9月24日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.44』の記者会見が8月9日、都内で行われ、フェザー級で前王者のクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)の試合が発表された。既報の「牛久絢太郎vs.萩原京平」に続くフェザー級の注目カードとなる。
(略)
ケラモフが王者になりました。(前王者の)クレベルが、その挑戦権をもつ最右翼であることは変わらない。ファンも含めて、次に挑戦するべきだと太鼓判を強く押してもらうために、金原戦はとても大きな意味を持つ。“金ちゃん”──金原選手にとってもここでクレベルを獲れば、タイトル挑戦権に一番近い選手を倒すわけで、鈴木千裕が勝って、さらにフェザー級戦線が混沌としているなかで、金原選手が勝つことでさらに風雲急を告げる。
gonkaku.jp
バンタム級で、太田忍が朝倉海復帰戦の相手となることを猛アピールするなど、「次の試合」の組み方を巡ってはいろんな話題が出ている。
上記の
太田忍vs朝倉海の是非(これについては別建てで一記事書きたい)
鈴木千裕は次戦、誰?
鈴木千裕vs朝倉未来はありか
クレベルはダイレクトに王者挑戦すべきか
ケラモフの祖国大会での相手は?
などなど。
そんな中で「裏番長」と言われた金原正徳が、クレベル・コイケの相手となったのは実にどうも、一つのつっかえが取れたような爽快感がある。
以前書いた。
(※ケラモフvs未来がクレベルへの挑戦者決定戦、と言われた時点での見たてです)
金原正徳の処遇が宙に浮く?んなことないよ。
前も書いたが、そもそも真剣勝負のMMAなら「裏番長」はあるべきではない。否応なく勝ったら「表」に、無理やりでも押し出される、それが正義だからだ。
これも以前書いたが、中国古典の「野に遺賢なし(在野に優れた人はいない)」は、悪口ではなく最高の賞賛。優れた人はもれなく政府に採用され働いてくれている、不遇な扱いをされてる人はいない…の意味だから。だからぶっちゃけ、朝倉未来に予想されていたルートをそのまま金原に提供すればいい。
つまり、クレベル・コイケとのタイトルマッチ(※実は本音では、鈴木千裕に苦も無く勝利するだろうと思ってる)。
あるいは「vs平本蓮」。
https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/2023/05/28/102927
クレベルが王座をはく奪され、「表」の肩書がなくなったこと、金原が目標と公言していたケラモフがああいう形で遠のいたことで、かえってこういう運びになったのだから面白い。