話題の記事を受けて、逆から考えてみた。
【小説】もし、ニャントロ国からの留学生が日本に留学し、日本のネット環境をみんなに報告したら
いま、日本に留学してます
さすが日本はIT先進国だと思いました。
我が国は、残念ながらIT、ネット環境は少し世界に遅れましたが、だからこそこれから最新の技術やサービスを導入する余地があります。もし戻ったら、日本のこういうビジネスのニャントロ版を立ち上げたいと思います。こういうのを「タイムマシン経営」というんだそうです。この国のソン・ジャスティスという人が、それでビリオネアにのし上がりました。
自分が特に使ってるサービスは…
・ニコニコ動画
びっくりです!動画をただ流すだけじゃなくて、面白い場面に「ここ面白い!」とか「この子かわいい!」とか、「字幕」を自由に使えるんです!すごく画期的だ!!
・アメーバブログ
これからブログが流行しそうなわが国だけど、人気の「芸能人」にこっちから営業して、ブログを書いてもらうんです!ブログは楽しいし、自分の発信手段を持つのは有利だから、けっこうやってくれると思うんです。芸能人のブログは、絶対に圧倒的な人気になって、ITオタクが中心のブログなんかより絶対にメジャーになります!
・2ちゃんねる&はてな匿名ダイアリー
どこの誰がかいたかを、敢えて名乗らないように、名前の欄に「名無しさん(アノニマスの意味)」と入れていて、いろんなジャンルで話し合えるようにしているんです。同調圧力の強いわがニャントロ国では、それを気にせず語れる場が必要だと思う。これもマネしたい。名誉棄損やその賠償金が必要だが、この創業者は、破産していないようだし…どうやっているんだろう?
・小説家になろう
誰でも小説を投稿できるオープンな場を作って、新着が来たら登録したファンにすぐ通知されたり、人気のランキングで流行が分かったりするんです。そこからベストセラーの小説が出たら、権利の分け前にあずかることもできるんです!
・ピクシブ
誰でもイラストや漫画を投稿できるオープンな場を作って、新着が来たら登録したファンにすぐ通知されたり、人気のランキングで流行が分かったりするんです。そこからベストセラーの漫画が出たら(以下略)
・ツイ4
手軽な4コマのカートゥーンを投稿で募り、それをネットに載せたりtwitterに流します。そこからベストセラーの漫画が出たら(以下略)
・ヤフーニュース
ポータルサイトを創ったら、自分であちこちからのニュースサイトから安く記事を買って、自分のブランドで報道し直すんです。そうすると、最後はみんな、それぞれのメディアでなくそのサイトに来る。知名度や広告も、そのポータルに集まり、メディア全体をコントロールできるんです!
・はてなブックマーク
逆に、メディアやニュースサイトの押し付ける価値観を脱して、我が国の言論の民主化を進める武器です!個人的なメモのような使い方もできるけど、登録した人が「1人1票」の投票権を、すべてのネット記事に持っているような仕組みでもあるんです。みんなが「投票」した記事が、ポータルサイトのランクをぐんぐんと上がって、人の目に触れる機会が増える。コメントも付けられるから「良い記事だ!いい作者だ!」だけじゃなく「この記事はひどい!作者もアホだ!」という意味で投票することもできる。わが政府や大メディアの押し付けとは別の、生の人気によるニュースのランク付けができるんです!
いかがでしたか?こういうサービスはまだわが国には無いよね?もしこんなビジネスが始まったら、使いたくありませんか?誰か、投資家で興味をお持ちな人はいませんか…
いや、上のようなサービスそのものや、サービス内のそれぞれの工夫が、他国にはとっくに類似品があったり、むしろこっちがそれらのパクリってこともあるんじゃないかと思う。でもまぁそれはそれで、やっぱり日本のITサービスだっていろいろ独創もあるし、「海外に世界覇権の大手サービスがあるのに、それでも日本独自のサービスが飲み込まれずに存在しているだけですごい」ってこともあるんじゃないかな。
そのへんを、逆に知りたいと思います。たとえば、はてなブックマークに該当するようなサービスって各国にあるんでしょうか?
=======過去記事より=============
話題の記事を受けて、関連した過去記事をいくつか