朝早いのは、再放送だからだ。
本当は本放送前に紹介しようと思ったが、自分の視聴も含め、忘れてしまってな…
NHK BSプレミアム 03/21 20:00 英雄たちの選択▽この本が日本を変えた!~杉田玄白“解体新書”誕生への挑戦 #nhkbsp #英雄たちの選択 https://t.co/LmyiIxiEOk
— NHK BSプレミアム (@NHK_BS_Premium) 2019年3月21日
解体新書翻訳に際し、杉田玄白最大の功績は、翻訳自体ではなく諸々の営業活動(根回し)だったのでは。/英雄たちの選択 「この本が日本を変えた!~杉田玄白“解体新書”誕生への挑戦~https://t.co/JIA4QgCD9s
— ひらもん (@hiramonn) 2019年3月24日
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日本が西洋化に向かって踏み出す第一歩となったのは一冊の本だった。杉田玄白が「解体新書」を翻訳出版するまでにあったいくつもの壁とは?アイデア満載の突破法をさぐる。日本が西洋化に踏み出す第一歩となった名著「解体新書」。オランダの解剖図の正確さに驚いた杉田玄白はその翻訳・出版を思い立つ。しかしその前には辞書もない外国語の翻訳、幕府の厳しい取締り、図版を刷る銅版画技術がない、などいくつもの壁があった。最大の壁は翻訳の中心になった盟友・前野良沢が不完全な翻訳のままでは出版すべきではないと言い張ったこと。日本を変えるはずの本、出版を急ぐべきなのか、それとも待つか。
自分は、解体新書や蘭学黎明期の学者については、2018年正月に「風雲児たち」がドラマ化される時に書きたいことはほぼぜんぶ書いたので、それ以上いうことはない。
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ただ、ここで触れているけれど、「出版に関する前野良沢と杉田玄白の意見の相違」に関しては、どの部分が
史料に基づく話で、どこの部分が文学的想像力なのだろうか、というのは気になっている。
「菊池寛史観」なんじゃないか、とはそこで書いた。
これはまだ証拠が固まってない「見込み捜査」なんだけど、自分の中で浮上してる容疑者…良沢・玄白の「対立概念」を強調した人は(多少は玄白自身もかいてるけど)、
『菊池寛』
じゃなかろうか!
これが証拠だっ!!
http://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/497_19867.html
ぶっちゃけ、「蘭学黎明編」のメインストーリーは、この菊池寛の小説に沿って展開する、といってもいいんじゃないだろうか?
菊池氏は良くも悪くも、史劇や伝統的な説話を近代的感覚、大正デモクラシーの時代の風潮に読み替えることに長けていた人。(恩讐の彼方に、とかさ)
そのへんの切り分けを、番組でしてくれるならこれほど素敵なことはない。
なお、「風雲児たち」蘭学黎明編は「ソク読み」6巻で一部が読める
(その前から始まってるのだが、前の巻は読める冒頭部が別のエピソードなのだ)
sokuyomi.jp