【真田丸】本能寺の変がわずか一分で終了!?ザワつく歴史クラスタ達 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/932625
三谷幸喜氏のインタビューを追っている人によると、基本は「真田が見ている光景」を軸に話が進み、遠方の事件はどんな大きくてもあっさり描く方針らしい。今回は、幸村が人質として安土に移住する姉に付き添って安土に上っているとの話になっていた。
しかし予告編を見る限り、この語は信長の死により権力の空白地帯になった旧武田領をめぐる争いが描かれるだろう、と。
これを世に、「天正壬午の乱」という……といっても、そう命名されたのは最近だ(笑)。
そういう戦争、権力闘争は事実として存在していたのに、それをひとつの戦争だとする『概念』がなかったのだよ。
しかし、ひとまとめにして命名されると、なぜか大きな存在感を発揮していく。それが概念の不思議さ。
「権門体制」とか「日台戦争」とか「アメリカ・インディアン戦争」とか「遣明使」とか「1946年憲法」「ヤルタ・ポツダム体制」とか、いろんな概念をいろんな論者が考えるけど、それが定着するかどうかは、その後の言論市場次第。
命名者は、togetterでこう語る。
…拙著『増補改訂版・天正壬午の乱』ですが、密林での予約が絶好調のようです。うれしい限り。私が2011年に初版を出した当時、「なにそれ?」「うっわー、マイナー」などといわれ、売れ行きも初動はよかったのですが、その後は動きが止まったものの、じわじわ売れ続け、結局1年半ほどで3000部が品切れになり、絶版となってしまいました。
「天正壬午の乱」は私が名付けた学術用語ですが、当時は「安易なネーミングだ」「わかりにくい」とネットではさんざん叩かれました。名前の由来は、すでに江戸時代には「壬午ノ役」などと名付けられていたのでそれを参考に名付けました。
ところがどうでしょう、今では何とゲームにも取り入れられ、知名度は5年前とは雲泥の差です。それにつれて、旧版の需要が増え、古書で値段が高騰する事態となりました。私の所へも悲鳴に近いお問い合わせが頻繁になり、「こりゃ再版しないといけないかな?」と思い始めました。
''でも売れるかなぁ?と心配もありました。そこへ来年の大河ドラマが真田氏に決定したことを受け、問い合わせがさらに殺到する事態と……
…って、このはなしは昨年6月にほぼ同趣旨のことを書いています。当時「センゴク」にも出てきたんや。
本能寺後の空白に、中部を舞台に徳川・北条・上杉が三つ巴!「天正壬午の乱」を君は知っているか(センゴクでも話題) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150602/p2
本能寺の変後に、徳川・上杉・北条が三つ巴!「天正壬午の乱」とは何か?命名者・平山優氏の名著が復刊 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/828159 @togetter_jpさんから
しかし、国民注目の番組、大河ドラマで「天正壬午の乱」が「天正壬午の乱」として登場するなら…ゲームにはなっているし、「センゴク」でも取り上げられたわけではあるが、ドラマ界においては「デビュー」なんじゃないかな、と思う次第だがや。
- 作者: 平山 優
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ドラマそのもののほか、一個人が提唱した概念・名称が定着していく過程としてみてもらうと、興味深いものがあろう。
【参考画像】「センゴク一統記」より。あくまで小牧長久手のプロローグ、という位置付けではありますが、重要な転機が「天正壬午の乱(の和平)」だった、と徳川家の軍議という舞台設定で描写されています。@HIRAYAMAYUUKAIN pic.twitter.com/P1pTCg6j8e
— gryphonjapan (@gryphonjapan) 2015, 5月 29