こちらの続編となります。
小林健治氏が部落解放同盟を除名されていた?組坂繁之委員長と軋轢? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160329/p2
(略)
なぜ興味を持ったかといえば「小林健治」「組坂繁之」両氏とも、外部に名前を知られた有名な…いわば「スター性」「知名度」のある人だからだ。その一方が除名され、その一方が名指しで批判しているなんて、それ自体でびっくりですがな。
仮作成・時系列まとめ
2014年秋
解放出版社内で裏金作りが発覚し、関係者が解雇される。当事者は大阪の中央本部で行われた「調査委員会」に出席し、事実経過とお詫び、「着服金」全額の弁済を約束し完済した。
2014年10月2日
(バイト女性のメールによる)いきなり(女性)が自宅待機。知らない人から携帯に何度も連絡があり『解放出版からお給料を貰った形跡のある方、全員にヒアリングをする。誰とも接触するな』と言われる。
2014年10月3日
T井氏代理人の弁護士宛に、解放出版社代理人弁護士から書類などの返却、金の入金、『謝罪と経緯』(という文章を出したらしい)の内容が事実と違うのでそれらを修正せよ…と求める文章が来る。
2014年10月10日
出版・人権差別問題懇談会に、解放出版社・部落解放同盟中央本部の連名で「にんげん出版及び小林健治氏は、解放出版社及び部落解放同盟中央本部とは一切関係ありません」とのファクスが来る。また解放出版社の「T野」氏が複数の出版社に電話する。「自分は解放出版社の事務局長であり、事務方を決める権限がある」とし事務局の「T井」氏の交代を求める正式な通知として、『弊社の担当が、部落解放同盟中央本部と?解放出版社との協議により、T井からT野に変更いたしました』との文章が送られる。|
(※このあと暫くの期間、相互の代理人弁護士が書類を交換するが、煩瑣にわたるため略す。http://rensai.ningenshuppan.com/?eid=198 に現本の画像と思われるものが掲載されている。)2015年6月19日
中央執行委員会で“除名処分の発議”。これを報じた解放新聞記事によると『発議理由は、小林健治が解放出版社東京営業所の不正経理をしてきたA職員と共謀し、解放出版社からの多額の横領金をみずからが代表取締役である?にんげん出版の運営経費にあてるとともに、解放出版社東京営業所で雇用していたアルバイト職員をにんげん出版での業務に従事させるなど、不正経理の問題と深くかかわってきたことが、部落解放運動への背信行為であり、同時に社会的信頼を失墜させるものであるとした。なお、小林はこれらの事実、およびみずからが飲食した代金やタクシー代などを共謀したA職員に請求していたことをふくめて、昨年10月に実施された解放出版社調査委員会による事情聴取のさいに認めている』
2015年6月23日
部落解放同盟中央本部から中央組織規律委員会に、除名処分申請が行われる。|
2015年9月4日
部落解放同盟中央本部の『中央組織規律委員会』が開かれ、小林氏が8月11日付の「出席要請文」を受け取って出席し、異議申し立て書を提出。『中央組織規律委員の面々と論議し、質問を受け、一時間にわたって、「発議」内容が事実無根であり、意図的な企みが背後にあることを明らかにし、私の除名処分要求が不当であることを述べた』としている/また小林氏は『委員長・組坂の意を受けて、反知性主義的な主張を私に向けて行っていたのは、飯田敬文中央組織規律副委員長』だと批判した。
2016年1月27日
小林氏に、1月26日付の“中央組織規律委員会決定に関する通知”が届く。その通知には除名処分が決定されたと記されていた。
2016年2月4日
小林氏が解放同盟組織内手続きに従って、「除名処分に対する抗告申し立て」を2016年2月4日付で表明、中央本部宛に文書を送付。
※ほとんどの情報は、にんげん出版 http://ningenshuppan.com/ 内に連載されている小林氏の文章によるものである。
ゆえに、必然的に「小林氏の記述が正しいならば…」という注釈付きの事実関係となる。
ほかの情報が見つからないための、あくまで暫定的なまとめであり、ご了承ありたい。
部落解放同盟「糾弾」史: メディアと差別表現 (ちくま新書)
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