まず、100万人が登録している朝倉未来は別格なのである。大別格なのである。
朝倉未来 Mikuru Asakura
チャンネル登録者数 120万人
www.youtube.com
(OMASUKI FIGHT氏によると、スポーツ選手の世界ランキングとしても最上位ランクらしい)
米スポーツ選手くくりのトップユーチューバー。オブザーバー最新号より。:
— OmasukiFight (@omasukifight) April 5, 2020
ベラ・ツインズ(元WWE):登録者数270万
ステフィン・カリー(NBA):110万
ジュジュ・スミス・シュスター(NFL):97万
ロンダ・ラウジー(元UFC、元WWE):87万5千
朝倉未来99.6万人というのはまさに世界レベル。
※なお、朝倉未来とユーチューブに関してはこちらも参照
m-dojo.hatenadiary.com
自分の知ってる、というレベルでのyoutubeチャンネル。まだまだあるんだろうけどね…
獣神サンダー・ライガーチャンネル-Jyushin thunder Liger CHANNEL-チャンネル登録者数 12.2万人
前田日明チャンネル チャンネル登録者数 4.61万人
Yamaken Tube チャンネル登録者数 9270人
自分はこの前も書いたけど、別に何の理由があるでもなく、「youtube(の生放送、一人語り的なコンテンツ)を見る習慣が無い」ゆえに見ていなかった。
この機会に、何本か見てみた。
www.youtube.com
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喋りに慣れている人、慣れていない人、慣れが無いのがかえって売りな人・・・・・・いろいろある。
YouTubeチャンネル、田村潔司一人UWF放送室。こちらで田村さんが自分について語っているのを見て、あ〜そんなふうに思ってたのかと初め知る事も
— 菊田早苗 (@sanaekikuta) June 14, 2020
アブダビ前々日に二人で壮絶ガチスパー
あまり知られてませんがいい思い出です。
田村潔司YouTube、その他いろいろ雨白いですよ。https://t.co/lH8oyHzCO9
自分が反応するのは、やはり往年の事件、人物、日常を回想する思い出話のエピソードだ。
たいへんに、楽しい。
しかし・・・・・・そこで思うのだが、「自分が思い出話をyoutubeで語れば視聴される=金になる」と気づいた選手、元選手、裏方、元裏方・・・・らが、これまでの同じように雑誌インタビュー、語ってくれるかなあ?と。
まだ気づいてないかもしれないけど、どこかで「あ、雑誌のインタビューで語るのやめとこ。このネタ、youtubeで公開すればXXX回視聴で、〇〇円になるわ」と。
要は、これと同じことが起きる可能性ですよ。
伊集院光がラジオで語った「かつて放送作家を志望したアイデアマンは今は自分でYouTuberになってしまう」は切実な問題では。ADならばひとまず若くて体力がありハキハキしてれば誰でもOKだろうが、作家は別。商業誌に描くプロの漫画家よりコミケの人気作家の方が立場も収入も上みたいな現状と一緒か。
— naokki (@miumisuzu) June 18, 2019
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自分の話が持つ「面白さ」が、「直売可能」になったということなのだ。
てか以前、大沢ケンジ氏を勝手に例に挙げて「雑誌にて知識を披露するよりユーチューブで喋った方がいいんじゃね?」としたことがあった(忘れてた…)
いやもちろん、朝倉未来も今回の勝利や矢地祐介完封で「現在のMMAで屈指の戦略家」という評価は高まって久しいが、youtuberとしての人気は別に技術解説、というわけではない。
本当に「大沢ケンジの技術解説ちゃんねる」にどれだけ来訪者が生まれ、収益につながるかはわからないし、そもそも今回の解説だって優れた聞き手(ジャン斉藤氏)の力もある。だが、自分の知識や言葉をマネタイズするとき、今後は「これ、インタビューで話そうかなー?それとも自分のyoutubeでトークしようかなー?」という比較考量をすることが、良くも悪くもできてしまう。それが2019年の風景ではあろう。メディアにはしんどい話でもあるし、個人のyoutubeもメディアとするなら、百花繚乱の全盛期、ともいえる。
てか、できたしさ!!
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仮に、そういう「自分の話が売り物になる」という意識がない人は人で、逆に単なる趣味や社交ツールとして、その面白さをyoutubeで無料放出する、みたいなこともある。
試合翌日に、まったくの善意で、すらすらと試合を振り返ってしまい、それが動画で流れて、雑誌の取材は「新鮮味」がなくなってしまうことだってあるかもしれない。
もちろん、
インタビューには「聞き手」がある。鋭い切り込み、分析、知識、さらには絶妙の相の手で
「いやー、俺一人じゃ思いつかないような視点で分析できたよ。聞き手のプロがいると違うね!!」となるかもしれない。
でも、そこから
「え、いま雑誌の、この仕事のギャラ君〇〇円なの??じゃあ、その2倍払うからさ、俺のyoutubeの専属で、聞き手役で登場してよ!!」となるかもしれない。
さらには、フリージャーナリストの「横島学さん」がふと「ん?雑誌に書くより(あるいは並行して)、話を聞くところを録画して、自分のyoutubeチャンネルで流せば儲かるんじゃね?」となるかもしれない。
といいつつ、相場わからないけどね。
どこかで聞いたけど、朝倉未来クラス、つまり登録者100万人のユーチューバーの年収は3200万円相当・・・・・・・云々だとか。
https://career-picks.com/average-salary/youtuber-syuunyuu/career-picks.com
YOUTUBEで食える食えないなどに関してはここも参照
news.yahoo.co.jp
ほかはまだまだ、小遣いにもならん感じかもしれない。
ただ、問題は「雑誌のインタビューに答えてもらう有形無形のメリットより大きいか」です。
インタビュー記事の報酬が、圧倒的にその話をユーチューブにするより多ければ問題は無いんだけど、そもそもそういうものでもないからね。
そこで、天秤が傾いて「やっぱりほんの〇〇円の収入にしかならなくても、自分で勝手にユーチューブに喋った方がいいや」となれば、面白さは分散していく可能性が高い。
雑誌インタビューを「この真相はね…俺のyoutube見てもらえばわかるよ」みたいな”フリ”に使うようになったらかなりやばい。
そんな中でも、雑誌は雑誌ならではの特色で生き残っていくことを切に願うのみです。
ユーチューバ―になるには? (マンガでわかるあこがれのお仕事)
- 発売日: 2018/07/05
- メディア: 単行本
- 作者:せいこ, 山田
- 発売日: 2018/08/18
- メディア: 単行本