INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

合法範囲での「人騒がせ」再論。森林内に置いた『不気味な物』『宝探し』………。

こんな記事がある。

背筋がすっと寒くなる… 「森林恐怖症」って知っていますか? https://www.buzzfeed.com/jp/bfjapan/hylophobia-is-a-thing

いや、「森林恐怖症」ってそりゃ、ほんとにあるのかもしれないけど、上のバズフィード記事で取り上げられている「森の怖い風景」って、どうみても、どこかの誰かが、意図的に「来た人間を怖がらせてやろー」と思ってる作為がみえみえだよ(笑)

だけど、それを咎めているわけじゃない。
わたしは気を悪くしていない、むしろたいへんに愉快だ(ルー・テーズ風)。

ここで、この音楽を流しながら………


ふしぎしぎ まかふしぎ ルワ
ふしぎしぎ まかふしぎ ルワ
不思議嫌いは 弱虫小虫 ルワル


森はナチュラルに不気味ではある、けれども! 
そこに動物の骨を宙づりにする。人形の首にストッキングをかぶせてぶらさげる。
フードをかぶった人形をぽつんと置く。
空き家の入り口に、矢印をかいておく・・・・・・・・・・・・・


たしかに怖い。不気味だ。 だが、その不気味さによって、子供たちが恐怖と、冒険心のはざまで揺れ動く・・・・・・・・・
ここでもう一曲。スタンド・バイ・ミー


ここから先は、感覚の問題だから、そんな発想は理解不能だ、という人は、まぁそれはそれでごもっともであります。
だが――――――――――――こういう形で、どんなものでもいい、人を驚かせる、不気味がらせる。あるいは、この日常とは違った、「異世界への道しるべ(らしきもの)」を、指し示す。
そういうことにロマンを感じませんかね、という話です。感じませんか。
もちろん、それが犯罪であってはいけない。非合法であってはいけない―――――――――そのうえで、上の森林の各種の仕掛けのような、「人騒がせ」ってできないかなあ、と。


過去の記事や、画像コマを紹介する。

ケンタッキーで無人機「ドロゥーン」に骸骨とフードを取り付け、飛ばして人を驚かせる人がいた……http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140108/p6

「赤羽UFOおじさん」の話…人に害を与えない「人騒がせ」って、やっちゃだめかな?-http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131019/p4

「人騒がせ」再考――のび太職務質問から -http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140617/p4



そしてアメリカでは、がんを宣告された億万長者が、ロッキー山脈に「隠し財宝」を……⇒結果:けが人死人続出。

これ、ことしの6月か7月か…ラジオで聞いた話です。どこのラジオだろう?
まあ、エピソードはアメリカでは有名らしいので、これから検索してみる。

はい、あった。


・・・・・・・・・・・同氏が2010年に自費出版した回顧録The Thrill of the Chase」に書かれたヒントを頼りに、7年前から多くの人が一帯を訪れている。

 途中で道に迷った人もいるが、当局は正確な数を把握していないとしている。フェン氏の言う「宝」は同氏の孫娘だと信じ、つきまとった男もいた。

 フェン氏の回顧録には、9つのヒントをちりばめたとされる詩が書かれ、財宝の入った箱が埋まった場所に人々を導くとされる地図が描かれている。

 同氏は、約7.5キロの金、有史以前の貴重な腕輪、首飾り、宝石が詰まったブロンズ製の箱を実際に隠したと話している。一部のトレジャーハンターはその価値について、100万〜200万ドル(約1億1000万〜2億2000万円)と推計している。

アンティークディーラーのフォレスト・フェン氏(86)が開催している宝探しは、サンタフェの北に位置するロッキー山脈に多くの人を引き寄せてきた。しかし…(略)… ウォレスさんとみられる遺体が発見されたのは18日。ウォレスさんが宝探しをしていた岩場からそう遠くないリオグランデ川に浮かんでいた。
 ニューメキシコ州警察のピート・カセタス署長は、宝探しがあまりに危険になっているとしてフェン氏に中止を求めてきた。
 署長は「これが続けば、また誰かが遭難し、捜索が行われ、誰かが死亡する」と述べ、「フェン氏に問いたいのは、それを避けるために我々に何ができるかだ」とした。


はははは。
億万長者が、その財産の一部を、どこかに埋め(たと称し)、暗号を発表する。たぶん、発見者にはあげるとも明言してるのだろう。
それをもとに、多くの人がその宝を探しにやってくる。とても楽しいことである。WIN-WINである。
・・・・・・・・・・・ただ、「けがや遭難には気をつけて、安全に宝探しをね!」と申し上げるしかない。


自分だってやってみたいわ、それも探す方じゃなくて埋めるほう。もちろん億円の宝は埋められないが、10万円―――――――いや5万円―――――、いや1万円でもいいだろ、探すのはただなんだから。
そこで、それなりに難しい暗号を発表し、
「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世の全てをそこにおいてきた。」



こんな「人騒がせ」、やってみたくはあるね。自分が80歳、90歳ぐらいで、もし資産に余裕があり、余命と財産を比べて困窮しないで済みそうだ、となったら、そんなのをほんとにやってみたいかも。


「森林に置かれた、不気味な人形」も「山に埋めた財宝と、その暗号」も、ありそうでない日常から異世界に続くロマンとなり得る。
「森林恐怖症」がどうこうとかいいながら、作為性の高そうな記事を読んで、そんなことをつらつら思ったのでありマス(笑)