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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日1.4新日東京ドーム。木谷オーナー「流行ってる感を無理やり出したら流行ったよ!」


つうことで今話題のインタビュー…

■買収後売り上げが激増 プロレス人気再燃を新日オーナー語る
http://www.news-postseven.com/archives/20140102_234363.html

 新日本プロレスが一時の人気低迷から脱却し、今や若者のデートコースに「プロレス会場」が組み込まれるほどなのだという。仕掛け人はトレーディングカードなどを手がける「ブシロード」の木谷高明社長。2012年に新日本プロレスを買収し「世界一のプロレスカンパニーを目指す」と豪語した木谷氏に、プロレス人気再燃の理由を尋ねた。
 
「うちが子会社化する前の新日本プロレス(以下、新日本)の売り上げは11億4000万円。それが今期は25億円まではいくでしょう。この2年間でお客さんも倍になりました。1月4日……去年の倍以上のスピードでチケットが売れていますから。ふふふ。どうやったと思います? 実はね、流行らせるために“流行ってる感”を出したんですよ
 
「…“近い将来もっと盛り上がっているだろう”と思ったら人はそれを買うんです。欲しくならない状態はその逆。これまでのプロレスは流行っていなかったから人気が低迷していった。
 子会社化してからはTVCMや雑誌で広告を出しまくり……車体広告と駅の看板広告など……狙いは会話をさせること。今の日本に隠れプロレスファンっていっぱいいるんですよ。ただ、彼らは堂々とファンだといいづらくて……デカデカと広告が出ていれば“今朝、山手線で見たんだけど”って話がしやすい……コアなユーザーがライトなユーザーを拒絶していたがために、プロレスが衰退していった面もありました。僕は“すべてのジャンルはマニアが潰す”と思っています……

ダナ・ホワイトが「UFCみたいに格闘技団体を成功させる方法?…まず先行投資で25億円失いなさい」と言ってたな(笑)。
いかに、ぎりぎりまでカネをぶっこんだかは、ここに詳しい。

http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-559.html

ダナ・ホワイトの昔話。The Globe and Mail より。

(略)
いまだから言えることだが、最初の4〜5年の惨めさったらなかった。言葉では説明できないくらいひどかった。…(略)
みんなに見下されたし、Zuffa赤毛の継子だといわれたよ。みんなが言っていた。うまくいくわけがない、カネをどぶに捨てている、酷いアイデアだ、フェルティータはダナの話なんか聞くからだ・・・
(略)
ビジネスは堅調だった。でも、4400万ドルの赤字を返せる程には堅調ではなかった。あまりにも巨額だ。ある日オフィスにいると、ロレンゾが電話をしてきて言うんだ。「ダナ、これ以上は無理だ。もうこの事業でこれ以上の赤字は出せない。やめなきゃならない。何かできることがないか、キミも考えてくれないか。いくらか資金を集めることは出来ないか?」
(略)
。「また明日、電話するよ」。そこで自分は、経理責任者を呼んで言ったんだ。「なあ、そろそろ店じまいだ。」翌朝、ロレンゾが電話を寄越した。「もう少し続けるとするか」

そこからは3倍働いた。寝なかったし、食わなかった。UFCを成功させるんだ。

(6ヶ月後、ジ・アルティメット・ファイターの企画ができあがる)

みんなに売り込んださ。スパイクTVにしても、こっちが金を払わないと放送してくれなかった。


そのお金を、どうやって使うのが「メジャー感」につながるのかって問題もあるよな。電車広告に使うのか、リアリティショーを放送するのか、会場にクレーンカメラを備え付けて独自映像を抑えるのか。


主力選手をサイパンで合宿させて、
記者会見を屋形船でやって
土産にメロンを持たせるという「流行ってる感」の演出もある。



目ン玉とび出る金銭感覚!!!!



「流行ってる感によって流行る」現象を風刺した藤子・F・不二雄の漫画「オヤジ・ロック」ってのもあった。

試合が終わったら、グレート・ムタのことを語りたい

てな気分。