く

まず最初に。……20年以上はてなでブログ書いてても、いまだにつかめないのがはてなユーザーと格闘技の距離感。
きのうのこの記事書いた(X投稿を埋め込んだ)時には、まさかこんな話題がはてぶ三桁、コメント多数になるとは思わなかった。
m-dojo.hatenadiary.com

君たちゃどんなふうに格闘技に興味を持ってるの。その型がつかみがたい…
以前、分析はしてみたのだが。
m-dojo.hatenadiary.com


ま、それは置いといてだな。
今回、意外な大反響があったので、いつかゆるゆる書こうと思っていた話を大急ぎでする。骨子は前記事の埋め込みポストでも書いている。




それはそのまま、講道館ホームページの情報を読めば書いている。

kodokanjudoinstitute.org

稽古時間ならびに指導時間

一般稽古
平日: 男子:午後4:00〜8:00
女子:午後6:00〜7:30
土曜日: 男子:午後4:00〜7:30
女子:午後6:00〜7:30

月次試合・紅白試合

講道館員は、毎月行われる月次(つきなみ)試合、6月と10月に行われる紅白試合に出場できます。
昇級・昇段は、月次試合、紅白試合の成績などによって審議・決定されます。

月次試合は毎月段級別に行います。(木曜日)

申し込み締め切り 試合がある週の月曜日 午後5時まで
試合開始時刻 午後5:30〜
紅白試合には、所定の勝ち抜きを達成すると即日昇段できる「抜群昇段」という制度があります。これは、修業年限及び昇段最低年令にかかわらず、その日に昇段できる制度です。

しかし、ホームページの文章を読むだけでは、その真相、ナゾの核心には迫れない…ここで自分は、「柔の穴」とも呼ばれる、この講道館の地獄稽古と試合を潜り抜けてきた証言者と出会った!!!

プロレススーパースター列伝 いよいよナゾの核心にせまる!


この証言者は言うーーーーーーーーーー

講道館
男子:午後4:00〜8:00
女子:午後6:00〜7:30
の指導が、まさに未経験者も教えてくれるようなカリキュラム。チト時間が、仕事を終えたサラリーマンと仮定すると厳しいが、途中参加すると考えれば、最後の1時間でも90分でも可能という層はいるだろう。


・教え方も、かなりベテランで理論派の人が多い、それに経験値を積んでいるので非常に理路整然として具体的、指導としては極めて高い水準でシロウトに教えてくれる。



・ただ、細部では指導法にそれぞれのこだわりがあり、矛盾したりもする。
中越しに相手の帯をつかむ、「ジョージアン(※旧グルジア)グリップ」という変則の組み手があるのだが、

ある指導者は自分に「貴方の体格(※日本人の中ではかなりの巨漢)ならジョージアングリップが向いているから試したら」と勧めてくれて、それで使っていたのだけど、別の時間に別の指導者がそれをみたら、「だめだめ、やっぱりがしっと相手の襟と肘の袖をつかむ正攻法で」と言われたりした。



・だけどそもそも、講道館本部の初心者向け教室には世界中の人がいるから変則の技が多い。
それに実は……欧州基準、フランス主導で国際大会ルールが、足を取る系の技を国際ルールは大幅に制限した。結果、講道館主催大会でのみ適用の「講道館ルール」が、ややMMAルールに近い、幅の広いものになっている。「国際ルールでは反則なんですが、こんな技もやってみますか」と朽木倒しとかを指導してもらった。


・世界中の人が多いといえば、ロシアの大使館関係の仕事をしてて「日本文化を一から学びたい!」と講道館のこの教室に通うやつがいる。いや、それってどう見てもKGBだろ、とか思わないでもない(笑)


・逆に、旧ソ連圏の某国も学んだりしてる。この人がある時、かなり長い話を英語で語ってて、指導者もそれほど語学ができる人ばかりではないから、英語が語れる自分に「ちょっと通訳してくれ」と頼んだのだけど、話の内容は「最近(数年前の話)、日本ではロシアと何か話し合って協力して行こう、みたいな雰囲気があるが、我が国の経験から言わせてもらえば、ロシアという国を一切信用するべきではない。このことを伝えてくれ」と。思えばプーチンが柔道好きを全面アピールして、山下泰裕会長がそれに乗っかってたことを懸念してたんではないか。

