この日に読み直した、アメリカ大統領候補の「敗北の弁」 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140210/p2
という記事を出してから、1年も経ってないよ!!
それでも再度紹介する価値はありましょう。
元は
「次の大統領に全力で協力する」 マケイン候補敗北宣言・全文翻訳 (gooニュース) - goo ニュース http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20081107-02.html
。
(略)…オバマ氏と私は、色々と意見が異なり、議論を続けてきました。勝利したのは彼です。意見の食い違いは、これからも残るでしょう。私たちのこの国は困難な時代に直面しています。そして私は全力を尽くして、彼がこの国を導くのを手伝うつもりだと、オバマ氏に約束します。
私を支えてくれた全てのアメリカ人にもお願いします。私と一緒になって、オバマ氏をただ祝福するのではなく、この国の次の大統領を応援し、協力できる方法を探してほしいと。互いに譲り合い、私たちの子供たちや孫たちに、より強くてより良い国を残せるよう、共に努力する方法を見つけてほしい。
どういう違いがあろうとも、私たちはみな共にアメリカ人なのです。この共通項ほど私にとって大事なものは、ほかに何もありません。それを信じて下さい。
今晩がっかりしているのは、それは自然なことです。しかし明日になれば、私たちは今夜の落胆を乗り越えて、この国がまた動き始めるように協力しなくてはならない。私たちは最善を尽くしたのですから。
目標には届かなかったが、失敗は私のものです。皆さんではありません。
みなさんが私を支え、あらゆる形で私に尽くしてくれた。みなさん全員に深く感謝します。これとはまた違う結果が出ていればとは思います。道のりは最初から困難だった。しかしみなさんの支援と友情は決して揺るがなかった。みなさんにどれほど恩義を感じているか、十分な言葉にはできません。
(略)
この大統領選は今までもこれからも、私の人生最大の名誉であり続けます。そして次の4年間、私たちを導くという光栄を与えるべきはオバマ上院議員と、私の古くからの友人ジョー・バイデン上院議員だと決断する前に、アメリカ国民はきちんと、私の言い分を聞いてくれた。その経験をさせてくれたアメリカ国民に、私の心の中には感謝しかありません。
(略)
私の心の中には、この国を愛する気持しかありません。この国と、この国の国民全てを。私を支えた人も、オバマ氏を支えた人も。かつて対立候補だった人、次の私の大統領になる人に、私は神の祝福を祈りたい。
そして選挙戦中に何度もそうしてきたように、私は全てのアメリカ人に呼びかけます。現在の困難に絶望せず、アメリカの可能性と偉大さをいつでも信じるように。なぜならこの国では、不可能なことなど何もないからです。
アメリカ人は決して諦めない。決して降伏しない。私たちは歴史から逃げない。私たちは歴史を作るのです。
ありがとう。神の祝福を。そして神がアメリカを祝福しますように。みなさん本当にどうもありがとう。
まあ、いろいろ異論も出るだろうな。
「こういっておきながら、アメリカの議会はそのマケイン上院議員も含めて激しい党派間の政争を繰り返しているではないか」
「どこまで本心なのか。ただのタテマエだろう」
「祝福する相手がオバマだから成り立つんだ。日本では勝ったのアレだぞ、アレ」などなど…。
そうかもしれない。
真似しろというつもりはない。
まあ、ただ置いとくわ。