INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

安彦良和氏「『天の血脈』結末は予定通りなのに…まったく読者は!」と怒る。ウチ…じゃないよね?(笑)

ちょっと昨日「安彦良和」がトレンドのキーワードになったりしましたが

www.oricon.co.jp

ククルスドアンを、安彦良和氏が監督して映画に、ですよ、皆さん。
ドアン、ただの「逆セリエA」の例に出てくる人じゃなかった。

http://www.yutoriweb.com/kai/083.htm
改蔵:「逆セリエA。最近ではこーゆう表記の仕方もあります。セリエ∀」
セリエA イタリアのサッカー一部リーグ。世界最高峰のリーグの一つ
アニメ「∀ガンダム」 99年放映 ヒゲ・ガンダムとして話題を呼んだ。 ガンダム者 の用語解説を参照

改蔵:「名門校野球部で補欠に甘んじ、出場すら出来ないより、弱小高で4番でキャプテンの方が楽しいということですよ。」
漫画「キャプテン」ちばあきお) 谷口くんは名門の補欠だったのが、弱小に転校した途端にレギュラーに・・・
漫画「名門!第三野球部」(むつ利之) こちらは三軍が一軍を倒してレギュラーを奪ってしまいます・・・
(略)
改蔵;「もっとわかりやすく言えば、ゲルググア・バオア・クーで戦うより、旧ザクでククルスドアンの島にいた方が幸せって事ですよ。」
アニメ「機動戦士ガンダム
第15話「ククルス・ドアンの島」 
第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー
ジオンのパイロットとしては機能の高いゲルググに乗ってもザコキャラとして扱われてしまうア・バオア・クーよりも機能の低い旧ザクでも自分だけが子供たちを守れるという役割を持っているククルス・ドアンの島の方が幸せということ


いま「ククルス・ドアン」といって通じる層に向けて作るのか、それより幅広いところに広がっていくのか。まことに興味深い企画です。



とこ
ろで。


この前、こんな本が出ました。


この中で、少し前にアフタヌーンで連載された「天の血脈」について語ってるのだが…

…自分としては計画的に終わらせたんだけど、たまたま普段あまり見ないネットでの感想を見たら「これは絶対打ち切りだ」、「こんな終わり方はない」みたいに書かれていて。全然わかってないな~と思ったね。ちゃんと読めばわかると思うんだけど。
(略)
こちらの意図が通じないというのはビックリしたね。我々は描く時に、読者の全部は理解してくれなくても、たいがいの人はわかってくれるだろうと。そういう期待を持って描くんだけどね。
『天の血脈』の最後は、相当上手く描けたと思ったから、理解してもらえなかったという意見はかなりショックだったね。
漫画を読む人の読解力に関しては難しいものがあって。やっぱり、漫画はそんなに高尚なものじゃないし、有象無象が読んでくれてこその漫画だと思っているからね。ただ、その一方で「俺の読者はこれくらいの読解力はあるよな」と思うところもあって。「俺の読者」なんていうのは生意気だけど。『天の血脈』ではそういう部分を考えさせられたね。

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安彦良和「天の血脈」ラストは計画通り。ファンは分かってない!

あー、ネットの評判とか、たまたまご覧になったのか。
そういう偶然あるんだよね。ははは、だいぶお怒りのようだ……


とか考えてたら、思い出した!!

m-dojo.hatenadiary.com
最強の「長編グダグダ漫画家」を決めるのは、ちょっと待ってくれないか…安彦良和氏「天の血脈」も、ビリーバットに劣らぬ尻切れトンボ感をふり巻き完結。

・・・・・・・・・・・・・・。
しかしまァ、まさかこんな辺境のブログなどはさすがに、目を通す範囲には入っていまい。それこそククルスドアンの島のように、ひっそりと隠れ住んでいるような小さな場所だからな。

ただ…「天の血脈」でグーグル検索するとさすがに出てこないが
「天の血脈 打ち切り」のサジェスチョンが出てきて、
それで検索すると二番目に出てくるのも、また事実だ(笑)

www.google.co.jp

しかし!!ブコメでも、賛同のコメントを頂いた!!
[B! comic] 最強の「長編グダグダ漫画家」を決めるのは、ちょっと待ってくれないか…安彦良和氏「天の血脈」も、ビリーバットに劣らぬ尻切れトンボ感をふり巻き完結。 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
これはもう、連帯責任であるとは言えまいか(笑)



それにそもそも、安彦先生いかにお怒りかといえど、「天の血脈、ラストはグダグダだった」との旗を降ろすか降ろさぬかといえば、そこは弓矢八幡にちかって。
安彦先生が描いた大久保彦左衛門のごとく、そこは一をもって貫くのでござる。

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安彦良和が描く大久保彦左衛門 (三河物語

セプク!


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安彦良和、読者に怒る(おもに「天の血脈」で)~マイ・ページ・バックより