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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

『近代兵器(銃や飛行機等)を敵も味方も無効化し、チャンバラ・肉弾戦に引きずり込む』…というSFガジェット、「銀魂」最新回にも登場したけど歴史を知りたい【創作系譜論】

銀魂」最終章がジャンプで進んでおりますが、最新回…

しかしこういう下ネタありありで、日本はともかく、よく海外で人気出たなオイ・・・・・・だが、その話ではない。
最新回の
ネタバレしますが

この機械は、宇宙船とか機関銃とか?そういう「あらゆる機械」の機能を停止させる、そういう効果があるのでした。
それを起動させるのも、また機械(アンドロイド)で自分たちもおそらく機能停止する、というのがまた泣かせるのだが…(そして名前がまた、偶然下ネタ)




で、だ。
また初出探偵が、わかりもしないのになぞに気づいてしまったが
この「近代兵器(飛び道具)を無効にする手段がある。ただそれは敵味方無差別に発動する。だから、勝負の手段は肉弾戦やチャンバラになってしまう」・・・・・というのの系譜はどうなっているんでしょう?

シロート無能探偵・刑事が(毛利小五郎とかレストレードの役目)がまず容疑者を候補にあげると、もっともポピュラーで人口に膾炙しているのが

ミノフスキー粒子」(ガンダム
「ゼッフル粒子」(銀河英雄伝説


いやもちろん、ミノフスキー粒子が無効にするのはビーム兵器そのものじゃなくてレーダー、索敵機能であることはわかってるねんで?



英伝のゼッフル粒子は「ローゼンリッター」や「石器時代の英雄」オフレッサーといった白兵戦キャラを登場させる貴重なガジェット

ここにくわしい解説あり
http://rainharuto.com/yougo/346


ただゼッフルは「光線銃をつかうと大爆発しちゃう」なので、だとしたらローゼンリッターのマサカリにやられた瀕死の敵は「死なばもろとも」といって引き金を引いて相手と無理心中しちゃうんじゃないか?と読んだ当初から思っています。

エネルギー・ビームを発射するブラスターは使用不可能になったのだ。撃てば共倒れになる。
空気中のゼッフル粒子がビームに引火し、室内にいる全員が一瞬で灰になってしまう。
(1巻・徳間文庫版P205)


あれも「ゼッフル粒子が充満すると光線銃が『使えない』」という設定にしたほうがよかったんじゃないかなー、と今でも不思議なんだが。
そんな議論は「田中芳樹を撃つ!」でも展開したことがあり、まとめがいまでも残っているな。
http://www.tanautsu.net/the-best01_05_01_aa.html
「爆発するというのは、その銃のすぐ近く、持っている人だけが被害に遭うような小規模の爆発が起きるのだ」というのが、なかなか有力な後付け設定でした。


田中芳樹は「七都市物語」でも「月だか火星だったかの植民星移民が一度は地球を逆に支配し、地球が反乱を起こさないように飛行物体はすべて自動で撃墜する監視衛星システムを張り巡らせた。だがその後に、伝染病が発生し植民星の住民は全滅する。それでもその自動監視システムだけは生き残って機能し続けており、おかげで地球は軍も民間も『飛行機なし』の文明しか持てず、その前提で戦争も政治も行われる」っての書いてましたね。

あ、アマゾン解説で説明されてるじゃん。

七都市物語 (ハヤカワ文庫JA)

七都市物語 (ハヤカワ文庫JA)

突如地球を襲った未曾有の惨事“大転倒”―地軸が90度転倒し、南北両極が赤道地帯に移動するという事態に、地上の人類は全滅した。しかし、幸いにも月面に難をのがれた人類の生存者は、地上に七つの都市を建設し、あらたな歴史を繰り広げる。だが、月面都市は新生地球人類が月を攻撃するのを恐れるあまり、地上五百メートル以上を飛ぶ飛行体をすべて撃墜するシステムを設置した。しかも、彼らはこのシステムが稼動状態のまま、疫病により滅び去ってしまったのだ。そしてこの奇妙な世界で、七都市をめぐる興亡の物語が幕を開くのだった。


しかし、自分が知っている中で、一番古い作品はというと、小松左京「明日泥棒」なんですよ。

明日泥棒 (角川文庫)

明日泥棒 (角川文庫)

うわ!!!昨年再刊されてる!!これで入手困難さは無くなったんだ!!
しかしハルキ文庫から、KADOKAWAにもどっているのはなぜだろう・・・・・・

http://www.nacos.com/komatsu/sakuhin.htm

…横浜から世田谷までわずか四五分で着いてしまっていた。運転手は頭を抱えていた。
 走行距離にして二キロ。ゴエモンは言った。
「われは超空間航行になれとりゃせんだっけ?」
(略)
 ゴエモンは社長の友人、政界の黒幕と言われる田村大三天皇に会わせてくれるという言葉を信じて自分の技術や能力を貸すことにした。ボクとネネ子はゴエモンの付添いを命じられた。
 ボクはある日、彼の首の付け根の所に眼も鮮やかな鰓穴があるのを見てしまった。それだけではなく、ゴエモンの指は六本あった。
 ゴエモンは田村大三にたのまれて世界中の爆発物を無効にしてしまった
 ミサイルは不発だし、鉄砲の弾もでない。未開地の戦乱で、最新装備の軍隊が弓と矢の相手に全滅させられてしまう。
 アメリカは日本政府に対して圧力をかけてきた。事態を見越していた田村大三は以前から持っていたA−城にたてこもった。