・外国人の初心者は一般的に細かい技術を日本人より知らないんだけど、そこはパワーがすごいので、月次試合を見ていると「柔道部物語」の大脇のように「技がめっちゃへたくそなんだけど、力だけで持ち上げてぶん投げるような東欧人」とか普通にいる。それを何か見たことないような技で止めるのが南米人で、両方とも初心者……とかそんな試合があり、見てるだけでおもしろい。

月次試合・紅白試合

講道館員は、毎月行われる月次(つきなみ)試合、6月と10月に行われる紅白試合に出場できます。
昇級・昇段は、月次試合、紅白試合の成績などによって審議・決定されます。

月次試合は毎月段級別に行います。(木曜日)

申し込み締め切り 試合がある週の月曜日 午後5時まで
試合開始時刻 午後5:30〜
紅白試合には、所定の勝ち抜きを達成すると即日昇段できる「抜群昇段」という制度があります。これは、修業年限及び昇段最低年令にかかわらず、その日に昇段できる制度です。

紅白試合

月次試合・紅白試合の申し込み
申し込み期日
月次試合の申し込みは試合がある週の月曜日まで。
紅白試合の申し込み期日は「年間行事一覧」をご覧ください。
kodokanjudoinstitute.org

・月次(つきなみと読む)試合や紅白試合について。(リンク先のように)誰でも基本、申し込めば参加できる。月次は段級ごとにやるから、水準が違って一方的になることもない。こうやって、見知らぬ相手と本当に公式な「試合」ができる場というのは、ほかの格闘技でも少ないというか、そこに行くまでもハードルが高いだろう(合気道で試合をするところはごく一部。ボクシングで、特に見知らぬ相手と試合できる場…これも非常に少なかろうです)。いわば講道館本部で行われる月次試合や紅白試合は、合法的で、比較的安全にやれる『ブレイキングダウン』なのかもしれない。


www.youtube.com


以上は、酒飲みながらの談話をうろ覚えで再現したもの。

SNSで補足のメッセージをもらった。

こないだ、講道館は初の試みとして朝稽古というのをやったし、都柔連はサタデー稽古会というのを月一土曜日にやってたりで、柔道普及のための試みをいろいろやってるよう。

そこで「大人になってから柔道始めました」とか「中学時代柔道部で初段取ったけど、子供が大きくなったので25年ぶりに柔道再開したくなりました」というジェントルマンたちに会い、どこで練習してますか?どこで初段取りました?とか聞くと、区の柔道会とか、町道場とかで稽古してます、ってんで、やる気さえあれば場所は見つかるんだなぁ、というのが印象。
ただし、柔術道場のように、常設道場で毎日稽古がある、とか、大人白帯でも手取り足取り教えてもらえる、というところは、講道館以外にはない、とは思う。


一連のツイートにあるような、大人初心者に指導するノウハウがない、というのはごもっとも、だと思う。
自分が3段を目指すのは、3段になると指導者資格が取れるので、近くの体育館など借りて大人の「受身練習会」(その程度でよい)などやってみたい、それが柔道の入り口になればよいなぁ、と思うを


BJJやってるおっさんだけが「柔術で充実!」などとイキっているのは癪に障るので、柔道の素晴らしさを全オヤジアマチュアグラップラーに知らしめたいと思う。

講道館の「一般稽古」は、このGoogleカレンダーにある通り、平日18:00〜20:00。
http://kodokanjudoinstitute.org/schedule/
この一般稽古は「勝手に相手を見つけて、打ち込みでも乱取りでもやってくれ。分からないことあれば立ってる指導員に聞け」というもので、白帯が一人で行くとやることなくて絶望する。

自分が卒業したのは、この「学校講道館」。今だと18:00〜19:30の授業が、日曜祝日以外毎日ある。これは卒業すると初段だが、出席日数が足りないと審査受けられず、審査で試合して勝たないと昇級、卒業もできない。誠に厳しい。
http://kodokanjudoinstitute.org/learn/kodokan/training/school/

うん、やっぱり講道館教室・月次試合の「ドキュメント72時間」やるべきだな(笑)最後に川べりの家が流れる。

www.youtube.com