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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「矯正施設には、小学生の性犯罪者が目立つ」「ほぼすべての子が再犯する。先が見えない」…性犯罪の”治療”は可能なのか(石井光太)

本日のtogetterまとめです。

『性犯罪を「病気」「治療」に押し付け安心する危険』とは?〜ノンフィクション作家・石井光太氏のツイートから - Togetterまとめ http://togetter.com/li/940440







ぼくはリベラルというべきかラディカルというべきなのか、 「病気が原因での犯罪なら、その病気の人を罰してもしょうがない」という意識で一貫している。山での落石でけがをしたら、そこの安全対策は必要だが、その石を刑務所に入れたり、石を粉々に壊して『罰したり』はしないのと同様だ。



しかし、ここらへんを突き詰めていくと、人間の責任能力とか、自分の選択とかはなんぞや、という哲学的な問いになっていく。
法学的な解説も時々聞くが、正直分からない。

性犯罪もそうだが、「万引き」や「ギャンブル」、「宗教のマインドコントロール」このへんも含めて、です



こういう過去の記事と連動して、いると思っています。

■個性か病気か選択か。「新型うつ」「マインドコントール」「ギャンブル依存症」…etc(前編)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120429/p3
  
■万引きは「病気」じゃないか、という話…からいろいろ話題は広がる。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130110/p3 
 
オセロ中島氏を含め、やっぱり「マインドコントロール」って概念は使い方難しい&現在「弁護士のくず」でこのテーマをやってる
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130405/p5
 
統一教会信者を脱会させる”説得”に賠償命令…マインドコントロールと自由意志のあいだに
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140129/p2

ギャンブル依存症」をどう考えるか〜木曽崇氏のツイートより/「自由意志」を考える(4) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141120/p5

ちょっと、この話を追加したい。

そうだ、すごく誤解の危険性があることを承知でやるのだが…(丸山弁護士的危険)。




(ストーリーはこちら http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101008/p4 )


猛獣にたとえるつもりは毛頭ない。
ただ、脳か心か、なんとも専門知識がないから分からないが、自身で「選択」も「決断」もしようもないほどの、衝動が何か肉体的な特異性によって生まれ、それによって動いてしまうというひとがいたら、…やはり漫画コマでいう「自然(じねん)」な何か、という部分が少なくとも一面では存在してて…そこに道徳的断罪を持ち込めるかというと・・・ところが少なくとも社会は、フィクションなのかもしれないという疑念を持ちつつ、よっぽどの精神的疾患が観測できないと、やはりその行動に「責任」をもってもらうしかない。

寄生獣」の最終盤…ネタバレだから避けるけど、やはり「寄生獣は人を襲って食べる。それは悪なのか?」が問われる。そして主人公は、ある結論に到達することはご存知のの通り。その一方で、やはり”先天的な何か”を示唆させるような描写のある、「人間の殺人鬼」も登場する。

これも、寄生獣呼ばわりする意味じゃないよ。
だが、何かを考える”補助線”にはなると思う。