初出は1965年の作品だという。


もうひとつだけ記憶をたどると萩原一至「BASTARD」に「絶対魔法防御」というのがありましたな

http://www5a.biglobe.ne.jp/~yak/comp/mahou.htm
ストライ=バー 覇者霊陣 エレエレナムメイリン 精霊よ 我が盾となり給え ストライバー 神霊力 高僧のみが使用できる、魔力を完全に遮断する絶対魔法防御(アンチ・マジック・シェル)呪文。一切の魔法攻撃を遮断できるが、術者の魔法も同様に遮断される。障壁は一定時間が経過するか、術者が任意に解くことがきる。
(第1巻:ジオが対D・S戦で使用)

このへんになるとゲームも関係してくると思うので、当方の知識ではお手上げ。


いやまてまて、魔法といえば
GS美神極楽大作戦のGS資格試験の中で「このフィールドは物理的攻撃が無効となるので、魔力でしか攻撃できない」という正反対のネタがあったな…富樫義博幽遊白書でもやっぱり「ほかの攻撃はこのフィールドでは無効になり、俺の設定したXXXでの戦いしか有効ではなくなる」というのが出てきました。

http://blog.esuteru.com/archives/8301929.html

●海藤というガリ勉キャラが持っている特殊能力は「禁句(タブー)」。
自分の領域(テリトリー)の中で「言ってはいけない」(禁句)と決めたキーワードを言ったら、魂を奪う能力である。

●どんなに妖力・霊力・腕力があろうとも海藤が作った「テリトリー」に入ると無効化される。

●最初のルールは「あつい」とは言ってはいけない


さらにいえば、「王宮に弓の持ち込みはご法度です」「わしがシェリフが務めるこの街は、どんな理由があろうと拳銃は預かっておくぞ!」みたいな『ルール』の中で不自然に武器が制限され、その中で刀や徒手格闘や知恵などがより必要となる…という設定もあったりするわけで(幕末の日本は、拳銃黎明期ではあるけど、ある意味でこれによって「チャンバラ」の意味が大きくなったのですよね)、さらに複雑にはなるのです


なのですが、
今回はSFガジェットだけに集中しましょう。


『近代兵器(銃や飛行機等)を敵も味方も(※ここ重要。そうじゃなきゃ一方的にこっちが撃ちまくるだけだし)無効化するのでチャンバラ・肉弾戦が必要になるフィールドが生まれる』…という、アクションの見せ場をつくるのに大変重宝な、SF(ファンタジ―)のガジェット、どこに何があるのか教えてください。


※これと連動してたのだが、リンク張り忘れてた

「銃や飛行機や魔法が【敵も味方も】無効化され、剣や格闘技などで戦うしかない』…という設定の作品を教えてください - 人力検索はてな http://q.hatena.ne.jp/1477364522

追記 情報が次々

あー、いやいや馬場康誌氏のアレか!
あれはまさにそれ(銃などの武器が無効になる新技術があり、だから格闘技が有効になる)を全面に出してる作品ですね

ゴロセウム(1) (シリウスKC)

ゴロセウム(1) (シリウスKC)

北海道・函館で外国人部隊による無差別虐殺事件発生。「平和回路(ピースメーカー)」と呼ばれるブレスレットを装着した奴らに弾丸は通じない。なすすべもなく殺されてしまう人々。だが、そんな奴らの前に立ちはだかる者がいた。それは“白き魔女”と称される美女、サーシャ・グンダレンコ。かのラスプーチンによって導かれ、函館に降り立った彼女は、天然理心流気合柔術を武器に、大いなる野望に挑む!


コメント欄にて

Poet 2016/10/25 12:59
ジョー・ホールドマン「終わりなき戦い(1974)」の停滞フィールド(stasis field)。
フィールド内では、防護コーティングされてない限り、全ての電磁相互作用が止まり、全ての物体は、目で追えるくらいの速度を超えられない。飛び道具が無効になるため、戦闘では、斧を使って防護コーティングされた戦闘服を傷つけ合う。防護コーティングが傷つけば、中の生物もフィールド内では生きられない。という設定だったかな?
ガンダムなら、ミノフスキー粒子より、ソロモン攻略戦で使ったビーム撹乱膜が近いかも。
 
とおりすがり 2016/10/25 23:25
雪山で雪崩れを恐れて銃が撃てないってのは歴史が古い気がする。

はてブにて

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gryphon/20161025/p2

id:machida77 フランク・ハーバートデューン』も個人用シールドの普及で白兵戦重視の世界だった。この手のはswords-and-spaceshipsを探れば無数にみつかりそうだ。
 
id:IkaMaru ガジェットだけでいいなら、アーサー・C・クラーク『トリガー』は火薬を暴発させる機械・トリガーを世界中に拡散させて平和にしようとする科学者の話。アクション物ではないけど

id:tennteke RPGの「WIZARDRY」で、魔法封じのエリアがあって、そこを通ると敵味方魔法が一切使えなくなりました。他の階に移動するまでずっと続く。

id:kenzy_nkenzy_n ジョー・ホールドマンの『終りなき戦い』では停滞フィールドなどをうまく活用して戦術的に勝ちを得ていたのが面白い。(※コメント欄情報と同一作品)