話は、ブクマを多数つけたこのツイートから。
以下独り言です。(1)この数年、Twitterへの投稿をサボっているうちに「北欧の理想と現実」という殺人や強姦といった北欧のネガティブなニュースを伝えるアカウントのフォロワーが急増していることに気づきました。人気の理由を知りたくて、このアカの数か月分のツィを読んでみました。
— スウェーデン政治経済情報 (@sweden_social) 2020年9月18日
(2)基本的にはスウェ語やフィン語のネットニュースを翻訳しているものが多数です。スウェーデンについては、ExpressenやAftonbladetといった発行部数の多い大衆紙からの引用が多く、引用先の記事の内容は「フェイク」ではないです。同アカの日本語訳がかなり扇情的なものの、虚報ではないでしょう。
— スウェーデン政治経済情報 (@sweden_social) 2020年9月18日
(略)
(9)自らの日本語能力を駆使して大袈裟な日本語訳を続けると、「北欧はこんなに立派なのに日本は…」か「一部の人が理想とする北欧は実はこんなに酷い。これに比べて日本は…」のどちらか極端に陥ってしまいます。これはプロパガンダそのものです。
— スウェーデン政治経済情報 (@sweden_social) 2020年9月18日
(13)なお、管理人は北欧に暮らしているわけではないので、情報源はネット記事に偏っています。当アカがフォローしている現地の日本人の方達は、フェアでバランスのとれたツィートをされています。現地の情勢を知りたい方はぜひ参考にしてください。
— スウェーデン政治経済情報 (@sweden_social) 2020年9月18日
長くなりましてすみません。良い週末を。
あるいはこちらで
相手はこんな皮肉を込めた、半分反論のツイートをしている
#スウェーデン マルメの殴打事件をExpressenが報道
— 北欧の理想と現実 (@yasemete) 2020年9月20日
この事件は、一部で評判が悪いらしいSamhällsnyttというサイトが最初に取上げ、大手マスコミが追随しました
こんなのもある一方、BBCもフェイクを出すわけで、"差別的"とかいう誹りには距離を置くことも必要ですね#北欧https://t.co/fSOuY6KmC2
この話を読んだとき思い出したのが、かつてはUWFインターに出場していたダニエル”ビースト”スバーンというプロレスラーが、その後、真剣勝負の舞台UFCで初期に大活躍をし、とんでもないぐらいに商品価値が高まったところで、に唵のインディプロレス団体「IWAジャパン」に来日。いったいどうしてなのか、反骨なのか、ブッカーとの友情なのか、インディの盟主となろうという深謀遠慮か……といそいろ推測されたが、後日のインタビューによると「だって自分はIWAと新日本プロレス、どっちのほうが格が高いとか知名度があるとかなんて、まったくわからなかったんだよ!!」というのが原因だったと。
実際の話、海外のニュースサイトや掲示板でのディスカッションを翻訳して紹介する活動は定着しているが(というか自分も格闘技分野では、その草分け的な動きをいささか観察もしたし、参加もした)、実際、その翻訳元の信頼度、権威、バックグラウンド、人気などはやや見極めがたいのも事実だ。
そこで・・・・・・・・・これはジョークのコメントだったのだと思うけど、ちょっと興味深いブクマがあった
スウェーデン政治経済情報 on Twitter: "以下独り言です。(1)この数年、Twitterへの投稿をサボっているうちに「北欧の理想と現実」という殺人や強姦といった北欧のネガティブなニュースを伝えるアカウントのフォロワーが急増していることに気づきました。人気の理由を知りたくて、このアカの数か月分のツィを読んでみました。"b.hatena.ne.jpはてブ総合エントリとブコメセットを翻訳して北欧にアップしよう!(提案)
2020/09/20 00:21
けっきょく、はてなブックマークの本質はなんだろう?と考えると、「森羅万象、あらゆるネットの記事に対し、登録者が「投票権」を持っている。その投票によってランキングが上下する仕組みのニュースサイト」なのだと思う。
いったい今、どれぐらいの数がいるのかよくわからんけど、ある程度の規模と多様性をもって、そういう投票とランキングを日々行っているところはあまりない(あったら教えてほしいのだ、「はてなブックマーク」のライバルを)。
これにある種の偏りがあることは重々わかるが、ただそれでも、単独の政党機関紙や、単独のニュースサイトの「偏り」とはかなり意味が違う。
ぶっちゃけ、虚心坦懐に、同じ種類のサービスが、アメリカや、中国や、韓国や、台湾や、イスラエルであるとして、そのランキングが知りたいか?上位の記事を読んでみたいか?となれば、自分は読んでみたいんだよね。
だから諸外国の人も同様だと思う。
以前「海外で流行っていて、日本上陸が望まれているネットサービスがあるように、日本では定着しているが海外に持っていったらそれで商売になるようなネットサービスがあるのでは」という設定で、外国人のユーザーが驚いて祖国の人に紹介するはてブ、とおいう一文を描いたことがあった
m-dojo.hatenadiary.com
・はてなブックマーク
……メディアやニュースサイトの押し付ける価値観を脱して、我が国の言論の民主化を進める武器です!個人的なメモのような使い方もできるけど、登録した人が「1人1票」の投票権を、すべてのネット記事に持っているような仕組みでもあるんです。みんなが「投票」した記事が、ポータルサイトのランクをぐんぐんと上がって、人の目に触れる機会が増える。コメントも付けられるから「良い記事だ!いい作者だ!」だけじゃなく「この記事はひどい!作者もアホだ!」という意味で投票することもできる。わが政府や大メディアの押し付けとは別の、生の人気によるニュースのランク付けができるんです!
はてなといえば米国法人を設立してることで有名だけど、今はどうなってるんかね活動。
www.itmedia.co.jp
markezine.jp
もし本当に米国で存在感を示す意思があるのなら、機械翻訳でも構わないから、はてなブックマークの記事内容がおぼろげにわかるぐらいのクオリティでいいからやってほしいものである。もちろん諸外国でそれぞれ、はてなブックマークに似せたサービスがあれば、それぞれのランキングをこちらが覗くこともあるだろう。
b.hatena.ne.jp
それは、少なくとも上のツイートで議論された「〇〇というサイトからの情報(ばかり)が伝えられるので、結果的に内容が偏る」ということよりは、よりましな形の「各国のネット言論の状況」を知るポータルになると思います(まさに北欧にはてなブックマーク的なサービスがあり、その動きをリアルタイムで見られたら?を想定してみてください。)
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