【訃報】「ドラえもん」スネ夫役・「銀河鉄道999」車掌役の声優・肝付兼太さん死去 - GIGAZINE http://gigazine.net/news/20161024-kaneta-kimotsuki-passed-away/
80歳。
たてかべ和也さんの訃報がこの前会ったばかりで、その時の弔辞のようすやご年齢のことも知っていたから、覚悟して見送ることができた。
というか、ドラえもんは彼らの出演シリーズが始まってから約30年たっているんだよね。50代のバリバリの人が、長命で天寿をまっとうしてもおかしくない時の流れだ、とあらためて思う。
ただ、声優の訃報はいつも衝撃があるのは、この仕事は本当に年配なら年配ならではの役割があり、社会的には現役がかなりあとまで続くからだろう。
で、表題の「僕にとってはザ・声優」というのは…テレビアニメや吹き替えドラマには「声優」がいて、いろんな役を演じているんだ、と実感できたのがまさにこの人だったからだね。声が、とにかく独特で、「あっ、同じ人だ!!」と子供でもわかったからだ。
わかったのはもうひとつ理由があって、肝付氏は天本英世が岡本喜八作品には必ず出演するように、藤子・F・不二雄作品(いや、A作品にも)には、必ずレギュラー出演していたからだ。ケムマキやドラキュラとスネ夫の声が一緒なことは、さすがに気づくだろ(笑)
(※ただきのう、友人と話したんだが「エスパー魔美」と「プロゴルファー猿」には出てたかな?調べりゃわかることではあるが)
しかし不思議なもので、
スネ夫やドラキュラ、ケムマキは大当たり役とはいえ「キザで嫌味な役」に固定されてたかというとそうではなく、たとえば暴力武闘派、口でいうより手のほうが早い、脳が筋肉的な「じゃじゃまる」も見事に演じるし、やや外部から主人公を見守る穏やかな善人…である999の「車掌さん」も演じる。それも役役でまるで違うわけじゃなく、こども心に同じ声だと真っ先にわかるような声なのに、である。
それもまた名人芸というしかない。
ありがとうございました。
肝付 兼太さんの葬儀には思い出としてこの音楽を流して欲しい…
— 田之助 (@shimizu111485) 2016年10月24日
テーマ【スネ夫が自慢話をするときに流れる曲】 pic.twitter.com/DA5R70zESI
@shimizu111485 スネ夫「いやあ、天国のパパが早くコッチに来いってうるさいんだ。天国閻魔管理局にパイプがあるってね。で、ボクそこで声優担当部署の重役ポストってわけ。もちろんジャイアンも同じチームさ。あ、残念だけどこの役職はもう満員なんだ。のび太はまだ現世で頑張ってね」
— uhoxtueboy (@FAIRY_RAVE_SOUL) 2016年10月24日
「中年スーパーマン左江内氏」ドラマ化
なんか藤子・F・不二雄作品のドラマ化って久しぶりのような。 / “藤子・F「中年スーパーマン左江内氏」堤真一主演でドラマ化!福田雄一も参加 - コミックナタリー” https://t.co/X09fc5FKt6
— ルイ (@tundratiger) 2016年10月25日
「中年スーパーマン左江内氏」は疑いなく傑作だけれども、今読むとまあ昭和的な価値観や社会風俗がたくさんあって、どうアジャストするかは興味がある。たとえば「女性の学歴」「こどもの塾通い」「窓際族」「上司が部下を飲みに連れていく(部下も期待していて、飲みに連れて行かないと評判が悪い)!」「与党と野党のなれ合い」「無修正ポルノ」……
どこに普遍性があって、どこは時代に合わせるかを想像すると難しくも楽しい。
福田雄一さんも参加する…って、そんな時間的余裕あるのか!?現在放送中のドラマやって、ジャンプ原作の映画2本企画担当して…
だが。
藤子・F・不二雄原作のドラマには期待しない!!と最初にいっておく。原作の知名度があがってまた世に出回ることだけを期待する。
この「期待しない」を覆して、わたしに謝罪させてもらえれば幸いだ。
格闘家・ジャイアン貴裕の試合入場曲に「あの声」が……
AbemaTVで観てた人達は勿論の事、会場にいた人ですら分からなかったでしょうけど、
— ジャイアン貴裕 (@giantakahiro) 2016年10月20日
今回入場曲前に入ってた「ジャイアン貴裕、入場でーーす!」の呼び込みの声は生前、旧ジャイアン声優のたてかべ和也さんが「入場で使ってよ!」とくださったものなのです。
すんげーだろ! pic.twitter.com/Wt6LVGfinI
ジャイアン貴裕ってなんやねん、という方に説明すると
「パラエストラ松戸」という柔術・格闘技ジムがあって(パラエストラとはレジェンド中井祐樹の道場の系列)、ここでの選手に「内藤のび太」と「ジャイアン貴裕」という選手がいて
こんな格好で入場してくる。
とくに内藤のび太はこんな格好で入場して修斗世界王者、さらにはアジア最大の格闘技団体ONE FCでも王者になっているから相手が困る。(ONE FCではそのリングネームはNOとなったとか…)
そしてジャイアン貴裕は「お前のものは俺のもの、俺のものはおれのもの」なので実質世界王者といったところか(笑)
(※いや実際、内藤選手は勝利後のアピールとか事前の煽りが苦手なんで、プロレスの極悪マネージャー宜しくそういうことはジャイアンがやってるのだ)
そのジャイアンは10月にDEEPで試合をして惜しくも負けた( ★DEEP CAGE IMPACT 2016 in KORAKUEN HALL:第2試合・ムン・ジュンヒ vs. ジャイアン貴裕 - 格闘技徒然草http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20161018/1476783249)のだが、親交のあった、たてかべ和也さんの生声を、生前にプレゼントされ、それを入場につかったのだという。
abemaTVは入場曲が著作権のアレでアレなので、広くきけないのは残念なところだが、記録として。
試合自体はabemaTV格闘チャンネルは再放送も多いので、うまく縁があれば見られるかもしれない。