こちらのネタバレ解決篇
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※別作品も含め、
ネタバレすることに
納得した上で読み進めてください。
この「チ。-地球の運動についてー」における、ある種の仕掛け(トリック)は
これも歴史漫画(スイス独立戦争)である「狼の口」第一話の仕掛けと似ている。
すなわち
「冒頭(第一話)で主役然として登場させ、心理描写などもたっぷり描いて、読者に感情移入させた人物は実は早々に退場(死亡)するやられ役。それによって、『敵側』の強大さを強調する」というやり方ね。
つまり、この回と同様に…
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「チ。」もこれと同様に、冒頭で登場する主役っぽい少年が、ああしてああなるんだよわさ。
これはストーリーとしてはある種の「捨て回」になるから、かなりリスキー。だが、最初でないとそもそもやれない手。
まあ、驚きました。
ただ、「男塾」「ライヘンバッハのホームズ」的な可能性もなくはない
つまり、「死んだと思っていたアレがアレだった」という描写も、ぎりぎりで可能っちゃ可能かもしれない。特に処刑方法がアレで、遺体の描写がどうだったかなーーーーと思うと、ね…物語は、そこから10年後だから、年齢的には当然、生き延びていたら再登場はし得るのだけど
※追記 その後、新章でもそこの主要登場人物は途中で退場。この作品は次々と主役級の「人物」は交代していき、その上でひとつのテーマが追求される、そんな構造であることはほぼ確定しましたね。