ここに完結 『獅子の門 鬼神編』
獅子の門 鬼神編
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- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/03/19
- メディア: 新書
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装画=板垣恵介
カバーデザイン=奥沢光雄
3月18日(火)発売予定!
著者=夢枕獏 書名=獅子の門 鬼神編目次
序章
第一章 郡狼の旗
第二章 拳獣戦争
第三章 投神
第四章 帰還
第五章 因縁の河
第六章 牙と花吹雪
第七章 野獣の森
終章 風やまず
あとがき発行=カッパ・ノベルス(光文社)
奥付発行日=2014年3月20日
定価=940円+税
SBN978-4-334-07721-1初出 「小説宝石」2011年7月号から2013年10月号
3年前に亡くなった父親が、わが蔵書の「獅子の門」を勝手に読んで、「こりゃおもしれーわ」と喜んでいたが、完結に間に合わなかったねえ。
夢枕獏氏は「自分は一生アイデアに困らない」「いま脳内にある物語を書く時間を計算したら、どうやっても書ききれないから」と公言している。そして正直、その言葉にややリアリティが出てくるような年齢にもなられた。
なんだかんだと生産量が衰えているわけでもない、これ以上を求めるのはわがままだろう。「獅子の門」や「大江戸恐龍伝」の完結はボーナス。
あとはただただ、自然に身を任せる。それぐらい達観する。佐藤大輔ファンも田中芳樹ファンもそう達観すれば、世界は平和になるだろうよ(笑)
この記事のタイトルは「旅路の果て」と書いたが、実は氏の文章ではかつてこう書かれていた。
「旅の物語は、すべて『未完』と記されるべきである」