多くの犠牲者に、まずは何よりおくやみを申し上げたい。
イスラム国やテロリズムに関して、いろいろと思うこともあるが、まず夢枕獏氏が、オウム事件を見て思った言葉を紹介したい。
夢枕氏は、自身が宗教をモチーフにした作品を多く描いており、「宗教は、世俗的な正義を超越する」といった考え方にも、心惹かれることを隠さない。
だが、その上でこういう(大意)。
「彼らは『正義』か『悪』か以前に、無差別殺人をする以上『僕の敵』なのだ」
と。
この文章を確認したくて検索したら
http://www20.tok2.com/home/gryphon/JAPANESE/BOOK-DIARY/diary.htm
というのがヒットし、獏氏のこの発言を
『福田恆存の「常識に還れ」という言葉を彷彿とさせる』
と評していた。
いいこと言うなーと思ったら、俺がブログを始める前にサイトに書いていた文章だったよ(笑)。
「本日も夢見ごこち」「猫待ち月夜」という書名が挙がっていた。エッセイ集だね
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: あんず堂
- 発売日: 1997/10/01
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ダーイシュ(イスラム国)の犯行声明
〔フランス〕イスラム国(IS)パリ同時多発襲撃事件 声明 全文 http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/11/15013254.php
アッラーはこう仰せになった:
「彼らはその砦のみでアッラー(の攻撃)から守られるのだと考えていた。だがアッラーは彼らの予期せぬ方向から襲い、彼らの心に恐怖を投げ込み、信仰者たちと一緒になって、みずからの手でかれらの住まいを破壊した。ゆえに、見る目を持つ者よ、訓戒とするがいい」【コーラン・集合章(アル・ハシュル):2】その成功がアッラーによって可能となった賞賛すべき戦闘において、カリフ国の兵士たち(アッラーのお力添と御助力を彼らに与え給え)からなる信仰者たちのグループは、淫売と悪徳に満ちた首都、ヨーロッパの十字架の主導的な保持者−パリを標的としたのだ。信仰者たちのグループは、世俗的生活と決別し、アッラーの御為に自身の敵によって殺されることを自ら望み、進み出たる青年たちであり、その宗教を信じ、その預言者(彼に祝福と平安あれ)、その盟友を支持してこれを遂行した…(後略)
そのとき、あの歌が…
フランスのパリにおけるテロで避難中の一般市民が、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を歌い出し、大合唱となった。こうなった時のフランスの「団結」は恐ろしいぞ。 https://t.co/C9dUCz8z4O
— ゲーテ&ワーグナー支持者 (@eikouarucroatia) 2015, 11月 14