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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

押井守氏も「選挙行かない系」の人だった…たぶんゆうきまさみ氏と、そんな点でも肌合いが違う(推測)。両者、著書とムック発売

実写の「パトレイバー首都決戦」、残念ながら見に行けなんだ。
まあWOWOWでの放送とかを待ちますよ。
で、押井氏はこんな本を最近出した

世界の半分を怒らせる

世界の半分を怒らせる

風立ちぬ」は宮さんのエロスの暴走、「エヴァ」は庵野ダダ漏れ私小説だ!

「雑誌には書けないことを書く」ために始めた、押井守、個人メールマガジンの書籍化。「映画監督は、世の事象について語るべきではない」という自らの禁を破り、巨匠・押井守が吠えて吠えて、吠えまくる!
MV-22オスプレイ配備問題/中国反日デモ激化/オバマ大統領再選/庵野秀明監督「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」/宮粼駿監督「風立ちぬ」/アカデミー賞北朝鮮ミサイル発射事件/ボストン・マラソン爆弾テロ事件/第66回カンヌ国際映画祭/宮粼駿監督引退記者会見/TPP参加騒動/特定秘密保護法案/安倍晋三首相靖国参拝問題/AKB48握手会襲撃事件/2014年ブラジルワールドカップスコットランド独立住民投票
内容(「BOOK」データベースより)
北朝鮮オスプレイ、TPP、宮崎駿エヴァンゲリオン―。「映画監督は、世の事象について語るべきではない」という自らの禁を破り、巨匠・押井守が吠えて吠えて、吠えまくる!

で、新聞に載った著者インタビューを呼んだ。そのメモから引用。

…自分の仕事は「妄想と予感」を作品にすること。現実には虚構を通じてしか関わらない。そんな考えから政治的発言を控えてきた映画監督の押井守さんが、時事問題を語るメールマガジンを配信し始めたのは3年前のこと…メルマガの連載コラム「時事砲弾」を2年分まとめた新著…
(略)
天皇も戦犯も特攻隊員も被爆者も同じ「悲惨な戦争の被害者」と位置付けた結果、日本人は歴史から遊離し、原理原則のない戦後が生まれたと説く。
 「そんなご都合主義の『戦後民主主義』も、戦争まみれの核大国がよこした『平和憲法』も相当に怪しい。まして理念も政策もそっちのけで人気取りに終始する今の政治は、民主主義でも何でもない。だから僕は選挙に行きません。イカサマな戦後のイカサマな民主主義に手を貸すくらいなら、好き勝手を言っていた方が社会に貢献できる


あ、押井さんも、選挙に行かない系のひとか…これ、なんとなく「さもありなん」だわす。
これ、ただの印象論。


自分の棄権についての倫理的考察はこちらに。

■「選挙に行く・行かない」の是非に関する、原理的な議論 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090902/p5

キケン(棄権)な話。〜総選挙を前に、浅羽通明「思想家志願」から http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121213/p3
 
あずまん、謎の団体…「白票」の話題、選挙の定番だが、再度考えてみた - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141206/p3


で、ついでながら

パトレイバー」実写映画企画、目撃証言多数。「パトレイバー生みの親」たちの対立も、また才能の証か。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130805/p3
 
パトレイバー」映画化進行中。23年前、他のメンバーが押井守を語ったあれこれ(COMIC BOX) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131218/p5

であるように「パトレイバー」という作品世界の把握において出渕裕とならんでゆうきまさみ氏は、押井氏とかなり距離がある。
それは個人的感情としての好き嫌いとかなんかとは次元が異なる話なんだけど、ただ、両者の「肌合い」の違いとして、たとえばゆうきまさみ氏は「選挙の棄権」をよしとする発想みたいなのはないと思うのです
繰りかえすが、それはアーティストとしての思想の上下とはまた別。
さらにいうと、「ゆうきまさみは棄権を良しとしないだろう」というのにまったく直接的なエビデンスはありません(笑)。自分がエッセイ漫画やツイートなど、直接的な意見表明を含めたゆうき作品(フィクション)を読んで、漠然と感じた感想です。
だから違ってたらすいません。
伊集院光もマヨネーズが好きな見た目をしてて、その実は嫌いだとか(一緒にするな)。

そんなゆうきまさみ氏を研究するムックがついにあす発売(一部は既に店頭に?)

デビュー35周年を迎えた漫画家・ゆうきまさみを大特集。
ロングインタビュー、羽海野チカ荒川弘との鼎談、高橋留美子安野モヨコ
京極夏彦らの寄稿のほか、初公開の貴重な資料も満載!

【主な内容】

ゆうきまさみ 3万字ロングインタビュー

■描き下ろしマンガ「1分でわかる ゆうきまさみ

■1985年発表、単行本未収録マンガ「SHIGEKIほ・し・い?」

■1979年発表、幻の同人誌作「無益超人どコンジョー3」

■『白暮のクロニクル』丸ごと1話分のネーム公開

高橋留美子安野モヨコ藤田和日郎とり・みき出渕裕
高田明美こざき亜衣松浦だるま吉田戦車小川一水森博嗣
京極夏彦、前田司郎(※登場順)による寄稿

スペシャル鼎談
【PART 1】羽海野チカ×荒川弘×ゆうきまさみ
【PART 2】とまとあき×川村万梨阿×ゆうきまさみ

片桐仁パトレイバー]を語る

……その他、仕事場訪問、パロディ解剖、脇キャラ名鑑、詳細年譜、作品リストなど、
資料的にも超充実の内容です!
著者について
漫画家。1957年、北海道生まれ。1980年デビュー。
究極超人あ〜る』で星雲賞マンガ部門、『機動警察パトレイバー』で小学館漫画賞少年部門受賞。
近作に『白暮のクロニクル』『でぃす×こみ』。