まず新連載「東京東京おさんぽがーるず」を紹介。
http://www.younganimal.com/magazine/list/?id=osanpo
東京の下町に住む主人公・湊谷野々花(みなとやののか)は、ちょっぴり大人しい大学一年生。入学してからなかなか友達の 出来ない野々花は、ニッポン大好きな女の子・古賀(こが)アレクサンドラと出逢う。散歩が趣味で、同じ大学に通うふたりは、"おさんぽ部"を創ることになり───!?
という作品が、ヤングアニマルで始まりました。
まあ、
・かわいい女性が主に出演
・やや流行とは離れた、マニアックな趣味を持つ
・彼らがサークル、グループを作り、物語の中でその趣味の薀蓄を兼ねて詳しく紹介
・その趣味にちょっと引け目を感じる消極的な子もいたり、逆に屈託なくそれが大好き!と表明する積極的な子もいて、主に前者が後者によって癒される
……というようなパターンが、何度目なんだ、という思いはちょっとあるんだけど、いまさらそれをいう話ではなく、上のようなパターンは例の「ジャンル化」したんじゃないか、とも思うのですよ。
まあ、「東京名所のさんぽ」はそんなに特殊な趣味でもないが、スノボやテニスほどに若者らしい趣味とみなされてるわけじゃない。
ある種のコンセプトが、ひとつの「ジャンル」になっていく流れの一環としてみていくと面白いんじゃないでしょうか。
東京名所を見るなら、上野公園から始めよ!!「旅マン」のように。
物語は、ただで見るものが一杯あることでは帝都随一の恩賜公園、上野から始まる。
上野にある花岡稲荷神社は「鳥居のトンネル」があるのか。
「千本鳥居」というのですね。
http://matome.naver.jp/odai/2139149808107045601
なんでも映画「キル・ビル」にこの光景が出てくることもあって、ここでその映画のシーンを再現したいとか観たいという外国人も多いそうな。
でな、勝手な感想なのだが「上野からスタートする、名所ガイドを兼ねた散策漫画」となると、自分は勝手にこれを連想する。
一度、上野へのリスペクト記事の中でこれをくわしく紹介してます。
上野公園を愛す。桜が咲いても、終わっても。〜そして「旅マン」(ほりのぶゆき) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130330/p2
旅マンは、作者お得意の特撮ヒーローもの(それも第二次怪獣ブームのやや低予算っぽいやつだ(笑))パロディを駆使して、大手町からスタート。毎回、少しずつ旅の距離を伸ばし、しかも日帰りで帰ってこなければいけない・・・というルールを設定(しないと旅マンは体内のエネルギーが切れて死ぬ)した上で描いていくのです。
- 作者: ほりのぶゆき
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このゲーム性のある旅マンルールは、面白い一方で「東京」を早々と離れることになってしまったのであります。それに特撮キャラのパロディ、ヒーローと悪玉のタッグでは、日本風黒髪ショートカット美女と外国の金髪ロングヘアー美女による女子大生タッグには勝てまい(笑)
「旅マン」はそれほどの大ヒット漫画にならず、全1巻の作品だったが、おさんぽがーるずが、その意思をついでくれることを期待したい。
しかし「東京さんぽ部」まだ甘し!!上野に行ったら、帝都のシンボル「シロナガスクジラの実物大模型」をなぜ観ない!!某アジアの子供たちは参拝したぞ(マージナル・オペレーション)
みよ、帝都の鬼門を護りし守護聖獣の雄姿を!!!(いつからそうなったんだ)
巨大な建造物はアレキサンドリア、バグダット、長安の昔から、国威を発揚し、外国に王の権威を示すという目的が疑いようも無くあった。
この「マージナル・オペレーション」では、いろいろあって少年兵を率いる傭兵団というか、民間軍事会社の日本人主人公が、つかの間にでも日本を観光させてあげたいと上野につれてきたのだ。
うむ、正解だ。
まさにこのくじらを見れば、皇国の勢威を百万言費やさずとも分かり、彼らは大亜細亜の盟主・日本をアレするだろう…
もっとも、次の号では彼ら彼女は自由行動でアキハバラに勇んで観光に行った。
…堕落と悪徳の都ソドムとゴモラの光景を見て、聖戦の決意を固めたかもしれない(笑)。
シロナガスクジラ
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/permanent/outdoors/
現在地球上に生息する最大の動物です。全長30mの巨体を海面から深く潜行させようとしている姿を再現しました。2013年夏の修復では、最新の研究成果に基づき胴体に斑紋を散在させ、眼球を塗装によるものから義眼に変更し、「感覚毛(洞毛)」といわれる体毛を頤(オトガイ)、上顎の口縁、噴気孔の周辺に配しました。
2013年にマイナーチェンジしていたとは。
というか、自分が以前作った上野公園の名所(無料で見られる場所限定)の紹介動画、結構良くできてるぞ。東京さんぽ部もこういうのを参考にしなさい。
これも、ゆるやかなナショナリズムを謳う「日本SUGEEE」ものの一環でもあるよ(断言)
「東京の名所に新鮮な感動を覚えるには外国人のキャラクターのほうが適役だからだ」みたいなエクスキューズを言うかもしれませんが、そうじゃないだろうな(断言)。というか、正確にはそれも確かにそうなんだが、それはほかの「日本SUGEEE」作品でも言える訳だし。
というか日本よりさらに偏狭な「帝都ナショナリズム」ではないか
こんなに堂々と「東京SUGEE」と登場人物に自画自賛(それも欧米人に賞賛させる)というナショナリズム。シンタロー・イシハラは、とんでもないモンスターを作り上げやがった……
などとパロディ的についつい筆が進むが、これまたそんな単純なものでもありません。
この続きは、いつか時間や体力、暇があったら書いてみたいと思います。
そのときにはこういうのをまとめて…
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東京おさんぽがーるず、最新作は築地市場と築地本願寺を紹介。そのチョイスはみごと。
あの築地本願寺は、さまざまな魅力と歴史のドラマがある舞台なのだ。そして見た目もとにかくスゴイ!!!
帝都における、うつし世の極楽浄土。
http://tsukijihongwanji.jp/
ようこそ築地本願寺のホームページへお越しくださいました。
築地本願寺は、お寺の中でも「ちょっとユニーク」といわれます。
このホームページや、実際に築地本願寺にお越しいただいたことをご縁に、お気軽に、少しでも浄土真宗や親鸞聖人の教えにふれていただける機会となれば幸いです。外観
簡単に自己紹介をいたします。築地本願寺は浄土真宗本願寺派のお寺で、京都の本願寺(西本願寺)が本山です。
創建時は浄土真宗本願寺派の全国各地にある別院「築地別院」として建立されました。
そして2012年4月1日より、ここ東京首都圏の拠点として直轄寺院となり、正式名称が「築地本願寺」と改められました。
http://www.geocities.jp/choumyouji/okyou.html
もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて、一心に阿弥陀如来、われらが今度の一大事の後生、御たすけ候へとたのみまうして候ふ。
たのむ一念のとき、往生一定御たすけ治定と存じ、このうへの称名は、御恩報謝と存じよろこびまうし候ふ。この御ことわり聴聞申しわけ候ふこと、御開山聖人(親鸞)御出世の御恩、次第相承の善知識のあさからざる御勧化の御恩と、ありがたく存じ候ふ。
このうえは定めおかせらるる御掟、一期をかぎりまもりまうすべく候ふ
まもなく桜の季節。上野公園の最高の季節。
開花予想データ
http://www.ajisai.sakura.ne.jp/~tabi/rink/01ueno.htm