遅れがちだった格闘技の話題、証文のだし遅れだがRIZIN.35では、二つの三角絞めを見ることができた。
この解説番組でもシーンを見ることができるが
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ひとつは、ホベルト・サトシ・ソウザのこのフィニッシュ。
この後ろからの組み付きで三角絞め持ってくのとか見たことねぇ。サトシ変態すぎる(褒めてます) #RIZIN35 #ホベルトサトシソウザ #ジョニーケース pic.twitter.com/TLLMsTCMDY
— 青木 勇人(ゆうと じゃなくて はやと) (@aokihayato03021) April 17, 2022
格闘技がマーシャル・”アーツ”と呼ばれるなら、その言葉にふさわしいのはこれだろう。
ほとんど少年マンガ的な何か、とでもいうべきで…相手の背中についた自分が前に落とされる時に足を絡めて極めるって何よそれ、だ。
ただ、これは超絶美技のファインプレーではあるんだけど、失敗したらやばかった、的なハラハラドキドキの技でもある。
こちらは、それとは対照的。
最新のRIZIN切り抜き動画を公開!
— RIZIN切り抜きまとめch (@rizinmatome_ch) May 7, 2022
ケラモフの三角絞めがエグい・・・https://t.co/os1sqNXGgl
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相手の中島太一も長身を生かした戦いをする相当の実力者で…たとえば朝倉海と闘っても互角以上、ではないかと思ったり。
RIZIN36に出たいです。沖縄最高じゃないですか。次からバンタム級でやろうと思っているので朝倉海選手の復帰戦の相手に僕はどうでしょうか?#RIZIN#RIZIN36#沖縄アリーナ
— 中島太一/Taichi Nakajima (@taichi31986717) May 5, 2022
しかし、その中島に実際に打撃を効かされたケラモフが「こりゃ勝たねばいかん」と思ったら、この勝ち方だよ。
で、自分的にはこれが理想…だって、やはり下からの三角では、持ち上げられてのバスター(いわゆるパワーボム)とか、上からのタコ殴りでやられてしまうリスクがある。
上から、それもマウント状態から三角絞めが極められればこんな盤石で安全なことはない。
だけどそれをみんなやんないのは、けっこう不安定だからやりたくてもできないんだ(笑)そりゃそうでしょ上半身のかなり上に乗るんだから。
しかし、それをケラモフはあっさりやっちゃうんで。
中島太一vs朝倉海もいい試合になると思うけど、スジ的にはケラモフvs朝倉海だろうね。ここで朝倉海に黒星をつけておくのもUFC流出をふせぐにはいいかも、とか榊原信行社長がおもえば、あるいは(笑)
いまは技術解説のyoutubeもたくさんあるねえ.本人もふくめて。
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そして三角絞め話の最後を絞めるのは、いや〆るのは・・・・・・・・引退した高阪剛。
実は高阪剛って、「プロフィールには得意技として三角絞めを挙げていたが、MMAでこの技で勝利したことが一度もない」という小ネタのエピソードがあったのだ。
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いや、当然そういうことはあり得るだろうけれども、それでもやっぱりなんかおかしくてね(笑)。そういう格闘技のあるある話をうまく物語に取り入れた「柔道部物語」でも、主人公・三五十五の後輩・田丸が「内股が得意だ!俺の内股は芸術品だ!」と自負してるのに、なぜか試合では決まらないどころかその技の失敗のせいでピンチになりがちで、相手からは「あいつは内股が得意じゃなくてヘタクソだったんだ!」「ニセ情報を流すなんて卑怯者め!」とか言われたりする、って挿話がありました。
「高阪剛の三角絞め」、結局映像その他では見られず、ジム生とかだけが目撃してるのでしょうかね。(旧リングスルールの試合でエスケープ奪ったりとかはあったかも。)