政府は20日、フランシスコ・ローマ法王の23日からの訪日に合わせ、呼称を「教皇」に変更することを決めた。外務省は理由について、「カトリック関係者をはじめ一般に教皇の呼称を用いる例が多いことや、日本政府が教皇を使用することにバチカン側としても問題ないことが確認できた」と説明した。
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外務省は20日、フランシスコ・ローマ教皇が23~26日の日程で来日するのに合わせ、これまで日本政府として「ローマ法王」としてきた呼称を「ローマ教皇」に変更したと発表した。外務省幹部は「カトリック関係者をはじめ一般に『教皇』の呼称を用いる例が多くみられるため」と理由を説明。ただ、「『法王』を使用しても間違いではない」と話している。
mainichi.jp
ブクマコメントも見てみたけど、
b.hatena.ne.jp
大原則を申し上げたい。
・「自称」と「他称」に関して、基本的、一般的には「呼ぶほうに決定権があるのであり、呼ばれる方には無い」。
・「わたしたちの自称はこれこれなので、こう呼んで」と要請することはできる。それは大きな判断材料にはなるが、絶対に、常にそれに合わせなければならないわけではない。
・変更する時はじっくり、変化を見極めて、がいいかもしれない。
・ただ、ある意味で自称を尊重すべきという場面があるとしたら、公的な立場の公的な文書で、しかもそれが、その対象者に送られる時などだ。この時などは自称を尊重する必要もあるかもしれない。ただ、そういう時の文書と、通常使うときの呼称が別であってもかまわない。
・そして、公的機関が呼称を変更したら、それはたしかにひとつの基準となるが、民間まで右に倣えでそれに合わせる必要があるでもない。ましてや、古い言葉が使われていた本を、版を改める時にわざわざ変えるなども不要だ。
だいたい、この原則に沿えば大丈夫だろうし、今回も、ある意味でまさにそういう形でおこなわれた。
ジョージア。
ミャンマー。
旧約聖書。
日王。
台湾。
共謀罪。
世界平和統一家庭連合。
新浪漫派。
行動する保守。
「共和国」。
西フィリピン海。
アハマディ派。
イスラム国。
希望の同盟。
そして「支那」・・・
自称と他称をめぐる話は、興味深いものが多い。
過去記事はいくつもあるんだけど、代表としてふたつ。
m-dojo.hatenadiary.com
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そして、教皇か法王か迷ったら、この呼称で呼ぼう。
「ローマ司教・イエス=キリストの代理・使徒の頭(※ペテロのこと)の後継者・全カトリック教会の首長・西ヨーロッパ総大司教・イタリア首座大司教・ローマ管区大司教かつ首都大司教・ヴァティカン市国主権者」…ただ、ものによってはこの称号もついている、ともされる。 「そして神のしもべ」と。