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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

SF小説…『ワクチン注射を拒否する人は採用しない企業』の話。

あるとき、「はてなブックマーク」が急激についた記事があった。

ポコベン興業のワクチン拒否者を採用しない合理性がすごい。社長は見習うべき

そこには、同社の公式サイトの文章が紹介されていた。


『あなたは〇〇病を予防するワクチンの接種を、まだしていませんか?
大変申し訳ございませんが、 ポコベン興業では
ワクチン未接種者は採用いたしておりません。
それが企業競争力に直結すると 考えているからです』


以下、おおむねこのようなことが列挙されていた。

・ワクチンを打たない人は、打った人より病気にかかる可能性が高いと推定される
・その場合、その人は欠勤、病欠をする可能性が高くなる。それが業務に支障をきたす
・病欠にいたる前の段階で、体調の不良、悪化によって集中力を維持できなくなる可能性も高くなる
感染症の場合、健康な他の社員に感染をさせる可能性も高くなると推計される
医療保険などにおいて、企業の金銭的負担も増える。


そして、こう締めくくられていた。

…全員がワクチン接種に抵抗ない社員で構成するA社と、全員がワクチンを感情論や一種の信念によって拒否する社員で構成するB社が競争すると、B社は最初から不利な環境に置かれます。人口が減少に転じ、本格的な淘汰の時代に突入し、企業が厳しい競争環境にさらされている時に、わざわざ最初から不利な環境を受け入れるべきではなく、ポコベン興業はA社を目指すことで自らを防衛する必要があります。ポコベン興業は、顧客にご満足いただき、効率的な運営をすることで競争力を身につけようとしている発展途中の組織です。その構成員である社員の皆さんには、私たちの組織がより有利に戦えるようご協力いただきたいと思っております。


はてブは圧倒的多数が賛同し、この動きは社会的な広がりを見せるようになってきた。
ワクチン接種を拒否する人物、そういう親に育てられた子供たちは、就職や就学の際に困難を負うように、徐々になってきたのである……


それは不当な差別だ、と主張する人々の運動や、裁判をしようとする動きも一部で出てきたが、さて、どうなることか。
(完)

これはもちろん

星野リゾートの喫煙者を採用しない合理性がすごい。社長は見習うべき。
http://blog.asimino.com/entry/2016/02/28/tobacco-recruit
ブクマ
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.asimino.com/entry/2016/02/28/tobacco-recruit
実在する会社の公式サイト
http://recruit.hoshinoresort.com/tabacco/tabacco.html

がモデルでえす。



そして
この話を本日書いたのは

乳児の接種拒否で親権喪失 家裁決定「子の利益侵害」 | 2016/6/8 - 共同通信 47NEWS http://this.kiji.is/112959496274706435

を受けてのもの…と思われるだろうが、そのずっと前から構想はあった。
そもそも、上の記事では親権喪失の理由として、今回のワクチン拒否が「思想的ではない」ことを挙げているのだから。

家裁は、児相が昨年、母親の育児放棄(ネグレクト)により乳児を一時保護した経緯も重視。予防接種拒否の理由は医学・思想上の問題ではなく「児相職員への感情的反発」と認定した。

しかし、正直、「思想上の理由による拒否」のほうが厄介な気がするんだが…

それはともあれ、

「市販カレーに隠し味入れる」派から「ワクチン恐怖症」派までを繋ぐもの - maukitiの日記 (id:maukiti) http://d.hatena.ne.jp/maukiti/20160503/p1

のブクマにおいても

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/maukiti/20160503/p1
gryphon あたし、今後の予定として「喫煙者は採用しない」と表明して(はてブで)拍手喝采だった企業の方針を「ワクチンを打たない人は採用しない」という架空企業に置き換えてみようかと思っています(笑)

と。ネタバレそのまんまだな。

しかしながら、話はもっと大きいし、元ネタがあるのよ。

■「風疹予防には試験、入学、就職の資格に「ワクチン接種済み」を加えればいい」という議論 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130719/p4
■「コウノドリ」風疹編で再論…「企業、学校が就職・入学の条件に「風疹予防接種済」を入れればいい」 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131208/p2

自分はこれを提案した、あるブログを紹介しているのだが、ここでは70年代に猖獗を極めた「暴力的新左翼思想」の退治に範をとれ、とかたっている

http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/001a68943bdafd3f52479826a0a379c3
歴史を思いおこすと、・・・革マル派とか、ゲバ棒とか、そういった時代・・・彼らがあれだけ騒いでも、就職になる時期にはピタリと騒ぎが止まり、きちんとした服に着替えて、一部の例外はあったものの、ほとんどの善男善女は会社に通い始めた。
(略)。
あれほど主義、主張を突っぱねていた善男善女をあっという間に行動変容させることに成功した。
本気で結果を望むのであれば、同じようなことを疾病対策でやれば良いのではないだろうか。つまり、革マル派(=感染源)のままでは社会側は受け入れることを拒否するのである。
(略)
すべての医系大学の関わる人にお願いしたい。母校に働きかけて、母校の全学部における入学試験にワクチン摂取歴もしくは抗体価の提出を受験するのに必要な願書の中に義務づけるのはどうだろう。反対する理由がどこにあるだろうか?
その次に、私立中学、高校に (OBの先生も沢山いることだろう) 働きかけることができる。
すでに同級生が校長クラスになっている先生もいるだろう。学校医を務める先生もいるだろう。大学と同様、願書にワクチン摂取歴もしくは抗体価の提出を義務づける。どうせ、米国留学する時には必須なのだ。
そうして本丸である。風疹に限って言えばこの世代の予防が現在必須である。
一部上場、二部上場している会社にも産業医の方から働きかけをして入社に必要な履歴書に、ワクチン摂取歴もしくは抗体価の提出を半ば義務づけてしまう。
入社だけでなく、海外勤務などの異動の際には確認を必須とする。

 
さらに言えば、自分がこのテーマを追っていたのはさらにいうと「医学的・科学的判断」と「民主的正当性」の激突…「医学的判断が人権論や自由論、民主的手続き論より上に立つ矛盾」みたいな話で、これがよく「万引きという病気」「ギャンブル依存症」「マインドコントロール」などをこのブログで取り上げる理由であります。


『タバコの喫煙による健康リスクの増大は科学的に明白で、ゆえに喫煙者は、非喫煙者とは違った扱いを受ける』
に、はてなーの多数は拍手喝采した。
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.asimino.com/entry/2016/02/28/tobacco-recruit


『(※「ある種の」。種類によって濃淡の差はある)ワクチン接種を拒否することによる健康リスクの増大は科学的に明白で、ゆえに接種拒否者は、接種者とは違った扱いを受ける』
これにも、さらなる拍手喝采を!!!


と、ひとりのSF作家として語るのでありました。




一笑一笑。